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01 デジタルクリエイティブにアナログの要素を持ち込むことによるアイディアの転換|没案集!

視覚伝達情報設計研究室(通称:視伝研)とは

UXUI+αを楽しく研究するチーム

株式会社ゆめみのUXUIデザイナーを中心に設立した、UXUI+αを楽しく研究するチーム。
毎月一つ*のテーマを決め、チームとして提案を行います。
その提案は基本的にnoteを通じアウトプットしていく。
*テーマの進捗により期間は伸びる場合もあるます
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没案とは?採用案って何?

テーマをもとにメンバー個々にアイデアを持ち寄るのですが、没案となったアイデアを簡単に紹介したいと思います。
採用されたのはこちら↓

【2022年6月開始 テーマ01】
デジタルクリエイティブにアナログの要素を持ち込むことによるアイディアの転換

案1:写真アプリ+アナログ要素「切手」

概要
写真SNSアプリにアナログ的要素として切手(送料)の概念を導入。撮影した写真に様々な思いによって任意の枚数の切手を貼る。
サービスの特徴として、貼った切手の金額によって公開範囲が変わり、多く(高額分)貼るほど遠いところの人へ写真が届く。
切手は毎月切手シートとして決まった額面が配られるが、使い切った場合も補充はされない。

  • 切手と公開範囲の想定例

    • 1枚:63円で同一県

    • 2枚:126円で同エリア(関東、近畿とか)

    • 3枚:189円で日本全国

    • 5枚:315円でアジア

    • 10枚:630円で全世界

また、切手は国によって異なり、見たことのない切手との出会いにによってのエアメールが届くワクワク感を持てる。
「この風景すごいけど、どこの国?」→写真を裏返すと切手と送り先の国(+県)、ユーザー名が確認でき絵葉書を裏返す様な楽しさがある。
高額の切手を貼る写真は限られてくるので、海外・遠方の人からの写真の希少価値は増し、絵葉書のような世界観ができる。

案2:デジタル本屋

デジタル空間の本屋のイメージ

概要
RPGゲームのように本屋を歩き気になる本を購入できる。現実の本屋のように、空間を彷徨いながら、欲しい本を探したり、たまたま目に入った本が気になって買ってしまうような体験をデジタルで目指した。

本屋そのものをデジタル空間に作る
デジタルとアナログの本体験の違いは以下と想定。
デジタルの本屋(amazonなど)はいかに効率よく自分が欲しい本を買えるか?が趣旨→買うことが目的。
アナログの本屋は、「本屋」という空間を彷徨いながら本を見つける→本屋に行くこと自体が目的。

世界中のいろんな本屋に入れる
本屋ごとに規模や貯蔵している本が変わるので、好みの本がありそうな本屋を選んで入る。
ここに関しては、実際の本屋が運営するでもいいし、本好きな人が自分の本屋を開いてもいい。
本屋の大きさによって置ける本の数も限られる。

本屋の中を歩き回って本を探す
デジタル本屋の中を歩いて本を探さないといけない
本を検索するちと、本がある棚がマッピングされ、そこに向かって歩いていく。
その途中の本棚をすれ違うと、その本棚のカテゴリと棚にある本がランダムに表示される。
棚のスキマにたまにクーポン券が落ちている。

一緒の本屋に来てる人におすすめ本が聞ける
普通の本屋と同じように本屋にはお客さんが来ている。その人たちのおすすめ本が閲覧できる。
ある程度ジャンル別にこだわりの強い本屋があると、同じ本屋に来ているというだけで一つの繋がりになる。

うろつく要素
毎回中に何があるかわからない、アイテム・クーポン
図書館の中の棚を自由に動かせる。
=みんなが場所変えちゃうので毎回配置が変わってる。

案3:お仕事中にも癒しを。動物(ペット)をモバイルに反映するアイディア

概要
PCがメインの仕事では文字や機械的な画面ばかり見ることが多く、
疲れた際の癒しが少ないと考えた。そこで、動きを感知してPCに反映できる特別なハムスター部屋(飼育カゴ)を制作。飼育しているハムスターをイラストに変換し、実際のハムスターの生活の様子をPCの背景画像(動画)にする。離れていても飼育しているハムスターを感じられて癒されるようなアイディアにしていきたい。

案4:デジタル環境で「物への愛着」を持てるツール

概要
作業環境をビジュアル化してシェアできるお絵描きアプリ。
デジタルの画材(ブラシ)に道具としてのビジュアルを与えることで愛着を持てるようにする。よく使うツールが画材としてサムネイルになり、まるでアトリエの写真を見せるようにシェアできる。SNSで自己表現のツールとして机を見せたり、お絵かき練習中の人たちが神絵師の机を見て楽しむことができる。アナログでは存在しないものに対してアナログ的な愛着を
デジタル画材の便利さはそのままに、道具としての姿を与える事で愛着を与えたい。

  • 有名画材メーカーの描きごこちを再現したツールを使うもよし、自分でカスタマイズしたオリジナル画材を使うもよし。画材屋で好みの鉛筆を選ぶ感覚でツールを選べる。

  • アナログではできない、きらきらしたエフェクトやパーティクルなどの効果ブラシは、エアブラシや箔・ラメのような見た目に。

  • その組み合わせのツールを使ってどうやって絵を描くのか、タイムラプス動画も一緒に公開できる。


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