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読書感想「解散ノート」モモコグミカンパニー著

ゆっくり読みました。
上村はBiSHが好きなので、2023年6/29の解散に至るまで、四年あまりの状況を中から観たものを読みたいなと思ったのでした。
モモコさんの時に弱気に、時に思い直しという迷う内面がメインで書かれていて、こんなに不安定なものなんだなということは初めて知りました。
出来事としても、これまでは解散か解散しないかの二択だと思っていたのですが、活動休止の選択もあり得たということは、初めて知って、上村としては最後のライヴに行けなかったので、活動休止だったらなとも思ったのでした。解散しても復活するバンドやグループというのはあるので、メンバーの思いとは別に清掃員の思いとして、復活してほしいとは思います。
成長過程を見せるアイドルと、作品を見せるアーティストの違いは、何を見せるかという観点ではっきりしていたはずだったけど、本を読んで、新たな視点も加わりました。期待に応えるものを出すのがアイドルで、自分が主体で動いていくのがアーティストというのがパフォーマー目線にはあるようです。
BiSHは最後の二年くらいは作品を見せるアーティストになっていたと思う。自分が主体はどうなんだろう、よくわかりません。
メンバーを気遣って、誰が泣いていたとはっきり書かないのは優しさなんだろうし、泣いている理由は自分の想像でしかないとはっきり書いてある、そういう自覚ができる人は珍しい気がする。
他のメンバーにも解散ノートを書いてほしいし、読みたい。その時々のライヴやインタビューで出すものがすべてだという思いもあるだろうけど、それは清掃員向けのものなので、本音をというのがあるんです。
モモコさんとは関係なしに、2022年5/13の怖いと思う気持ちについての考察が、うんそうだよねと思ったことでした。
モモコさんは自分で素人で、普通の人で、弱くてと書いている。そんな人がライヴに出て、東京ドームのステージに立つということが、モモコさんが勇気のある人 そういう証になっていると思う。
「解散ノート」を書いてくれてありがとう。

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