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【マーケティング支援会社への提言】小手先のソーシャルメディア手法を提唱するのは止めようよ!

今さら、ソーシャルメディアについて、書くのも「めっちゃ今さら感」がありますが、ちょっと書かざるを得ないな!と思うことが、最近増えてる気がするので、敢えて書いてみました。

ソーシャルメディアとは、インターネットを利用して誰でも手軽に情報を発信し、相互のやりとりができる双方向のメディアであり、代表的なものとして、ブログ、FacebookやTwitter等のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、YouTubeやニコニコ動画等の動画共有サイト、LINE等のメッセージングアプリがある

杓子定規なところから始めると、総務省の情報通信白書の定義では、「相互のやり取りができる双方向のメディア」をソーシャルメディアって示してるんですよね。※「相互のやり取り」ってのがメッチャ大事やと思うので、この部分は後ほどもう少し掘ってみたいと思いますが。

ちなみに、日本はガラパゴスで定義してしまってることが多いので、海外に目を向けて見るとどんな感じなんでしょうか?

稚拙な英語力ながらも、「What is Social Media」ってググってみたときに一番頭に出て来た記事を参考にしてみると。

Social media is the collective of online communications channels dedicated to community-based input, interaction, content-sharing and collaboration. Websites and applications dedicated to forums, microblogging, social networking, social bookmarking, social curation, and wikis are among the different types of social media.

「the collective of online communications channels dedicated to community-based input, interaction, content-sharing and collaboration.」ってことなんですよね。

「online communications channels dedicated to community-based」って節が特に大切なんだと思うんですよ。英語が不得手なんで、恥かかないためにGoogle翻訳に訳してもらったものを入れておきますが、「コミュニティベースのオンラインコミュニケーションチャネル」ってことなんですよね。

なんかコトバの定義ばかりを深堀して、学校の授業みたいになって来ましたねw そんな堅苦しくやるつもりはありませんので、もう少しお付き合いください!

ちなみに、コミュニティについて深堀しようと思いましたが、坂口さんのnoteが本当に凄く分かり易かったので、是非ともこちらをご覧ください!!

で、このnoteの本旨は、何か?と言うと、「ソーシャルメディア」内でのマーケティング・プロモーション活動で、「なんか違和感!」を感じるものが多い(増えて来てる?)と感じることがあるな。ただ、これ、マーケティング・プロモーション活動を支援する会社の誤った(生半可な)入れ知恵のせいなのではないか?と思うんです。

■気になること1:自動いいね

Instagramを利用しておられる方ならば、遭遇した方もおられるかと思うのですが、「#佐世保 #お祭り 」とか入れてると、投稿から数分以内で全然関係ない「ヘアサロン」とか「結婚式場」のInstagramアカウントから、「いいね」がいくつか付く現象ってありませんか?

上の画像では、一部を切っていますが、「自動いいね インスタ」とかで、ググると、リスティングでいくつかのベンダーさんの広告が出てきます。「自動いいね」「自動フォロー」とかをやってくれるらしいですね。。

これらのパートナーシップが継続して健全なユーザー体験や交流を提供できるよう、弊社ではサードパーティーアプリを使って高い人気があるように見せているアカウントによる不正な「いいね」やフォロワー、コメントの削除を開始することにしました。
フォロワーの拡大にサードパーティアプリの利用を継続すると、Instagramの利用に支障が出る可能性があります。
今回のアップデートは、Instagramが大切な人や大好きなこととつながれる、活気に満ちたコミュニティであり続けるための新たなステップです。Instagramでの不正なアクティビティをなくすための追加措置については、今後数週間のうちにさらに最新情報をお知らせします。

引用だらけになりましたが、つまりFacebook社としては、「コミュニティ」を築きたくて、健全な「コミュニティ」作りを、邪魔するものは排除するってことですね。

このポリシーが発動されようがされまいが、ユーザーとしては、Instagramに「好きなもの」を探しに来ている、繋がりたいと思っているという気持ちで来ているので、「全然知らない」しかも「興味を持つこともない」アカウントから急に「いいね」で絡まれても、「何も心は動かない」と思います。

このようなユーザーの気持ちを考えず、「僕(私)の方を振り向いて!!」という気持ちのまま「いいねプレゼント」をし過ぎる、アカウントは「違和感」を持たれて、「コミュニティ」から排除(ソーシャルメディア運営会社のポリシーとしてではなく、ユーザーの信条として)されるでしょう。

ということは、「ソーシャルメディア」というものの成り立ち・期待されている価値を考えれば、簡単に分かることなのですが、この点を御座なりにして、「安易なテクニック」のことを啓蒙・販売してしまう、マーケティング・プロモーション支援会社がいるんでないかな?と思ってしまいます。

■気になること2:コメントの温度感

先ほどの「自動いいね」と比べると、「相互のやり取り」ベースにはなっているものではあるんですが、これもちょっと「違和感」感じてしまうな。と思います。

私のInstagramの投稿に対して、「東京の老舗の醤油」メーカーさんが、「NICE」とコメントをくださったんですが、これまでフォローしていたわけでも、中の人を知っている訳でもないブランドから、急に「NICE!!」と言われても、「慣れ慣れしいけど、誰!?」って感情がこみ上げて来るんですよね。

英語圏の方からのコメントであれば、少しは「違和感なく」受け取れたのかもしれませんが、「老舗の醤油」メーカーさんからの初めのコメントが、これってのは。。。

銀座四丁目の交差点で全然知らないおじさんに、「君のその服装、なかなかイケてるで!」って言われたら、「嬉しい」けども「誰!?(なんかちょっと失礼な感じも。。。)」となりませんか?

現実社会の「相互のやり取り」をイメージして、ご自身(アカウント)のキャラクタを鑑みて、コメントなどの発信をした方が、「なんか違和感」ってことは防げて、良いコミュニケーション・ファンづくりができるのではないでしょうか?

ちなみに、これも妄想の域を出ないですが、支援会社が「プロフィールページを見てもらう数を増やさないと、フォロワー増えないので、ターゲットに該当しそうな投稿している人のコメント欄に、兎に角一言コメントでも入れていきましょ!」とかアドバイスしているのではないか?と思います。

完全に小手先のテクニックですね。

オンラインとオフラインの垣根がなくなって来てる時代には、ソーシャルメディアは、お客さん(ユーザー)とお付き合いする上で、大切なツールだと思います。

だからこそ、「小手先のテクニック」に流されず、本質を見直して、取組ませんか?って声を大にして言いたい!あと、マーケティング・プロモーション支援会社は、「小手先だけ」をお客さんに売り込むこと止めましょうよ!お客さんのちゃんとしたパートナーになるためにも。

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