見出し画像

サンライズで行く島根旅行② 2020/11/24 ~出雲編~

900kmもの長距離に渡って我々を運んでくれたサンライズ出雲と別れ、久しぶりの地面を踏みしめた。ここ出雲市に来た目的はやはり何といっても出雲大社である。というわけで早速JRの横にある電鉄出雲市駅から一畑電車に乗り、出雲大社前まで向かった。途中では広大な畑の中を走るが、出雲大社前駅を出ると立派な鳥居前町が広がっている。ここだけなのかは知らないが、松の木が歩道のど真ん中に植えられているのが印象的だった。

画像1

巨大な鳥居をくぐった先にも長い参道は続く。歩いていると参道の脇に小さなお社があり、そこにたくさんの人が並んでいた。どんなご利益があるのか知らずにその時はスルーしていったのだが、後で調べたら身の穢れを祓う場所だったらしい。さらに大しめ縄で有名な神楽殿では、お参りをする際に二礼四拍手一礼をするのが決まりとなっており、これは前の人のを見様見真似でやったが、このように出雲大社には特有の参拝方法が色々とあるので事前に調べておこう。

御本殿裏側の奥にあるお社ではなにやら人々が取り囲むように並んでいて、気になったので自分も並んでみた。ここは素鵞社(そがのやしろ)といい、裏手に回ると出雲大社で最大のパワースポットがあるとのこと。床下には砂の入った箱があり、前に並んでた人たちはそれを手持ちの袋にかき集めていく。おそらくそれにもご利益があったのかもしれないが、生憎袋も無かったのでスルーした。段差が高いので歩く際は気を付けよう。

画像5

大社の参拝を終え、次は歩いて15分くらいの距離にある稲佐の浜を訪れた。この浜辺は弁天島という巨大な島があることで有名で、ここの砂を先ほどのお社に持っていくといいらしい。それにしてもこの島の周りは何もないごく普通の浜辺で、岩場がないにもかかわらず、なぜ突如として砂浜の上にぽつねんと巨大な島が存在しているのかが不思議である。さすがは神話の残る出雲の国。

画像2

出雲の料理は蕎麦が有名なようで、昼は太田光や寺田心など数多くの著名人が訪れた蕎麦屋に行った。出雲の蕎麦は三段の器に盛られているのが特徴であり、それぞれの器によって乗せられる具が違う。直接つゆをかけるというタイプで加減が意外と難しいが、蕎麦はとてもしっかりとした歯応えがあった。明太子みたいなものや卵黄、とろろなどと合わせて食べる蕎麦も美味しいので、出雲に来たら寄るべき。

画像3

帰りはバスに乗って出雲市駅まで移動。先ほどサンライズで通ってきた路線を普通列車で逆戻りし、この日の宿泊地となる玉造温泉へと向かった。

ちなみに、この日泊まった「長生閣」という所の温泉がとても良く、特に床や壁にたくさんのメノウが敷き詰められた美しいお風呂は居心地と雰囲気が最高である。メノウはこの辺りで盛んに行われている勾玉製造にも使われており、宍道湖の畔にある「伝承館」に行けば超巨大な勾玉をみれたりする。さすがは玉を造る温泉。

画像4


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?