✔️知識0から学べる資本金について
今回は、法人を設立する際に「資本金」というものが必要になります。
そこで、資本金について解説していきます。
【資本金とは】
また、資本金は会社のホームページなどに開示する際は、資本金が少ないと事業規模が小さいと見られることもあります。
つまり、資本金が信用力のバロメーターの1つになると考えていいでしょう。
ですが、今の日本の企業は「99%がオーナー企業」つまり株主であり代表取締役ということになり、もし資本金が少なくなれば自分自身のお金を会社に資本金として入れる事ができるので、資本金が必ずしもビジネスの規模や信用力を表すわけではありません。
以上が資本金の解説になります。
次に、資本金はどういったところに繋がってくるのかを解説します。
【資本金の役割】
先程の話でも、資本金が信用に繋がるといった話をしましたが、銀行は特に資本金を重視しています。
今は会社を設立するのに資本金が1円から設立できるのですが、資本金が千円、1万円の会社は銀行からの信用に欠けるため、通帳を作れない場合などがあります。
また、事業を拡大する際などに銀行からお金を借りるために受ける融資の審査の時に銀行マンは、決算書の資本金が含まれている「純資産の部」というところに非常に注目します。
例えば、1期目に100万円の赤字が出た場合、資本金300万円の会社に対して銀行側は「まだ200万円残っている」と考えます。
一方、資本金が1万円の会社に対して銀行側は「もう、すでに99万円たりなくなっている」と考えるため「債務超過」になった会社として見られ、審査が非常に厳しくなってきます。
資本金を1000万円未満で会社を設立すると、1期目と2期目の消費税が原則として免税されます。
年間に納める消費税が2年間も免税になるということは、かなりの節税ができるということになります。
これは銀行以外でも社会的に資本金によって信用度が変わってくるということです。
例えば「資本金800万円以上でないと取引しない」などの会社も存在します。
その他にも、ネット物販をする場合は資本金が小さいと不安で購入しないといった方がいたりします。
ビジネスによっては国などの許可を取得しないとスタートできないというビジネスが結構あります。
その許可の1つとして、自己資金が2000万円準備しなければスタートできないという条件があります。
そのため準備できない場合には許可が下りず、ビジネスをスタートさせることができません。
以上が主な資本金の役割になります。
最後に、資本金はどれくらい入れるのかについて解説していきます。
〈資本金はどれくらいに設定するべきか〉
今年の2月〜4月までの3ヶ月間の間に会社設立をした530社の内、68.9%が100万円以上の資本金を入れて会社設立しています。
そのため、100万円以上準備すれば対外的にも信用力があると考えていいでしょう。
また、注意しなければいけない点として、自分1人で資本金を入れて従業員も代表取締役である自分だけだとしても、資本金として会社に入れたお金は自分のお金ではないため、自由に使うことは絶対にできません。
そのため、自己資金の全てを資本金として会社に入れることは絶対にやめましょう。
資本金を増やしたい場合は、増資という形で後から追加することも可能なので、そこも理解して資本金を設定しましょう。
【まとめ】
今回は、資本金について解説しました。
資本金が、会社の信用力に繋がるといいましたが、資本金が会社の全ての信用力を表すわけではありません。
そのため、資本金が多ければ良いということではないので、そこもよく理解して資本金を設定しましょう。
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