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- カナダの日常 vol.16- 働き方はアップデートできない!!



リモートワークおじさん、というか私の働き方

以前、チラッとは触れているのですが、私はリモートで働いています。学生だけではないのです。(重心は学生)それと、今はそれほどでもないのですが、激烈に働いていた過去があります。
でね、人間それぞれ良いところと悪いところがあるもので、それが仕事にも影響を与えることがありますよね。私の場合・・・

とにかく集中力が持たない・・・

性格ですね。例えば、1時間何かに集中するのはほぼ無理です。頑張っても45分とか。だから今も学校の授業は必ず”切れてる”瞬間があります。最低限になんとかしてますけど。気が付いたら2時間とか3時間ってこと、ないです。ひとつのことに没頭する派ではないんですね。
一方、20も30も並行して作業するのは、割と得意です。昔は20も30もでしたけど、今は10くらいか。

マルチタスクというか、ハイパースレッディングというか。

以前あるnoterさんがポモドーロ・テクニックを実践されていて、これ良いなと思ったら、実はそうとは知らずに実践していました。(すごく参考になったのですが、残念ながら記事はもうないのです) 25分集中して、一息ついての繰り返し。

スイッチが入る環境がないとダメ・・・

"昭和気質"というのがまさにこれかと思います。仕事、というかオフィス作業は会社でやるものと刷り込まれている。正確にはメールワークは別で、いつでもどこでもですが。とにかく、私の生産性は環境に依存します。家はダメですね。率直にダラけます。ソファやベッドや。頭のスイッチの切替具合もあります。昼間のパパは~♪の世界で、昭和おじさん。電車に揺られて、事務所に行かないと、みたいな。コロナで多少変わりましたけどね。これは、私はそういう人と理解した方が、次に進みやすいと思ってます。

そんな性格ですから、自分のダメなところは何かで補って、生産性を高めて成果出せばよいでしょう、と。そっち派です。パフォーマンスを出せる環境は必要だけど、逆にパフォーマンスを出せることこそプロフェッショナルであると。プロスポーツ選手と一緒だと。ソファでねそべってスマホをいじりながら思っているのです。。。(そこだろっ!)

通勤のルーティンから抜け出せない

私は結局、オフィス環境が一番生産性を高められます。単純に机や椅子だけの問題じゃないんですよね。雰囲気やウロウロできたり、他にも働いている人がいるってのもポイントで。通勤というか、オフィスに行く時に、頭を整理したり、集中力を徐々に高めたり、その辺はスポーツ選手のルーティンと一緒
ちなみに、昔は4時半に起きて、シャワーして、ご飯をしっかり食べて、6時過ぎの電車に乗って(早朝で座れます)、7時前に着いて、7時から仕事を始めるというスタイル。

早朝通勤は、大好きでした。とにかく空いている。逆に直行でラッシュに巻き込まれるのは、やっぱり楽しくはなかったです。

WeWork、こんなところです

ということで、ここからが主題です。オフィス環境がほしいということで、コワーキングスペースを借りてます。それがWeWork昨年倒産して話題になったあそこです

WeWorkの一部をご紹介。今は個室ではなく、数人でシェアするところを借りています。

世界の人はどう働いているか??

私がどう働くかはともかく、気になりますよね。日本人は生産性が低いと言って、アメリカはこうだとかドイツはこうだって、記事では読んでも、なんかな、自分たちのこと否定されるのイヤだなって。極めてミクロな世界ですが、カナダにいる人も"たいがい"ですよ。

■世界中にサボっている人はいる
スマホゲームやったり、後ろを通りがかると観ていた画面をスッと消すのも同じ。YouTubeとか”ながら”作業の人も、まあ、よく見かけます。YouTubeはデュアルモニターの片方に立ち上げっぱなしって人も多々。

■引き際はやはり早い
17時は境目で、サッといなくなります。入居はStartupが多いので、残業というか作業している人はいますけど、多くはないですね。19時になると、フロアはほぼ貸し切り状態です。(私は、北米の夕方から深夜にかけて仕事)

長時間労働ではない人が多い、かと言って仕事中ずっと集中してる訳でもない、でいて生産性が高いって・・・。日本の場合は、不毛な根回しとか、段取りの悪い会議とか、無駄な書類作りとか、私達のユニークな文化のネガティブなところが色濃く作用しているんですかね。(この手の政治っぽいところが、まさに腕の見せ所って人もいるんですが)
見てると、アウトプットに対する期待値には違いがあると感じる時はあります。日々出会う研ぎ澄まされた顧客志向なんか、日本の価値の極みであり、一方で非生産性の象徴ですよ。価値観の差異です。こっちの人、恐らく便利はウェルカムだけど、至れり尽くせりは求めてない。世界尺度で比べないといけない場合は、残念ながら効率ワルッになっちゃいます。だからと言って、アメリカ人やカナダ人は優秀で、日本人は優秀じゃない、ってことはないと信じてます。インドや中国も、世界中どこでも似たようなバランスでしょう。人口との比率で、数の多い少ないはあるでしょうけど。

デカい企業がドカっと入っているビルもありますが、私がいるところは。個人やSmall businessの人が多いです。
電話やビデオの会議はここでやってくださいというブース。

コミュニティにも・・・

WeWorkの醍醐味と言えばネットワーキング。コミュニティ活動もいろいろありますけど、オフィシャルなものにはあまり参加していないです。単純にずっとネイティブスピーカーといると疲れるから。けど、顔見知りになると、一言二言、三言おしゃべりしたり、話し込んだり。夜いる人なんて限られるから。知ってる人がいて、どうでもいいことをしゃべれるって環境は好きです。黙々と作業するより、誰かとコミュニケーションはしたいんだと思います。ここを借り続ける意図は、そこにあるんじゃないかとも思ってます。
ちなみに、メンバーのWhatAppには混ぜてもらっていて、ネイティブ同士の会話を楽しく拝見しています。

この日は映画観賞会やろうって、夜に映画観てました。私は、「そうか仕事中か、残念だな」って言われ。みんな、私が特殊な働き方しているのは知っているので。。。

そしてオフィスに戻る

隣の芝生は~で、一見わぁすご~いって見えるかもしれませんが、私がやっている仕事で、海外からのリモートワークがベストソリューションとは思いません。一昔前、15年くらい前には、"それはないでしょ"と思われていたことが、テクノロジーの進化とコロナの意識変化で、価値観が浸透して、"できなくはないよね"になったくらいです。ZoomやTeamsのトリミングされた顔だけだと、コミュニケーションが十分とは感じません。古い!のかもしれませんが、人間だもの。In personに優るengagementはないかな。もっとも、もう数年もすれば、"え、全然ありでしょ"くらいになるかもしれませんが。

ということで、最終的には、仕事をオフィスでやろうと家でやろうと、やることをやれれば、場所は問わず。自分の生産性を最も高められるようにやってくださいなと。自立ですね。それが良いです。
アウェイ環境で、外国人と一緒にやると、また価値観の違いが出てきて、大変でしょうね。それをうまいことできると楽しいんだろうし、体験してみたいですが、それはまた別のお話です。

ある日のお弁当。夕食はお弁当です。(日本のお昼に合わせて) いつも1人なので、寂しいっちゃ寂しいですね。


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