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【強い組織を創りつつ、爆速成長を実現するコツ】


課題発見家のしゅうです。

2020年はウチの会社からまぁまぁな重要人物達が去っていきました。

実際、自分自身も身近な人が辞めた事で結構モチベーション落とした感はありました。


大なり小なり、皆さんもそう言う気分になった人も多いのではないでしょうか?

人の移り変わりとは必ず発生するもので、ゼロにすることはできません。
とは言っても、できるだけ少なくしたいと考えるのは当然でしょう。


さて、ではここで皆さんと一緒に考えてみたい事があります。
(誰か特定の人を頭に思い浮かべながら聴いてください。)

〇〇さんが当社を辞めないように取組みを行う事は、良い事か?


これは先に結論を述べてしまうと下記の通りです。
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どちらかと言うと、組織に特定の人が遺る仕組み自体は重要ではない。

「人が残るように組織が成果を出しやすくする仕組みを遺す」事の方が重要。

その取り組みの過程自体が会社を強くするので、

結果的に【人が流動的になってもうまくいく】

これが重要。

そうすると、勝手に人が残る様になる。

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この考えを最近言語化できたわけですが、
これと、「マネジメント」と言う定義が一体何なのか?

ドラッカーをちょうど読もうとしていた時に、
マネジメントについて研究しているであろうとある人のFacebook投稿を見て、感動しました。

全文も載せておきます。

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『早く行きたければひとりで行け。遠くへ行きたければみんなでいけ。』

アフリカのことわざらしい。

1人で成果を出してもたかが知れてる。

でも、遠くへ行きたいっていうのは自分のエゴでしかない。

自分のエゴに他人を巻き込むんだから、巻き込む人の人生を背負う覚悟が必要になる。

自分も遠くに行くために、人を採用してるなら社員の人生を背負う覚悟でやる。

それが、マネジメントの責任であり人を教育する立場にある責任。

会社で活躍できる人を育てるんじゃなくて、世の中で活躍できる人を育てていく。

教育もまた、長期で考えないといけない。時代はもう終身雇用じゃなくて、
転職当たり前でそもそも入社の時点で転職考えてる人が半分くらいなんじゃないかな?

TOYOTAの社長も言ってたけど、世の中で活躍できる人に育ってもらってそれでも、
うちで働きたいって思われる会社を作ることがマネジメントの役割。

やめる人が悪いんじゃない。辞めたくなるような会社にしたことが悪い。

チャンス、仕組み、安心安全、給料とか課題はいっぱいあるけど、ここにチャレンジするしかない。

世界を取るには、みんなで行くしかない。まずは自分のところからもう一回やり直す。

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非常に感銘を受けたわけですが、この文章で気になったのが下記の二点です。


①マネジメントをなぜやるのか?
②本人の市場価値を上げる重要性


①マネジメントをなぜやるのか?

これは言い換えると、
【ところで「改善」は何でやるのか?】と言う言葉に置き換えられます。

ちなみに皆さんはちゃんと考えた事ありますか?
彼の文章を読みながら僕は考えました笑


改善とは、本来、辿り着きたい地点があって、

そこに期日内に到達したいから行うわけですよね。

つまり目的が必要なわけです。そこに行きたい理由が必要です。

その到達地点から逆算して何を改善しなければならないのか決めるのが本来の改善と言えます。

つまり、マネジメントをする意味は

「目的(辿り着きたい場所)達成の為にする事」と言う事になります。


決して、現状より成長したいからと言う積み上げ思考ではないはずです。
(もちろんその考えも大事ですが)


そして、ここで重要になってくるのが

②本人の市場価値を上げる重要性


そもそも目的達成したいと言うのは、
その人自身の単なるエゴでしかありません。


それに意味なく無条件に付き合わされるなんてたまったもんじゃないですよね??


と言う事は、そのエゴに他人が付き合ってくれるだけの納得のいく理由が必要になりますよね。


これは僕が思うに2つあると思います。

1.そのエゴに社会性がある事
2.ついていくことで本人の市場価値が高まる事


1.そのエゴに社会性がある事


気づけば自分は今年で36歳。
倍にすると、なんと72歳です。


なんとなくですが、
自分の中に明確に「終わり」が見えてきたり、
「あ、死ぬって本当にあるんだな」


なんて事がヒタヒタと近づいてくる実感が湧いてきます。
折り返し地点だからかな?


とりわけ34歳の時にこの感覚を強烈に覚えましたね。

家に帰って、お風呂に入って、軽く仕事を済ませて、
ベッドに入ってスマホをイジイジして、

くだらない記事を小一時間ほど見ている時に。


強烈に走ったんです。


「・・・え?俺って、スマホをこうやって
イジイジする為に生まれてきたんだっけ???」


決して考えてこなかったわけではなかったんです。
腹落ちするぐらい落とし込んでなかったと言えば正しいかもしれません。

自分の生きる定義を明確に決めていない事で、途端に不安に襲われました。


20代ならなんとなくやり過ごせたのかもしれませんが、
34歳と言う、

・仕事が楽しい、脂がのってる
・死を感じる年齢になった

と言う気持ちが、自分の人生に深く問いかけてきたんです。


ですから、自分のやっている仕事が、言会社のミッションに従って役割を与えられた仕事なわけです。

例えばあなたの会社の仕事が、

・どう考えても大して社会の役に立ってない
・金儲けだとか個人的なエゴに付き合わされてる感が否めない

となっているのであれば、間違いなく人生の軸がブレます。
心の拠り所がないんですよね。

俺の仕事は社会の役に立ってるからこのままで良いんだ!みたいな。


と言うわけで、
1.そのエゴに社会性がある事


が大事って話。


そしてもう一つ。

2.ついていくことで本人の市場価値が高まる事


いくら社会性のあるエゴと言っても、そこに付き合わされていくと時間を使います。


誰だって「愚痴をひたすら聞かされる飲み会」や「つまらないセミナー」に出たくないですよね?


そうですよね。
誰だって無駄な時間は使いたくないのです。


先ほどのFacebook投稿にも書かれていましたが、社内で活躍ではなく、
世の中で活躍できる様に育てる事が、会社のエゴに付き合ってもらう為の条件になります。


世の中で活躍できるとは、自分が市場に出た時に価値が高いという事です。


市場価値を高めて挙げられるような仕事内容である事と。
自社の戦略や事業が市場に受け入れられるものかどうかの検証が常に必要になります。

また、自社のやっている事業や業務内容が、

・再現性があり、どの会社に行っても市場価値を発揮できるか?
・スタッフレベルなのか?管理職レベルなのか?役員レベルなのか?


と言う風に、しっかり見てあげるべきですよね。


繰り返しになりますが、結論は以下の通り。
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どちらかと言うと、組織に特定の人が遺る仕組み自体は重要ではない。

「人が残るように組織が成果を出しやすくする仕組みを遺す」事の方が重要。

その取り組みの過程自体が会社を強くするので、

結果的に【人が流動的になってもうまくいく】

これが重要。

そうすると、勝手に人が残る様になる。


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会社を辞めようと思っている人は、

・自社で成果を出す

・再現性を高める

この2つの力を身に着けてから次を見据えるのが良いのではないでしょうか。



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