見出し画像

「あなたはどれほど知ってますか?人材サービスの採用手法」

こんにちは。良ちゃんこと良平です。

現在34歳。人生100年時代に仕事もプライベートも挑戦し続け、多くの人に貢献しながら多くの仲間とそれぞれのやりたい事をコミュニティ化し「村」を創るというビジョンを掲げています。

このアカウントでは自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介という観点でプロスポーツ選手の紹介から、転職活動中の方への情報提供と、日々の仕事やプライベートに活かせる気づきを書き起こしています。
有難いことに、以前、「リーマンの処世術」にマガジン登録いただいたり、最近、出し始めている有料記事自己紹介記事公務員からの転職についてNoteから表彰されるなど、少しずつですが内容や文章力でご評価を頂いています。
いつもご覧いただきありがとうございます。

別のアカウントでは、フライドポテトアンバサダー活動についての活動記録、フライドポテトの魅力を伝えていく活動にチャレンジしています。

お恥ずかしい話ですが、私は転職エージェントになるまで、「中途採用の種類がいくつかある」事をきちんと知りませんでした。
転職エージェントは採用手法の一つにすぎず、転職の目的や一人ひとり、最適な転職サービスは異なるのです。
今回は、中途採用の種類と、それぞれのメリット、デメリットについて解説したいと思います。
そして、こちらを読んでいただく前提は「企業側の採用目線」です。
読み手の方々はあくまでも利用者・求職者・ユーザーですので背景の理解が深まったらいいなと思い書かせていただいてます。
少し長くなりますが、目次から興味のある部分だけでもぜひご覧ください。


1.中途採用の手法の紹介

(1)転職サイト

転職サイトは、中途採用で最も基本的な採用方法のうちのひとつです。多くの方が知っているものかと思います。

転職サイトのカテゴリとして「総合型求人サイト」と「特化型求人サイト」があります。

企業が求人情報を掲載し、それに対して求職者がエントリーする形の採用方法をとっています。

総合型求人サイト
あらゆる業種や職種の求人を取り扱っており、さまざまな業種・職種の求職者がチェックをしている。より多くの求職者にアピールがしやすい
(例「マイナビ転職」や「エン転職」「doda」「Type」etc
企業がサイトに掲載する際の料金:16万~50万ほど

特化型求人サイト
業種や職種、地域などに特化した求人を取り扱っている。総合型求人サイトに比べれば、業種や職種に特化しているために母集団が少なくなる傾向がありますが、同業界への転職には有効な手法
(例)女の転職(Type社)、保育Fine、介護求人パークetc
企業がサイトに掲載する際の料金:10万~30万ほど

そして転職サイトには2種類あり「掲載課金型」「成果報酬型」があります。

1.「掲載課金型」
ある一定の期間で求人広告(企業情報)を掲載することに対して、企業側に費用が発生します。
何人採用しても一定期間に対しては金額が変わらないため、複数名採用したい企業に向いています。

2.「成果報酬型」
転職サイトによって掲載期間が異なります。
短期から中期の場合1週間~2週間程度の掲載プランをはじめ、4週間~8週間、8週間~12週間などの掲載プランが中心です。
掲載期間が長期の場合、半年から1年の掲載期間が多く、通年採用や母集団形成を目的とした採用に向いています。

こういった特徴がある転職サイトですが、メリット・デメリットは以下の通りです。

情報サイト「イーデス」より引用

転職サイトは気軽にチェックでき、自分のペースで転職活動ができる点はいいですね。
一方、転職経験がない方は知識も情報収集力も不足しがちなので、的確な判断基準で企業選びができない、もしくは思い込みや誤った認識で企業選びをしてしまうリスクが高いです。表面的な年収や勤務条件だけで決めてしまう場合は危険です。
以前、ブラック企業を見分ける求人票の見分け方を紹介した記事を投稿していますので、良かったらご覧ください。

(2)ダイレクトリクルーティング

スカウト型サービス(人材データベース)を利用して、企業側から欲しい人材に直接コンタクトをとる採用手法です。「ダイレクトソーシング」とも呼ばれています。

メリット、デメリットは、以下の通りです。

Web制作会社「GP Online」サイトより引用

マッチング精度が転職サイトに比べて高く、
「こういった人材が欲しい」という企業向けのサービスです。
例えば新規開拓に強い営業経験の人材を採用して補強したいのであれば、
スカウト型サービス(人材データベース)のターゲットも絞りやすいです。
しかし、これは特殊なスキルが要り、長い目で見て動く必要があります。
利用者側も、スカウトメールがきたりすると「あなたにオススメ!」と書いてあるとその気になりやすいですが、あくまでも簡単なプロフィールに基づくデータにすぎないので表面的な情報が当てはまった上でのスカウトも多く、注意が必要です。転職未経験者は、特に注意ですね。

(3)人材紹介(有料職業紹介)

人材紹介とは、基本的に「キャリアアップ転職」で、即戦力や高資格・高スキルの人材を、ハイスキルが必要な仕事内容を求める企業に紹介できます。転職エージェントと呼ばれる、企業や転職活動に精通するプロが担当として、フォローをしてくれます。

メリット、デメリットは、以下の通りです。

大きなメリットとして、エージェント側はマッチングさせるという意味で企業との相性があう求職者を紹介しやすく、企業にとっても定着と活躍につながりやすい人材を見つけ、採用しやすい仕組みです。
ただし、求職者探しは大変です。そもそも紹介したい人(転職ニーズのある人)が十分にいる紹介会社は少ないです。

さらに利用者側の立場になれば、
エージェント側の当たり外れはあり、熱心なエージェントでしたら、書類添削や面接対策の高品質なサービスを受けやすいです。外れであれば、スピーディーなサポートが受けられなかったり、希望と的外れな求人ばかり紹介されていい求人と巡りあえなかったりします。
人材会社への掲載企業側も、採用した求職者(求人者)のスキルが低い場合は、研修や育成のコストが高くつきやすいです。即戦力で利益をもたらしてくれる人材をターゲットにしているのであれば、なおさらコストのダメージは大きくなりますね。

(4)ハローワーク

ハローワークは、国が運営している職業安定所(職安)で、比較的多くの求人情報が集まり、さらに行政サービスも間近で情報をキャッチしやすい部分がメリットです。
過去に、ハローワークについて書いている記事がありますので、
良かったらこちらも覗いてみて下さい。

ハローワークのメリット、デメリットは以下の通りです。

「生きづらい人の、より良い毎日のために。 | HSS型HSPとお仕事と私」より引用

再就職手当など、離職中の方にとっては行政サービスを受けやすいのはメリットです。
失業保険の手続きも合わせて行える点は、一見、魅力的に映るかもしれません。
さらに、デメリットを一つ付け加えるならば、職員は転職、人材サービスのプロではない、一職員にすぎないという事です。
職員が持つ専門知識や業界の知識、掲載企業の知識なども乏しく、求職者にとってサポート面は、あまりあてにしない方がいいです。
また、ハローワークの求人は基本的に採用コストが無料です。つまり「採用意欲」が低く、人材への投資に消極的だったり、雇用について「使い捨て」の企業が多かったり、採用コストをかけたくてもかけられない、経営状態が悪いというケースもあります。

ハローワークは、「失業保険の手続きをする場所」「再就職手当を受け取るための手続きをする場所」という位置づけとしておくのが適切でしょう。

(5)その他

今では、(1)~(4)以外にも
多くの企業が合同説明会を開く「転職フェア」、知人友人の紹介で採用をする「リファラル採用」、自社のホームページからの流入で人材を募集する「自社採用サイト(オウンドメディアリクルーティング)」、クリック課金型の広告で、自社の求人情報がクリック(閲覧)された回数に応じて利用料金が変動する「Indeed」、優秀な人材へ直接アプローチし、引き抜く「ヘッドハンティング」など多岐にわたります。
それだけ、企業は優秀な人材を確保するために、血眼になって動いているのです。そして、人材確保に悩んでいるのです。

2.転職未経験の方やキャリアアップを目指すのであれば「人材紹介サービス」がオススメ

結論、転職未経験の方やキャリアアップを目指す方は、
(3)人材紹介サービス、つまり「成果報酬型の有料職業紹介のエージェント」が一番適しています。
ちなみに、私が行っている転職サポートはこちらに該当します。

「自分がやっているから、そう言いたいんじゃないの?」という方もいるかもしれません。それもあります。
ただ、それ以上に私自身が転職サイトやリファラル採用、ハローワークでの転職経験があり、それを基に言っています。

人材紹介のビジネスモデルとしては、求職者が成約(内定承諾)をした際に、企業側から理論年収の指定されたパーセンテージで成果報酬を受け取るというルールです。
パーセンテージは仕事の難易度や希少価値によってに異なり、
数%~40%、平均は30%前後です。

このルールを私は、エージェントのパフォーマンスを上げれば求職者、採用企業、そして自分の三方よしを目指しやすい形であるだと考えております。

転職エージェント側は報酬を上げるためにサポートに全力を注ぎ、企業側と年収や条件の交渉面接対策、選考の日程調整、企業への求職者を推薦する事で書類通過率を高めるアシストをしますし、
求職者は高年収、好条件を勝ち取るために転職活動を意欲的に取り組む、プロである転職エージェントからのアドバイスに耳を傾けるため結果を出しやすいし、転職活動は一人でやると疲弊しやすいので悩みや不安、愚痴をエージェントに聞いてもらえる業界知識も増えるため、転職の成功と同時にたくさんの恩恵を受けられます。
そんな優秀な人材、成長速度や仕事に意欲的な人材を採用できる企業の投資効果は高まり、採用成功になりやすいです。
そういった実績の積み重ねで、企業と人材紹介会社もパイプを太くしていくのです。「この人材会社にのみ公開する求人情報」なんてものも存在するのです。そうすれば人材会社も成約手数料(マージン)を獲得するチャンスが増え、利益も拡大していきます。

ちなみに、私の担当する求職者の方の、約8割が友人の紹介です。
Noteブログを見ていただき興味をもたれ転職の相談をしたいという私の直接の知人友人が2割です。つまり、会社員の営業としての活動ではなく、普段の人とのつながりが基盤となってエージェント活動をしています。
つまり、信頼で成り立っているので、一人ひとり真剣にサポートしているわけです。紹介してくれた友人のメンツもありますので。

以上、様々な中途採用の手法についてご紹介いたしました。
ぜひ、ご自身でもいろいろ調べてもらえたらと思いますが、転職経験がある方や転職のプロに相談するのが、望む結果を手に入れる近道だと思いますので、ぜひ頑張ってほしいと思います。

次回は、「「資格を取れば収入アップ」は時代遅れのワケ」について綴っていきます。お楽しみに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?