いつまでたっても男子校。~プロローグ~

初めまして。

僕はとある地方都市の、中高一貫の男子校出身の大学生、男漢(ダンカン)です。

中学一年の春、男子校に入学して驚きました。養護の先生(推定40歳)以外、女性の姿が本当に見当たらないんです。

ムッツリだった僕は「終わった」と思いながらも、どこか気楽さを覚えていました。

パンツ一丁で廊下を歩いても(先生に見つからなければ)気にならないし、みんなでレベルの低い下ネタを大声で話せるし、なんなら先生も下ネタに乗っかてくるしで、本当に楽しかった。


だけどやっぱりね、圧倒的に足りないんです。


成分が。潤いが。

日常に「女の子」が足りない!!!


これから綴られる数々の話は、筆者の実話に基づいていたり妄想に基づいていたりします。どっちでも大した変わりはありません。

フィクションだろうとノンフィクションだろうと、結局は男子高校生そのまんまの脳内で咀嚼して咀嚼して吐き出された、目も当てられない話がほとんどですから。


こんな男子校男子を「バカだな」といって笑うあなたにも、きっとあったはず。可愛い子はみんな好きになっちゃう、そんな男子校男子状態の時代が。

僕は二十歳を越えた今でもそうです。


男漢