パスポート更新を電子申請してみた

今日からパスポートの電子申請がスタートしたので早速申請してみた。
なお、マイナンバーカードを持っている人のみ電子申請が利用可能。

申請はマイナポータルから行う。
切替申請に関しては全都道府県から申請可能だが、新規申請などは一部の地域のみ。
パスポートは切替申請以外の場合は戸籍謄本が必要になるため、戸籍謄本の郵送での受付を実施している県のみ新規発行等も電子申請できるという仕組みだ。
ちなみに来年には戸籍システムがオンライン化されるためそのタイミングから全都道府県で全ての申請が行えるようになるはずだ。
私は岐阜県民のため切替申請のみ可能だが、今回は切替申請なので電子申請を行った。

岐阜県は各市町村にも窓口を開設しているが、電子申請の場合は飛騨地方に住んでいようと受け取りは岐阜市の旅券センターのみとなる。

電子申請なのでもちろん写真もアップロードすることになる。
国内の主要空港はもちろんのこと、最近は海外も外国人向けに顔認証を採用している空港が増えてきた。
そのためここで変な写真を登録してしまうとうまく認証されなかったり、対面での入国審査であっても偽造などを疑われて入国拒否される。
パスポートの写真はかなり重要なものであるため、細かい決まりがある。
その場でスマホで撮るのはオススメしない。
よっぽどちゃんとグリーンバックなどを用意して背景までちゃんと整えて撮れるのであれば良いが、そうでない場合は証明写真機を使おう。
今の証明写真機はスマホにデータを保存出来る機能があるので、これを使えば良い。
間違っても撮ってきた証明写真をスマホで撮るようなことは絶対にしてはいけない。

顔写真をアップロードするタイミングで何度かこのエラー画面になったが、恐らくサーバー混雑などではなく単純に画像が認識できなかったのではないかと思われる。
実はこの時規定よりも顔の比率が多い写真をアップロードしていた。
何度かアップロードしていたら顔がデカすぎると怒られたのでサイズを調整して再アップロードしたらすんなり通った。
ちなみにこのアップロード画面のUIがあまり優秀でないのでアップロード中なのかフリーズしてるのか分からないが、画像選択後しばらく待っているとちゃんと次の画面が表示されるので焦らず待とう。

次に自署をアップロードする必要がある。
画像選択も出来るので、タブレットなどでスタイラスを使って作ったものをアップロードすることも出来るが普段と異なる筆跡になってしまう可能性が高いので紙に書いたものを撮影することをオススメする。
サイズが細かく指定されているが、撮影を選択すると枠が表示されて自動的にこのサイズにトリミングしてくれる。

次に現在持っているパスポートを読み取る。
画像認識で情報が読み取られる。

ここまでで一旦作業に区切りがつけられ、事前準備の扱いとなっている。

この先が本申請作業なのだが、何故かここでも再びパスポートを読み取る。
今度はICチップを読み取る。
ただ読み取る情報は先程の画像認識で読み取ったものと変わらない。
画面に表示された情報が同じというだけで裏ではもっと細かい情報を読み取っているのかもしれないが、だったら尚更画像認識は要らないだろう。
なぜ2回読み取るのか謎である。

次は申請者の本人確認のためなのかよくわからないが、マイナンバーカードのICから顔写真を読み取る。
マイナポータルに入っている時点で本人確認にはなっているはずなのだが、日本ならではのおもてなしだと思っておこう。

最後に電子証明書を付与して申請情報を送信。
申請完了である。
4~6開庁日で受け取り可能となっていたが、これは窓口によって変わるかもしれない。

オンライン申請を利用した場合に手数料のクレジットカード納付も出来るようになったが、さすがキャッシュレス後進国だけあって現時点で対応しているのは鳥取県だけである。

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