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空は鼠色 恋は桃色 ランドセルは水色


玄関先に、投げ捨てられたランドセルが転がっている。
大人っぽい茶色を希望していた親の反対を押し切って、買ってもらった水色のランドセルだ。
入学して半年も経たないうちに、扱いもだいぶ雑になった。今では月水金で
水色のランドセルが玄関の外に転がっている光景が見える。
彼女はランドセルを玄関に放り投げると、お菓子とバッグを抱えて、そろばん教室に向かう。
行きと帰りでお菓子を一つずつ食べるのが、放課後の楽しみらしい。
読書やお絵描きが好きな、インドア派の娘。

今日はきれいに置いたのね

そんな娘を体験サッカー教室に誘ってみた。
女子だけのゆるい教室である。4歳くらいから高校卒業までサッカー部だったパパにはかなり物足りないが、今の娘にはこのくらいがちょうどよいだろう。

娘はインドア派で身体を動かす機会が少なく、
勝ち負けにもまだ慣れていなくて、ときおり癇癪を起こしたり、
途中で投げ出してしまう。(子どもだから仕方が無い…)
競技スポーツが苦手なように見えるので、
人に負ける感覚やうまく行かない感覚を早めに身につけてほしい、
と言う親の思い(EGO)がつのって、サッカー教室の門を叩いてみた。


まだ体験に一回行っただけなので、この先続くか分からないけれど、
シューズもポチっちゃったし、なるべく楽しく続けて欲しいなぁ。


娘がゴールを決めて一緒に喜ぶのが、いまの楽しみ。
ロベルト・バッジョが子どもの頃のヒーローです。


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