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ディズニー『悪魔バスター☆スター・バタフライ』幸せなんて考えたら負けや

ぶっ飛んだアニメが放送されているディズニーチャンネル。

ディズニーアニメは啓蒙的なことも多いですが、ディズニー・チャンネルになると話は別です。

ずっと見ているわけではないのですが、刺さったセリフがあります。

幸せなんて考えたら負けや

『悪魔バスター☆スター・バタフライ』に登場したセリフです。

『悪魔バスター☆スター・バタフライ』

『セーラームーン』『ドラゴンボール』など日本アニメの大ファンであるダロン・ネフシーが制作したぶっとんだアニメです。

全77話、4シーズン続いた人気シリーズ(2015年~2019年)です。

異次元の国から地球へ留学にやってきたスター・バタフライは魔法を使うことができる女の子。性格はぶっ飛んでいます。アメリカにあるマルコ・ディアスの家にホームステイにやってきたスター。スターとマルコの冒険と戦いを描いたアニメ作品です。

絵の感じがディズニーっぽくないので、最初は「変なアニメだな」と敬遠していました。

最大の特徴は、ヒロインがばりばりの関西弁を話すことです。日本版『悪魔バスター☆スター・バタフライ』では世界観の表現で関西弁を利用しています。

異世界人:関西弁
地球人:標準語

スターの故郷の住人は全員関西弁を話します。それに対し、地球人は標準語を話します。

不思議なアニメだな、と思っていましたが、あるエピソードで見方がガラッと変わりました。

そのエピソードがこちら。

15話(シーズン2:第2話)「ぼくらの未来」

留学先のアメリカの学校で進路に関する面談がおこなわれます。

スターの同級生たちは夢について考えます。と同時にスターも面談に参加します。

ですが、スターは異世界の王女です。つまり、自分の国で王位につくことが決まっています。

自分の進路を好きに決められないスターは幸せについて悩みます。そして、母である女王に長距離電話でこんな感じの相談をします。

「幸せってなんやろな」

女王がこう答えます……。

「幸せなんて考えたら負けやで。」

「エッ!!!?」

幸せなんて考えず淡々と生きる

めちゃめちゃ衝撃を受けました。

『シンデレラ』のような夢を信じるアニメを作っているディズニーからこんなメッセージが出るのか。

ハッキリとフレーズは覚えてないんですが、このようなことを言っていたように思います。

「幸せになりたいなんて考えず淡々と生きる」。

そして、そのとおりだな…、と舌を巻きました。

ディズニーチャンネルは、ディズニー映画よりも尖った角度から時代に合わせコンテンツがアップデートされています。

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