直方まちなかワンチーム

福岡県北部に位置する直方には、古町・殿町・明治町・須崎町の4つの商店街があります。 か…

直方まちなかワンチーム

福岡県北部に位置する直方には、古町・殿町・明治町・須崎町の4つの商店街があります。 かつて炭鉱で栄えた街には、江戸時代からの老舗から新店舗まで、様々な店が並んでいます。 そんな歴史・個性に溢れる商店街の魅力お伝えする『のーがたのーと』を作りました。ぜひご一読下さい。

最近の記事

  • 固定された記事

「のーがたのーと」はじめます!

直方の商店街ってこんな場所! 福岡県北部に位置する直方市。直方市には、古町商店街、殿町商店街、明治町商店街、須崎町商店街の4つの商店街があります。 かつて、炭鉱の街として栄え、最大人口約6万5千人の産業都市であった直方市。明治初期から昭和51年までの約100年間に、約8億トンの石炭を産出し、日本の産業発展や近代化に貢献していました。 1km越えのアーケードは、人が離合できないほどの大賑わい。活気と人情に溢れるまちで、さまざまなお店が並び、さまざまな人が暮らしていました

    • 企画「のおがたストーリーズ」はじめます!

      「のおがたストーリーズ」とは  「のおがたストーリーズ」は、直方の商店街の利用者や経営者の思い出を集めて 、それを商店街全体に共有する企画です。  直方商店街には、明治時代から発展してきたからこそある長い歴史があります。そんな商店街と商店街を利用する人々との間には時代の流れと共に様々なストーリーがあったと思います。  商店街を利用するお客様の商店街での思い出や口コミなど、商店街に関する声を集めて、目に見える形で発信することで、商店街での思い出を懐かしむと共に、これか

      • 【のおがたストーリーズ】やっぱり五日は五日市

         企画「のおがたストーリーズ」で商店街の思い出を募集したところ、五日市に関するコメントが多く集まりました!  本記事では、寄せられた思い出を紹介しつつ、直方商店街の伝統である、五日市について紹介したいと思います。 みんな大好き五日市  福岡県直方市のJR直方駅前にある、直方商店街。ここでは地域を盛り上げるため、加盟店が一丸となり、毎月五日に「五日市」が開催されています。  直方市にある4つの商店街である、須崎町商店街、殿町商店街、明治町商店街、古町商店街のアーケードには多

        • 【のーがたのーと】まちの楽器のお医者さん/「日本楽器工房」岐部祐一さん

          JR直方駅から商店街へ入ってすぐ、2分ほど歩いた一角に新しい店構えの楽器工房店が見えてきます。直方で楽器修理店を開業した経緯、お店や直方商店街への思いについて迫っていきたいと思います。 新しく開店した楽器工房店   店主の岐部祐一さん。地元は直方市で、商店街近くの高校へ通い、学生時代は吹奏楽部に在籍し、音楽と深く関わっていました。 高三の冬に偶然見かけた楽器修理の専門学校の案内をきっかけに楽器修理を志すようになります。専門学校の卒業後、飯塚市のアトリエ・パンパイプの江頭

        • 固定された記事

        「のーがたのーと」はじめます!

          【のーがたのーと】味の決め手は手作りソース!心もおなかも満たされる商店街のお好み焼き屋さん/「鉄板ハウス 丸ちゃん」丸岡満津子さん

          広島県で生まれ育った筆者は無性にソースの味が恋しくなる瞬間があるのですが、商店街に広島風、関西風、両方のお好み焼きを楽しめるお店があると聞き、取材に行ってきました。 手作りのソースがしたたるほどかかったお好み焼きを食べられる「鉄板ハウス 丸ちゃん」。 お店を切り盛りしているのは丸岡満津子さんです。お好み焼き店の前に洋服屋、肉屋などさまざまな商売を50年以上営んでこられた満津子さんのお店への思いをお届けしたいと思います。 こだわりのお好み焼き とのまち通りにある交差点の一

          【のーがたのーと】味の決め手は手作りソース!心もおなかも満たされる商店街のお好み焼き屋さん/「鉄板ハウス 丸ちゃん」丸岡満津子さん

          【のーがたのーと】お酒とコーヒーの二刀流!/「ヤマモト 酒食品」 桧垣克己さん 

          直方商店街の中心部で今でも商売を続けておられるヤマモト。五日市の際には、コーヒーの店頭販売があります。このコーヒーをもって商店街を歩く方もちらほら。でも、地図等で調べてみると、酒食品を取り扱っているお店とも出てきます。 この真相について詳しく知りたいと思い、インタビューをすることにしました。今回は桧垣克己さんにお話を伺いました。 戦前からあるヤマモトの歴史   ヤマモトは克己さんの奥さんである博子さんのおじい様の代から商売を始められています。アーケードができる前からお店

          【のーがたのーと】お酒とコーヒーの二刀流!/「ヤマモト 酒食品」 桧垣克己さん 

          【のーがたのーと】100年の伝統を受け継いで時代を纏う直方名物/「まとや」

          直方名物でありながら、地元の方もお祝い事の際に食べるという成金饅頭。   成金饅頭の誕生は、ある青年が豆の売買に失敗し、その豆であんを練り、饅頭を作ったことがきっかけです。そして、当時炭鉱の町として知られた直方で炭鉱労働者によく好まれたことから広まっていったそう。 成金饅頭という名前も、炭鉱で財を成した「成金さん」にちなんで付けられた名前という話があります。 どら焼きのように白あんをもちもちした生地ではさみ、優しい甘さでいくつ食べても飽きが来ない。そんな内外に愛される銘菓は

          【のーがたのーと】100年の伝統を受け継いで時代を纏う直方名物/「まとや」

          【のーがたのーと】直方のカフェ&バーは登録有形文化財!?老若男女の憩いの場/「塩cafe」塩川孝子さん 塩川直登さん

          直方駅から、レトロな商店街を抜け、閑静な住宅街に溶け込みつつも、どこか独特の雰囲気をまとった木造の建造物。直方の夫婦が登録有形文化財をリノベーションしてできた、古民家カフェ&バー「塩cafe」です。   「絶対に壊させない」守ったのは築90年の登録有形文化財 「文化財を取り壊すのはもったいない、直方の街並みを守りたいという思いで買い取った。」 こう話すのは、直方市職員で一級建築士の塩川直登さん。 2021年の12月から、妻の塩川孝子さんと夫婦二人三脚で改装を行いました

          【のーがたのーと】直方のカフェ&バーは登録有形文化財!?老若男女の憩いの場/「塩cafe」塩川孝子さん 塩川直登さん

          【のーがたのーと】直方商店街だからこそ続けられた青果店/「八百一青果」香川末潢さん

          明治町商店街の一角には色とりどりの野菜や果物、綺麗な花が整然と並べられ、道ゆく人の目を惹きます。 店主の香川末潢さんが運営する、八百一青果です。 お店(やおいち青果)の名前は香川さんが市場で使用する競り帽の「やまいち」に由来しているのだそう。今回のインタビューでは、店主の香川さんのことについて詳しくお聞きしました。 青果店一筋、香川さんのこれまで 香川さんは古賀市出身で、もともと博多の会社に勤務されていました。 ー 会社員をなさってて、そこから八百屋さんに? ー

          【のーがたのーと】直方商店街だからこそ続けられた青果店/「八百一青果」香川末潢さん

          【のーがたのーと】反物を活かした商品開発が、人と人との縁を育む/「松田衣料店」 内徳直美さん

          須崎町商店街の静かな通りに、大きなショーウィンドウのお店があります。4代目直美さんが家族で経営する松田衣料店です。商店街の名物店舗という話を伺い、ぜひ話を聞きたい!と取材に訪れました。 「ごく最近はイギリスの人が来たんよ、そう、海外から!私たち、全然関係なく声かけるから(笑)。ほら、この写真見て!」 店主の直美さんは底抜けの明るさ。こちらの緊張なんてどこ吹く風。近頃に来店した外国人の話題から始まりました。 「お話しして、たまたまこいのぼり飾ったばっかりだったので写真撮る

          【のーがたのーと】反物を活かした商品開発が、人と人との縁を育む/「松田衣料店」 内徳直美さん

          【のーがたのーと】どなたでも利用できる店作りを目指し、人との繋がりを未来へと受け継ぎたい。/「イカ焼き屋」内野剛司さん

          福岡県直方市の直方駅から徒歩1分の場所にあるイカ焼き屋。イカ焼きに加えて駄菓子や軽食、新鮮野菜なども取り扱っており、店先から流れる明るい音楽が地域の子どもたちの拠り所となっています。 昼過ぎには、子どもたちだけでなく、年配の方や、中には愛犬を連れた方など様々なお客様が訪れ、常に温かい空気に包まれている”イカ焼き屋”を営んでいるのが内野さんです。 内野さんはある思いからこのお店を始められました。今回のインタビューでは内野さんの思いについてお話を聞くことが出来ました。 過去

          【のーがたのーと】どなたでも利用できる店作りを目指し、人との繋がりを未来へと受け継ぎたい。/「イカ焼き屋」内野剛司さん

          【のーがたのーと】直方の人々に寄り添う文具店/『吉田文具店』吉田芳久さん・折田由美さん

          古町商店街の一角にたたずむ文具専門店、「吉田文具店」。長い歴史を持つ古町商店街の中でも特に老舗である吉田文具店さんにインタビューに伺いました。 インタビューに答えてくださったのは、従業員の折田由美さん。長年吉田文具店で働いている折田さんから、お店の歴史や魅力について詳しく教えていただきました。 100年を超える歴史 100年以上直方を見守り続けてきた吉田文具店。その名前の由来は、店を立ち上げた吉田信平さん。戦後、二代目とその兄弟3人が合名会社として基礎を築いた(現在は株

          【のーがたのーと】直方の人々に寄り添う文具店/『吉田文具店』吉田芳久さん・折田由美さん

          【のーがたのーと】地域を愛する店主が選び抜いたコーヒー豆/このみ珈琲 許斐善隆さん

          喫茶店兼コーヒー豆専門店 JR直方駅から10分ほど歩き、ふるまち通りを進むと、周りのお店と比べると比較的新しい店構えのおしゃれなコーヒー屋さんが見つかります。世界中から厳選したコーヒー豆を取り扱うコーヒー豆専門店とその豆を使った素敵な喫茶店「このみ珈琲」が今回取材させていただくお店です。 お話を聞くと、実は喫茶がメインなのではなく、コーヒー豆販売がメインなのだそうです。 店主の許斐善隆さんはそんなこだわりの豆をお店で提供するためにお店を開ける日には朝4時に起きて、豆の

          【のーがたのーと】地域を愛する店主が選び抜いたコーヒー豆/このみ珈琲 許斐善隆さん

          【のーがたのーと】創業100年。先代からの想いを引継ぎ、商店街で営業を続けるまちのお肉屋さん/「キッチンまるおか」店主・飯田一幸さん

          レトロなカワイイ看板が目を引くまちのお肉屋さん JR直方駅からアーケードを歩き殿町商店街を訪れると、レトロなカワイイ看板が目に入ります。ショーケースにはたくさんの種類のお肉が並ぶ「キッチンまるおか」さん。 「かわいいでしょ。この看板。全然堅苦しくないですよね。」 そう語るのは「キッチンまるおか」を営む飯田一幸さん。このイラストはお店の車や名刺にも印刷されたお店のトレードマークになっています。 そんな、昔ながらの商店街の雰囲気を感じる「キッチンまるおか」ですが、創業はな

          【のーがたのーと】創業100年。先代からの想いを引継ぎ、商店街で営業を続けるまちのお肉屋さん/「キッチンまるおか」店主・飯田一幸さん

          【のーがたのーと】3つのスペースから直方を元気に!/「多世代交流スペース ここっちゃ」十時恵美さん 清水舞子さん 甲斐蒼生さん

          JR直方駅から徒歩5分。レトロな雰囲気のある古町商店街に、新たな施設が今年4月オープンしました。名前は「ここっちゃ」。日々さまざまな年代の方が訪れるこの施設の、成り立ちや魅力に迫っていきたいと思います。 ここっちゃとは? 「ここっちゃ」は、直方市中心市街地賑わい推進事業として、2020年から直方市主導で進められ、2023年4月にオープンした多世代交流施設です。 コンセプトは、「『こども×商店街』賑わいの創出」。 このコンセプトのもと、「地域子育て支援センター“ほのぼの

          【のーがたのーと】3つのスペースから直方を元気に!/「多世代交流スペース ここっちゃ」十時恵美さん 清水舞子さん 甲斐蒼生さん

          【のーがたのーと】レンガ建築の元銀行で食べられるこだわりのハンバーグ/『ギャラリーレストランBuono』園田勇喜さん

          銀行跡を活用したレンガ造りのレストラン 福岡県直方市の直方市商店街を構成する古町商店街。今では人通りも少なくなってきましたが、この商店街の一角には大正時代に作られたレンガ建築が。この建物はもともと銀行として使われていました。 建物の中に入ると、絵画や骨董などさまざまな美術品が飾られています。そんな美術品に囲まれた空間で料理を楽しめるのが、『ギャラリーレストランBuono』。お昼は女性のお客さんで、夜はカップルや夫婦などさまざまな人たちでにぎわっています。 その建物の雰

          【のーがたのーと】レンガ建築の元銀行で食べられるこだわりのハンバーグ/『ギャラリーレストランBuono』園田勇喜さん