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【誠意と丁寧さの交渉はここまでかっ!?】大家さんの意向は分かったよ【第6話】

前回の詳細はこちら、を読んでいただきたいのですが、簡潔に言うと、以下の2点を伝えました。

・立ち退き料が不要というケースは、ほとんどが賃借人の支払状況や使用状況に問題が認められる場合であること
・退去依頼から退去希望日までの期間の長短が、立ち退き料の算定には影響しないこと

なので、立ち退き料のこと、改めて大家さんに伝えて検討してほしいです、というのが前回の趣旨でした。

そこから・・・

10日ほど、返事なし!

いつまでに返答が欲しい、というのを前回は伝えていなかったので、こうなる予想はしていましたけどね~。

ということで、催促メールを送信。

管理会社 A様
お世話になっております。
〇〇マンション99号室の脱兎です。

先月末、(2023年)4/27にお送りしたメールの件ですが、その後、いかがでしょうか?

オーナー様の返答待ちなのか、オーナー様からの返答内容は変わらない、なのかなど、2023年5月10日を目安に、ご回答を頂けますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

このメールを送ったのが5/7の夕方だったので、3日後に返事を、というちょっと短めの期日指定ですが、10日ほど待たされているのでこれくらいは良いのではないか、という判断ですw

すると、きっかり3日後に返事がきました。

脱兎様
お世話になります。

再度、大家さんに確認致しましたが、今のところの考えは前回どおりです。
大家さんがお知り合いと相談された上での回答です。

通常、貸主様からの解約は6か月前、借主様からの解約は1か月前となっていて、今回の解体の予告は1年10か月前で、借主様の引っ越し等の計画を考える上でより計画を立てやすくする為にお知らせしたもので、通常の引っ越しまで補償することは考えていないとのことです。

今回の取り壊しの事情が老朽化で採算が合わないということもあり、大家さんとしては大家さんの責任があるのか疑問があり、これ以上の支出を抑えたい考えです。

よろしくお願いいたします。

内容としては今までと変わらず。
要は「大家都合で採算が合わないから取り壊す。早く伝えたのだから自腹で出ていって」ということですね。

はい、承諾できませーん!

前回までは、立ち退き料というものについて多少は知っているんだよ、というオーラを練り込みつつ、腰の低いメールでやり取りしていましたが、次回からは本気モードのメールをぶっ放します!

最初から、本気モードでも良かったのですが、そうしなかった理由はいくつかあります。

理由1:大家さんの感情(ハート)に火をつけたくなかった
 → 感情的に「絶対に立ち退き料は払わない!」となると交渉が長引いて、色々と疲れますから。

理由2:大家さんや大家さんの親族が近隣に住んでいる
 → 最悪な大家さんの場合、嫌がらせとかしてくるらしいです。

と、こんな理由で優しく丁寧に交渉してきましたが、今後は「弁護士」とか「法律」といった言葉を交えた交渉に切り替えていきます。

その前に、裏アクション?もあるので次回はそこに触れたいと思います!

今回の気づき:誠意と丁寧さだけでは、立ち退き料を払う気にはなってくれない

バチバチとバトルする抗争をするのではなく、冷静に事を進める交渉といきたいものです。

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