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ラジオに全力で感想文を送ると、ホントにいい事がおきる。

2019年5月26日にNBCラジオでオンエアされたラジオドラマ「志筑忠雄伝 出島から地球を見た男」について、NBCラジオに感想のメールを送った。内容は以前ここに書いた通りの絶賛と、せっかくだからいい番組だったのだからもっと事前に、全国にむけて宣伝すればよかったのに、というもの。

私としては、番組の担当者や出演者にこのプリントアウトが手渡され、かつ、局内の管理職の目に留まればそれでリスナーとしての役割が果たせる、と思ったまで。番組を作る側の自分がされたら嬉しいことをしたわけです。

そうしたら、なんと、今朝の『あさかラ!』で、このメールが大々的に読まれたのでありました。嬉しいなぁ。届いた以上のリアクションが局から、そして、いつも聞いている番組から返ってくるなんて。村山仁志アナウンサーが脚本を担当したからドラマの関係者ではありますが。

いままで放送局で番組制作をしてきて、一番力強く思ったのは『リスナーからの感想』が届くことでした。特に民間放送では、スポンサーの意見と同じくらいリスナーからの感想文が力を持ちます。いや、スポンサーをも動かすことがあります。

ただ、そのためには、普段番組に送っている気軽な感想メッセージだけでなく(それは番組制作の現場にとって大変嬉しいものです)、どこがどう面白く、何がどう印象に残り、番組が自身にどう影響を与えたか、一つ一つ丁寧に…つまり、学校時代に書いた読書感想文くらい力を入れて放送局に投げかけすと、番組担当者を超えて、その近くの部署や関係者にも回覧されることがあります。

地方局の場合、局の人数が少ないため、場合によっては制作部、編成部など、職場全体で回覧されるかもしれません。

渾身の力で書いた感想文は、局内の多くの人々に元気を差し上げることができるというわけです。さらにはその反響が経営陣やスポンサー陣の耳にとまれば、何かがかわるきっかけになるかもしれないのです。

決してこれは、荒唐無稽な話ではありません。私は90年代、一枚の熱いファックスのおかげで局内で一目おかれたことがありました。また、担当番組のとんでもないトラブルで役員会にかけられそうになっていたところを、一本の新聞記事で助けてもらったことがありました。まあ個人的な体験でしたが、リスナーの言葉がラジオ局に与える影響力の強さを知りました。

もし、日本のラジオをもっと元気にしたいと思うなら、たくさんの人が、それもnoteでまとまった文章表現をしているような方々が、自分の好きな番組、素晴らしいと思った番組について、全力で書いた感想文を局宛にメールしてみてはいかがでしょう。

カードもステッカーもポイントも求めない、無償のお節介が、一番、番組制作者には嬉しいのです。

ところで今日、私の感想文を読み上げてくださった後、村山仁志アナウンサーが『私から、川崎さんの幸せを祈っております!』とおっしゃってくださいました。

そしたら、幸せがすぐに来ました。

お昼に自販機で40年ぶりに『当たり』がでました!こんな具体的な幸せはありません。まるでリスナープレゼントみたい(笑)あれ、今でもちゃんと当たりを出してたんですねえ。当たりで普段飲まない高級なコーヒーを飲みましたよ。NBCラジオと村山さんに感謝しながら。

しかし、NBCって、やっぱり『持って』ますよ。気を。村山さんが書いた『午前0時のラジオ局』じゃないけど、何かスピリチュアルなものを感じますねえ。NBC、そして村山さんには!


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