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no.12 私のリーダー達①-2 洋菓子店オーナー(続き)

おはようございます。
今日の写真はボルドーにある紅茶専門店の写真です。
ご夫妻(写真奥)で経営しています。
カフェの名前は「TAMATEBAKO」。
壁一面を埋め尽くす、紅茶の箱が印象的です。
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昨日から、私が今まで出会った飲食店のリーダー達をエピソードと併せてご紹介しています。
今日は昨日の続きです。
昨日のnoteはこちらです→私のリーダー達①
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この洋菓子店での仕事はとても楽しかったです。
パティシエ希望という事を覚えてくださっていたので、厨房内に入れてくださる事もありました。
高校卒業後は製菓専門学校に行こうと思っていたので、
「お給料をいただきながら学べるだなんて最高の環境じゃないか!」
と自分がいる環境がとても恵まれている事に感謝しました。

ここで働かせてもらった2年間で、
1つだけ「私がカフェを開いた時は気をつけよう」
と思うことがありました。


バイトがお休みの日、家族とテレビを見ている時に、オーナーから電話がありました。
「1月のシフト希望を見たんだけど、お正月(1月1日~3日)出れないかな?みんなにお願いしているんだけど。。。」
と言われました。

私はお正月は毎年、家族と父方の実家に新年の挨拶に行っていました。
さらにそれだけでなく、私がお正月生まれなので、毎年私の誕生日会をそこで開いてもらうのが恒例行事になっていました。
なので正直にこの事をオーナに伝えました。

するとオーナーは
「気持ちはわかるけど、、、みんな協力してくれてるんだよね、、、」
「みきちゃんだけお休みを許可するわけにはいかないんだ、、、」
と言いました。
高校生、かつ初めてのバイトだったので、オーナーの気持ちより自分の気持ちを優先してしまい、とても悲しくなったのを覚えています。
それから少し話し、どこかで3時間のみ出勤することになりました。

そんなこんなでお正月になり、家族と父の実家へ帰りました。
家族は長く滞在するので、母と私だけ先に東京に戻ることになり、とても悲しかったのですが、見送りにきてくれてた叔母が
「呼ばれる内が華だよ、行っておいで」
と言ってくれました。

その一言がとても嬉しく、
「そうか、必要とされているから呼ばれたんだ」
と自信につながりました。

実際に出勤してみて、
「なんだ、いつもよりお客様少ないじゃん、人手余ってるじゃん」
と思ってしまいました。
でも、来てくださるお客様の中には新年のご挨拶にケーキを購入してくださる方もちらほらいて、きっとそういう需要に応える為に、営業していたのだと思います。

大人になって
「あの時のオーナーの気持ち」
がわかった気がします。

でも!
10年後の私はお正月はカフェを閉めます。
お正月は私もスタッフも家族と過ごすべきだと思います。
もし家族と一緒に過ごせないスタッフ、独り身のスタッフがいれば我が家でおせち料理を食べたり、みんなで初詣にいけたらと思ってます。

きっとお客様からの需要があるであろうお正月も、
スタッフの為に閉めれるよう、今から頑張ります!
お客様の理解を得られて閉めることができるならとても幸せです!

10年後、
理想のカフェを開けるよう、
スタッフを幸せにできるよう、
今から頑張ります!!

今日も読んでくださりありがとうございました。
みなさまの一日が素敵な一日になりますように。
みき
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