mado_kiya

TOKYO 山登りと花と本が好きな会社員。広告が生業

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マガジン

  • 「今年のオススメの本」 アドベントカレンダー2018

    • 22本

    https://adventar.org/calendars/3713 人に本の話を聞くのが好きです。 誰かにこの本面白いよ!とオススメしてもらうのも、 人にこれすっごく面白いよ!!とオススメするのも好きです。 個性が愉快な仲間たちに、ひたすら好きな本語ってもらうアドベントカレンダーです

  • コロナのある日常

    • 13本

    コロナのある日常について紡ぐマガジンです。ふつうの人たちによるゆるやかなエッセイリレー

最近の記事

君が生まれてきた時は

1年と少し前、2023/3/8の国際女性デーに3080gの女の子を出産しました。 あれよあれよという間に一年が経ってしまい、 我が子はすっかり歩き始めるまでになってしまったが、 以下妊娠〜出産〜新生児子育ての雑感。 妊娠してよろこびも束の間、本当に産めるのだろうか、とずっと不安だった。 いま振り返ってみれば、妊娠の経過は概ね順調だったと思います。 だけど40代を目前にした高齢出産×婦人科系の持病2つ×ホルモンバランスの変化が理由で、不安9割楽しみ1割というハッピーマタニ

    • ふつうの朝ごはんを食べられる人生がいい

      朝ごはんほどコストパフォーマンスのいい食事はないと思う。かける手間が少ない割に、満足感が高いという意味で。 もちろん何をどこまでこだわるかによるけれど、火を使わないメニューだけでも手軽に準備できて、ささっと食べられた時の幸福度は高い。別に物凄く高いものや美味しいものを食べているわけではない、普通のメニューばかりでもだ。 パンデミックでリモートワークになって一番よかった変化は、朝ごはんをきちんと食べる時間と習慣ができたことかもしれない。 毎日通勤しているときはこうは行かなかった

      • 続・いいところ探し

        いいところ探しをしていると言う話を以前noteに書いた。 当時は、1年ほど続けて特別な暁光が湧いてくる経験をしているわけではないが、心のセーフティーネットにはなるという感覚はもっていた。 ただはっきりと効用を言語化して理解できていたわけではなかった。 あれからまた数年経って、少々サボるようになってから改めて気がついたことがあるので書き残しておきたいと思う。 ここのところの私は、体調がすぐれないことも度々あって、何かにつけて不安になり、不満を持つことが多かった。良くも悪くも仕

        • 雨の日の読書

          雨の日に、昼間から電気をつけて家で本を読む。 そんなシチュエーションが、子ども時代から好きだったなと思い出す、雨の日。 今日は楽しみにしていた予定が止むを得ない事情でキャンセルになった。残念だが仕方ない。しばらく外出続きだったので久しぶりに家でゆっくりと溜まっていた本を読んだ。  4月から担当する新しい仕事のデザインに関する学術的な本と、実用的なノウハウ本と、ハック系の本。『溶けるデザイン』は抽象度が高かったが、ユーザーの体験を生活の文脈からデザインするという基本的なユーザ

        君が生まれてきた時は

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          22本
        • コロナのある日常
          13本

        記事

          あなたの「コロナのある日常」を教えてください #0

          これは「コロナのある日常」というテーマの共同マガジンでリレーしてくれる人を勧誘するためのnoteです。  世の中には二種類の人間がいる。小さな飲食店や旅館にたま〜に置いてある、「自由に書いていいノート」に書く人と書かない人です。  このnoteは、前者の書いちゃうタイプ人に向けて書いています。しかも「美味しかった〜」とか「また来ます!」以上に、「広島県からきました。今日はいい天気で・・・」とか、何気ない風景を描写するのが好きなあなたに、今どんな風に過ごしているかをしたためて

          あなたの「コロナのある日常」を教えてください #0

          いいところ探し #1

           数年前、会社の後輩に「先輩は人のいいところを見つけるのが得意なんですね」と言われた。社内でUniposという、人のいい仕事を称えたり感謝を伝えあうサービスを使いはじめた時のことだ。  本来は「分かりやすい資料をありがとう」とか、「部内表彰受賞おめでとう!」みたいな業務上のことを伝え合うサービスだ。私はそこに同僚の「美味しいランチの店を見つけるのが上手」だの、「3つ目のグループだけ納会の出し物が制限時間内に終わっているのがすごい」というような、いちいち細かいことを投げ込んでい

          いいところ探し #1

          "さよならだけが、人生だ"

          私は短期記憶が圧倒的に弱い。弱すぎてメガネメガネ的なことをしょっちゅうやっている。大事なものは落とすしなくすし置き忘れる。大事だから、と普段慣れない場所に置いて忘れるということを呆れるほど繰り返すため、大学生の時、上海空港で国際線のチケットも見失うし(買い直して帰国した後に、カバンの奥から発見)つい最近もiPhoneをスペインの空港で落とすし、一眼レフすらオーストリアの空港で落きわすれたことがある。ちなみに通勤定期は人生で8回落としたことがある。(うち7回戻ってきたのはちょっ

          "さよならだけが、人生だ"

          本と出会う風景「手紙にそえる季節の言葉 365日」

          いまの時代、LINEやMessengerでいつでもどこでもすぐ人とつながることができる。時差も距離も関係ない。コミュニケーションはどんどん速く軽くなっていく。その中で失われた行間と質を懐かしく思うのは、歳をとった証拠かもしれない。グローバル企業による情報流通の低コスト化と均質化の恩恵を受けながら、繊細な文化の凹凸をツルツルにして更地に返してしまう様相一辺倒では、なんだか味気なく感じる。 なので日常的にメッセージアプリやSNSを使う傍、時々ものたりなくて非日常的に葉書や手紙を書

          本と出会う風景「手紙にそえる季節の言葉 365日」

          花ことば「愛らしさ」

          花ことば「愛らしさ」

          花ことば「あなたは魅力に満ちている」

          花ことば「あなたは魅力に満ちている」

          徒然 「本の虫」

          あなたは本の虫ですね、と人から言われた。はたと私はなぜ本を読むのだろう、と考えた。 そこで思い至った。本を読むのは、見えない感情を言葉で掬い取るためだ。 複雑で整理されていない混沌とした思考を読み解く鍵が言葉だ。そのためにはたくさんの表現方法を知っておく必要がある。あらゆる感情のうち、言葉が切り取れる部分なんて、ごく一部でしかない。しかも簡単な言葉でも、伝える相手と自分の言葉の意味がすれ違う時もある。絶望的だ。 言葉がなくても通じ合えるなら、本を読む必要なんてないんだろう。い

          徒然 「本の虫」

          好きなことば「START BEFORE YOU FEEL READY」

          好きなことば「START BEFORE YOU FEEL READY」

          本と出会う風景「生まれたことが犯罪 - トレバー・ノア」

          トレバー・ノアのことは、知っていた。サッカーW杯の開催後、彼と在米フランス大使との一悶着の動画をみたからだ。多くの黒人選手が所属するフランスの勝利に、アフリカの勝利だ!とお祝いのジョークを言ったトレバー。それにフランス側は猛抗議した。選手らは立派なフランス国民であり、断じてアフリカ人ではない、と。トレバーは、抗議の意図を十分理解した上でこういう。「なぜ同時にフランス人とアフリカ人の両方であることができないのか?」と。相手の問題の真因をつき、サラリといなすその姿は、知性と品格を

          本と出会う風景「生まれたことが犯罪 - トレバー・ノア」

          本と出会う風景「三谷幸喜のありふれた生活」

          本屋が好きだ。社会人になって、仕事で疲れたとき、給料日で懐が潤ったときなど折につけ本屋に通った。引っ越したらまず本屋がどこにあるかチェックするのが習慣だった。あまりにも当たり前過ぎて、気がつかなかった。 そんな私もAmazonで注文する利便性にすっかり慣れてしまい、書店で本を買うことはどんどん減って行った。書店の閉店やニュースを目の当たりにしても、しょうがないよな、としか感じなかった。 ただ先日偶然にも本屋で時間を潰す機会があり、当て所なくさまよっていたら、三谷幸喜のエッセ

          本と出会う風景「三谷幸喜のありふれた生活」

          本と出会う風景 「銀河鉄道の星」

          久し振りにゆるっと出かけた。4つほどやりたい用事があった。3つ目を終えた時点で、疲れたなぁ、もう帰ろうかなぁと考えていたとき。 たまたま入った商業施設の、デザインをテーマにした展示の物販エリアで、なんと偶然にも「銀河鉄道の星」を発見。 4つ目にやりたかった用事は、本屋で、アドベントカレンダーで人に紹介してもらった本を探すこと。この本、初版が2018/12/3 で、刊行されたばかりだったのね。。4つ目の予定は、疲れから中止して帰宅しつつ、この本だけは家に連れて帰れた☺️ 紹介

          本と出会う風景 「銀河鉄道の星」

          #10日目:数値化できない「好き」の熱量

          流れるようなマシンガントーク、たっぷり小一時間。 プラス、解説のために即興で書かれた、白紙3枚分のメモ。 上記は、私が先輩に、おすすめの本について尋ねた時のアウトプットだ。(タイトル画像参照) -- 突然ですがdanです。これはアドベントカレンダーの穴埋め記事ではない。 今日は、形としては異例だが、人に聞いたおすすめ本について書く。 知り合いの中で、最もストレートに自分の「好き」を語る人のおすすめ本。 ちなみに私は読んでいない漫画の話だ。 ●フットボールネーシ

          #10日目:数値化できない「好き」の熱量