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迷走してる時に読んだ「やりたいことの見つけ方」#2

#1の続きです。
ここからは、「重要な3つのピースを具体的にどう考えていけばよいか?」がメインになってきます。
ちなみに引用部分は、なるべく端的に私が整理して書いています。
そのため、ニュアンスだったり本当に伝えたいことが抜け落ちているかと思います。是非、書籍を購入して読んでみてくださいね。

対象の書籍

世界一やさしい「やりたいことの見つけ方」ー八木仁平

本当の仕事は自分が飽きないことで人を楽しませること

「商い=飽きない」こと。人からいくら感謝されてお金が稼げても自分の興味のないことは飽きる。相手も飽きる。時代の変化に合わせて両方が飽きない状態が良い。
自分が飽きない仕事でも、相手が飽きるならそれは「趣味」。
『やりたいことを続ければ仕事になる』は間違い。
自分と他人がいて「やりたいこと」が形になる。
そこで重要なことが「大事なこと(価値観)」である。

価値観には正解がない

価値観について勘違いしやすいことが「目標」。
「価値観=方向」「目標=距離」である。そこを間違えると滑車を回すハムスターと同じようなもの。
目標を達成して燃え尽きてしまう悩みがある場合は価値観がずれている。
また、価値観に正解はない。自分が「こう生きたい!」と思えることが立派な価値観。「こう生きるべき」は、偽物の価値観であり、それは他人に影響されて刷り込まれた偽物。

まさに他人の考えばかりを聞いてきた自分には、耳が痛いです…!
改めて思い返すと前の記事で述べた通り、自分の軸が無く、様々な人の言葉を参考にして生きてきたため、その他人の価値観を自分のものと勘違いしていることに気づけました。
だから今、自分に対して疑問が強く生まれているんだなとい実感しています。この偽物の価値観が根付いた理由は、別途記事で書いてみます。

本物の価値観を見つけ出す5つのステップ

1. 質問 に 答え て 価値観 キーワード を リストアップ する
2. 価値観 を マインド マップ に まとめる
3. 他人 軸 な 価値観 を、 自分 軸 に 転換 する
4. 価値観 ランキング を 作る
5. 仕事 の 目的 を 決める

ここで重要な3つのピース「大事なこと(価値観)」が見えてきます。
これは最後にやります。ぜひ皆さんも書籍を読んで実行してみてはいかがでしょう。

「得意なこと」とは?

「得意なこと = 成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターン」。頭と心のクセが「得意なこと」。自分にとって「無意識であること」を示す。
「得意なこと」をやらないのは、ずっと利き手を使わず生活するようなもの。

このように得意なことを考えたことは無かったのでハッとしました。
今の自分が得意なことって…と考えてみましたがパッと出てきませんでした…
如何に自己理解が足りず、自分が持つ「知識とスキル」を「得意なこと」と思い込んで生きてきたかがわかりますね。
ここも最後のまとめで整理します。

「自分を変える努力」から「自分を活かす努力」へ

「得意なこと」はクセ。クセに良し悪しはない。クセを認識して長所・短所を考える。そうすると得意なことが見えてくる。あとは、得意なこと(長所)が発揮されるかを理解する。
逆に短所ばかり理解・改善しようとすると、苦しく、「自分は努力しても変われない」と自己否定することになる。そこは視点を変えて長所に捉えなおしたほうが良い。
努力は必ず報われるというのは嘘。苦手を克服する努力は意味がない。

この考え方は、強く同意見です。
私は自分事で気づいたわけでなく、初めてチームを持った時に気づけました。チームメンバーが苦手なことを任せても、成果が薄く、何回かやってもらっても改善がありませんでした。
そのメンバーの苦手なことがわかってからは、逆に得意なことをヒアリングして実行してもらうようにした結果、生産性が上がり、成果物の質も段違いによくなった経験があります。
それからは、私のメンバーになった方々には、なるべく得意なことをやってもらうようにしています。逆に苦手なことは本当に仕方のないときしかやってもらっていません。

体育会系思考の上司とかは、「苦手は甘え、皆やってんだ」と言っているのを聞いたことがあり、この人はマネージャーではなく作業員をやれと思ってしまった記憶があります…

自己啓発本は読むと自信を失う

自己啓発本には「俺はこうやったらうまくいったぜ!」という成功例、著者の長所の使い方が記載されていて、それが唯一の正解のように書かれている。それを真似しようとすると自信を失う。それは、自分の適性に合わない長所の使い方だから。
自分の成功法則は、自分の中にしかない。
 経営学者のピーター・ドラッカー 
「強みのみが成果を生む。弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである。
 しかも弱みをなくしたからといって何も生まれはしない。
 強みを生かすことにエネルギーを費やさなくてはならない」

ここも強く同意です。
私もこの本を読むくらいですから自己啓発本を読みます。
ただ、その中で書かれていることは、「時代・著者の経験・流行」などのバックグランドがあった上での成功体験が書かれています。
それを自分に照らし合わせてもうまくいかないのは当たり前ですよね。

自分は自分、他社の頭の中なんて見えないし、真似できません。

「好きなこと」とは?

好きなこと=興味・好奇心を感じる分野。
疑問を疑問のままで置いておくのに耐えられない。
”知らない” を ”知っている” 状態に変えたくなるもの。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 
「食欲がないのに食べると健康を害すのと同じように、
 欲求を伴わない勉強はむしろ記憶を損なう」

「役に立つから好きなこと」は「結果」が欲しいからやっていること

多くの人が「役に立つから好きなこと」を大事にしてしまって「興味があるから好きなこと」を捨てている。「役に立たないから」やらないは、好きなことを探す最大の悪魔。

これは、本当に悩ましいですよね。どうしても合理性を重視して考えてしまう罠です。合理的であることは、一切悪くないのですが、その面が強いからこそ幸福具合が下がるのも何となく納得できます。
また、「役に立たない」が先行して頭に出てくるせいで思考停止してしまうから、好きなことが浮かばないのだなと認識できました。

【#2】はここまで

今回は具体的に重要な3つのピースのうち2つをテーマにした回でした。
これまで頭で考えていたものが大体言語化されていて改めて再認識および認識変革できてとても参考になった回でした。

次回は、最終回でこれまで最後に整理するとしてきた自分の整理を取りまとめる回です。
是非、皆さんの参考になればと考えているので次回もよろしくお願いします。


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