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「ゴールデン・エイティーズ」シャンタル・アケルマン//"Golden Eighties" Chantal Akerman

※今まで頑張って構成を考えながら感想を書いていましたが、自分のメモとして記録を残すことにしました。

冒頭でミランダ・ジュライを思い出させる。おしゃれ。ミランダ・ジュライがアケルマンに影響されていてもおかしくないだろう。

アケルマン作品は「ジャンヌディエルマン」のイメージが強かったので、冒頭のキスシーンに面食らってしまった。美男美女が登場するわけではなく、滑稽なミュージカルらしいビギニング。「8人の女たち」にカラーも雰囲気も似ている。この作品がどこまで有名で人気なのかわからないけど、フランソワ・オゾンがこの作品を意識していても不思議ではない。

スラップスティックコメディというか、TV番組的に見える。モール、というワンシチュエーションで撮られているからかもしれない。だけれども嫌いじゃない。好きでもないかもしれない。

恋愛が繰り広げられる映画で、若さゆえのアップダウンが居心地が悪いんだか、可愛いんだか。尻軽かどうかで分断される女性陣の姿が、とても印象に残った。若いイケメンが尻軽女が好き、という描写に「アケルマンらしさ」を感じる。尻軽で何が悪いんだ、という描き方も嫌いじゃない。

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