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「家族」とは何か

本日の哲学対話では、「家族とは何か」という問いをめぐって議論しました。 哲学対話の前に、私は自分の家族観に当てはまるモデルを考えました。「親」を「子を産んだ人か、またはある程度の期間子を育てた人」と、「兄弟」を「同じ親を一人以上共有する人」と、「伴侶」を「配偶者かそれと同様な関係にある人」と定義づけます。「親子」、「兄弟」、「伴侶」という三つの関係性を使って、人と人との間の関係を表すグラフを作ります。「親子」「兄弟」のエッジの重みを1とし、「伴侶」のエッジの重みを2とします

    • 「役に立つ歴史」とは何か

      #哲学対話レポート #哲学対話 #本質観取 先日、「『役に立つ歴史』とは何か」という問いをめぐって、哲学対話をしました。 哲学対話の前日まで、「先生が生徒の進路にどこまで口を出すべきなのか」「学生に、自分の教育方針をどこまで自由に決めさせるべきなのか」という二つの問いについて考えていました。子供の頃、進路に最も影響力のある人物は大抵両親、友人、先生だと思いますが、どれも子供の希望職種に詳しいとは限りませんので、その職業に就いている人の意見も参考にした方が良いと思いました。

      • なぜ人間は「美」を体験するのか。

        #哲学対話レポート #哲学対話 #本質観取 本日は、「なぜ人間は『美』を体験するのか」という問いについて、哲学対話を行いました。 哲学対話をする前に、私が最も深く考えたのは、「人間に普遍的な善悪は存在するのか」という問いについてです。自分の見解を要約しますと、最終的に人類の存続につながる行動が絶対的な善だと考えています。しかし、自分の行動が果たしてどのように人類の存続へ影響を及ぶすのか、知る由もありません。ゆえに、社会は「倫理」という不完全な近似を作ったのです。そして、絶

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