【計画】一級建築士(学科Ⅰ) 第10章「西洋建築史」過去問(H15〜R4)



正解枝の問題


パンテオン

建築物とその形態・構造的特徴との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

パンテオン(ローマ、不詳、2世紀)
直径約43mのドームは、コンクリートやレンガを用い、上方へいくほどドームの厚さが薄くなっている。

正解枝(R040301)

ジョンF.ケネディ国際空港TWAターミナルビル

建築物とその形態・構造的特徴との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

ジョンF.ケネディ国際空港TWAターミナルビル(ニューヨーク、E.サーリネン、1962年)
長さ約105mの屋根は、4本のY字柱脚に支えられた4枚の鉄筋コンクリート造によるシェルで構成されている。

正解枝(R040303)

ミレニアムドーム2000

建築物とその形態・構造的特徴との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

ミレニアムドーム2000(ロンドン、R.ロジャース、1999年)
直径約365m ・ 最高高さ約50mの膜構造ドームは、12本のマストの頂部からケーブルで吊られている。

正解枝(R040304)


大英博物館

西洋の歴史的な建築物とその背景との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

大英博物館(イギリス、1824~47年)
考古学の成果に基づく古代ギリシアや古代ローマ建築の研究及び正確な理解を通じ、その造形原理の復興を試みた新古典主義を背景としている。

正解枝(R020301)


タッセル邸

西洋の歴史的な建築物とその背景との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

タッセル邸(ベルギー、1893年)
植物の茎や葉、長い髪などの自然物をモチーフとした非対称な曲線や曲面を造形に用いたアール・ヌーヴォーを背景としている。

正解枝(R020302)

タ ッセル邸

「建築様式又は芸術様式」と「建築作品(建築家)」との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

アール・ヌーヴォー
タ ッセル邸(V.オルタ)

正解枝(H220303)

アール・ヌーヴォー

近代建築史に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

アール・ヌーヴォーは、19世紀末にヨーロッパで流行した新しい装飾美術の様式であり、有機的な自由曲線の組合せを鉄やガラス等を用いて作り出している。

正解枝(H202402)


シュレーダー邸

西洋の歴史的な建築物とその背景との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

シュレーダー邸(オランダ、1924年)
対象を幾何学によって客観的かつ普遍的に表現するために、要素を水平・垂直の線や面で構成し、三原色と無彩色を使用するデ・ステイルを背景としている。

正解枝(R020304)

シュレーダー邸

近代の建築作品とその特徴との組合せどして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

シュレーダー邸(G.T.リートフェルト) 
デ・ステイル

正解枝(H250203)


レッド・ハウス(赤い家)

「建築作品名」、「人名」及び「建築作品の特徴・背景」の組合せのうち、最も不適当なものは、次のうちどれか。

レッド・ハウス(赤い家)(イギリス、1859年)
ウィリアム・モリス(William Morris)
アーツ・アンド・クラフツ運動

正解枝(H270301)

アーツ・アンド・クラフツ運動

近代建築史に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

アーツ・アンド・クラフツ運動は、手仕事とデザインを結びつけて生活と芸術を統一することを主な目的とし、ウィリアム・モリスが主導したデザイン運動である。

正解枝(H202401)


ウィーン郵便貯金局

「建築作品名」、「人名」及び「建築作品の特徴・背景」の組合せのうち、最も不適当なものは、次のうちどれか。

ウィーン郵便貯金局(オーストリア、1906年)
オットー・ヴァグナー(Otto Wagner)
ゼツェッシオン

正解枝(H270302)


アインシュタイン塔

「建築作品名」、「人名」及び「建築作品の特徴・背景」の組合せのうち、最も不適当なものは、次のうちどれか。

アインシュタイン塔(ドイツ、1924年)
エーリッヒ・メンデルゾーン(Erich Mendelsohn)
表現主義

正解枝(H270303)
アインシュタイン塔
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Babelsberg_Einsteinturm.jpg


ロビー邸

近代の建築作品とその特徴との組合せどして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

ロビー邸(フランク・ロイド・ライト) 
プレーリーハウス

正解枝(H250202)


サヴォア邸

近代の建築作品とその特徴との組合せどして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

サヴォア邸(ル・コルビュジエ) 
近代建築の五原則

正解枝(H250204)

サヴォア邸

近代建築史に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ル・コルビュジェは、「近代建築の5原則」として、ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由なファサードを提示し、この原則を具現させた作品は、「サヴォア邸」である。

正解枝(H202403)


ルイス・サリヴァン

近代建築史に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

近代建築の流れにおいて、機能主義を表す考え方である「形態は機能に従う」は、ルイス・サリヴァンの言葉である。

正解枝(H202404)


フィレンツェ大聖堂

「建築様式又は芸術様式」と「建築作品(建築家)」との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

ルネサンス建築
フィレンツェ大聖堂の大ドーム(F.ブルネレスキ)

正解枝(H220301)
フィレンツェ大聖堂
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Florence.jpg


レ イクショアドライブ・アパートメント

「建築様式又は芸術様式」と「建築作品(建築家)」との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

国際様式
レ イクショアドライブ・アパートメント(ミース・ファン・デル・ローエ)

正解枝(H220304)


アーヘンの宮廷礼拝堂

歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

アーヘンの宮廷礼拝堂(ドイツ)は、平面が八角形の身廊とそれを囲む十六角形の周歩廊があり、身廊の上部にはドーム状のヴォールトをもつ集中式の建築物である。

正解枝(R010302)
アーヘンの宮廷礼拝堂
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aachen_Germany_Imperial-Cathedral-01.jpg
アーヘンの宮廷礼拝堂
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aachen_Dehio_1887.jpg


サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂

歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂(イタリア)は、楕円形のドームと、凹凸の湾曲面や曲線が使用されたファサードをもつバロック建築である。

正解枝(R010303)
サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:San_Carlo_alle_Quattro_Fontane.jpg
サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:San_Carlo_alle_Quattro_Fontane_(Rome)_-_Dome_HDR.jpg


コルドバの大モスク

歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コルドバの大モスク(スペイン)は、紅白縞文様の2段のアーチを伴って林立する柱による内部空間をもち、現在はキリスト教文化とイスラム教文化とが混在している建築物である。

正解枝(R010304)

歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コルドバの大モスク(スペイン)は、紅白縞文様の2段アーチを伴って林立する柱による内部空間をもち、現在はキリスト教文化とイスラム教文化が混在している建築物である。

正解枝(H28302)
コルドバの大モスク
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mezquita_de_Córdoba_desde_el_aire_(Córdoba,_España).jpg
コルドバの大モスク
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mosque_Cordoba.jpg


マルセイユのユニテ・ダビタシオン

住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

マルセイユのユニテ・ダビタシオンは、ル・コルビュジエによって設計されたピロティのある高層の集合住宅であり、建築物内には住戸に加えて、店舗、ホテル、屋上庭園等の機能がある。

正解枝(H300301)


ヴァイセンホーフ・ジードルング

住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ヴァイセンホーフ・ジードルングは、ミース・ファン・デル・ローエが全体計画を行った実験住宅展で建築された住宅団地であり、「インターナショナル・スタイル」の成立に影響を与えたものである。

正解枝(H300302)


ムードンの住宅

住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ムードンの住宅は、ジャン・プルーヴエによって設計されたものであり、アルミニウム等の材料が用いられている。

正解枝(H300303)


ハギア・ソフィア大聖堂

歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ハギア・ソフィア大聖堂(トルコ)は、バシリカ形式とドーム集中形式とを融合させた平面をもち、巨大なドーム構造によって内部に広大な空間を作り出したビザンチン様式の建築物である。

正解枝(H280301)


ヴォルムス大聖堂

歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ヴォルムス大聖堂(ドイツ)は、東西両端にアプスを対置させた二重内陣と身廊の両側に側廊を設けたバシリカ形式で構成され、東西の内陣と交差部とに六つの塔をもつロマネスク様式の建築物である。

正解枝(H280304)


テイト・モダン

建築物の保存、再生等の事例に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ロンドン(イギリス)のテイト・モダンは、第二次世界大戦後の復興時に建設された火力発電所をモダンアートの美術館へ再生させたものである。

正解枝(H240302)

テイト・モダン

既存の建築物の改修等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

テイト・モダン(ロンドン)は、煉瓦造の火力発電所を、エントランスホールを兼ねた5層吹抜けの巨大な展示空間をもつ美術館に転用したものである。

正解枝(H192505)


オルセー美術館

建築物の保存、再生等の事例に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
パリ(フランス)のオルセー美術館は、鉄道の駅舎を印象派の作品を中心とする美術館へ再生させたものである。

正解枝(H240303)

オルセー美術館

歴史的建造物の改修等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

パリのオルセー美術館は、駅舎の大空間を生かして、美術館にしたものである。

正解枝(H161705)


フライングバットレス

ゴシック建築のフライングバットレス

歴史的な建築様式に関する次の記述と図との組合せのうち、最も不適当なものはどれか。

1.ゴシック建築のフライングバットレス

正解枝(H152501)


二重殻のドーム


二重殻のドーム

歴史的な建築様式に関する次の記述と図との組合せのうち、最も不適当なものはどれか。

2.ルネサンス建築の二重殻のドーム

正解枝(H152502)


バシリカ形式


バシリカ形式

歴史的な建築様式に関する次の記述と図との組合せのうち、最も不適当なものはどれか。

3.初期キリスト教建築の柱廊付バシリカ形式

正解枝(H152503)


ペンデンティヴドーム


ペンデンティヴドーム

歴史的な建築様式に関する次の記述と図との組合せのうち、最も不適当なものはどれか。

5.ビザンチン建築のペンデンティヴドーム

正解枝(H152505)


ピサ大聖堂

ヨーロッパの歴史的建造物とその建築様式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ピサ大聖堂は、ラテン十字形のプランをもち、会堂部は五廊式、袖廊部は三廊式、交差部に楕円形のドームをもつイタリアのロマネスク建築である。

正解枝(H230201)


アミアン大聖堂

ヨーロッパの歴史的建造物とその建築様式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

アミアン大聖堂は、身廊部・袖廊部ともに三廊式であり、内陣に周歩廊と放射状祭室とをもつフランスの盛期ゴシック建築である。

正解枝(H230203)


サン・マルコ大聖堂

ヨーロッパの歴史的建造物とその建築様式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

サン・マルコ大聖堂は、ギリシア十字形の集中式プランをもち、中央の交差部及び十字架の4枝の上にドームをもつイタリアのビザンチン建築である。

正解枝(H230204)


ビルバオ・グッゲンハイム美術館

建築作品とその特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、( )内は主な設計者である。

「ビルバオ・グッゲンハイム美術館(Frank O. Gehry)」は、彫塑的な形態であり、三層にわたる展示空間が中央アトリウムを囲うように配置されている。

正解枝(H172501)


アラブ世界研究所

建築作品とその特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、( )内は主な設計者である。

「アラブ世界研究所(Jean Nouvel)は、図書館、博物館、展示室等からなる複合施設であり、南北二つの棟がスリット状の通路及び正方形の中庭を挟んで対峙する構成となっている。

正解枝(H172502)
出典:https://twitter.com/tkhr28059256/status/1394315971972669440


ロイズ・オブ・ロンドン

建築作品とその特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、( )内は主な設計者である。

「ロイズ・オブ・ロンドン(Richard Regers)は、模擬設備、エレベーター、便所、階段等のサービス機能をもったシャフトを、建築物の外周部に独立して配置している。

正解枝(H172504)


香港上海銀行本店

建築作品とその特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、( )内は主な設計者である。

「香港上海銀行本店(Norman Foster)」は、吊橋の工法を応用した構造の採用により、各階は、2列のマスト状の組柱の間が開放的な無柱空間となっている。

正解枝(H172505)


パンテオン、ル・トロネ修道院、テンピエット、セント・ポール大聖堂

A~Dの建築物について、その建造された年代を古いものから新しいものへ並べた順序として、正しいものは、次のうちどれか。

C.ローマのパンテオン(イタリア) → B.ル・トロネ修道院(フランス) → A.ローマのテンピエット(イタリア) → D.ロンドンのセント・ポール大聖堂(イギリス)

正解枝(H290304)


不正解枝の問題


サンタ・マリア・デル・フィオーレ

建築物とその形態・構造的特徴との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ[フィレンツエ大聖堂](フィレンツエ、F.ブルネレスキ、 15世紀)
直径約31mの中央の大ドームは、その東西にある2つの半ドームと南北にある4つの巨大なバットレスで支えられている

不正解枝(R040302)
ハギア・ソフィア大聖堂(イスタンブール)は、直径約31mの中央の大ドームは、その東西にある2つの半ドームと南北にある4つの巨大なバットレスで支えられている。


ウィーン郵便貯金局

西洋の歴史的な建築物とその背景との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

ウィーン郵便貯金局(オーストリア、1906年)
機械生産による低品質な製品を否定し、工業化社会における芸術性を中世的な手工芸に求めたアーツ・アンド・クラフツ運動を背景としている。

不正解枝(R020303)
ウィーン郵便貯金局は、アーツ・アンド・クラフツ運動を背景としておらず、二重のガラス天井やガラスブロック床で構成された分離派の代表作である。


サン・ピエトロ大聖堂

歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

サン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン)は、身廊部と袖廊部がともに三廊式であり、内陣には周歩廊と放射状に並ぶ複数の祭室とをもつゴシック建築である。

不正解枝(R010301)
身廊部と袖廊部がともに三廊式であり、内陣には周歩廊と放射状に並ぶ複数の祭室とをもつゴシック建築はアミアン大聖堂であり、サン・ピエトロ大聖堂はルネサンス建築である。


フランクリン街のアパート

住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
フランクリン街のアパートは、ルイス・サリヴァンによって設計された集合住宅であり、構造を鉄筋コンクリート造とした初期の集合住宅とされている。

不正解枝(H300304)
フランクリン街のアパートは、オーギュスト・ペレによって設計された集合住宅であり、 1904年の構造を鉄筋コンクリート造とした初期の集合住宅である。


ピサ大聖堂

歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ピサ大聖堂(イタリア)は、世界最大級の石積ドームをもち、外装はピンクや緑の大理石により幾何学模様で装飾され、クーポラとランターンは初期ルネサンス様式、ファサードはネオ・ゴシック様式の建築物である。

不正解枝(H280303)
ピサ大聖堂は、ラテン十字形の平面を持つロマネスク様式の建築物である。


キンベル美術館

「建築作品名」、「人名」及び「建築作品の特徴・背景」の組合せのうち、最も不適当なものは、次のうちどれか。

キンベル美術館(アメリカ、1972年)
フランク・ライド・ライト(Frank Lloyd Wright)
モダニズム

不正解枝(H270304)
キンベル美術館は、フランク・ロイド・ライトではなく、ルイス・カーンの設計である。


タッセル邸

近代の建築作品とその特徴との組合せどして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

タッセル邸(V.オルタ) ・・・ アール・デコ

不正解枝(H250201)
タッセル邸(V.オルタ)は、自由な曲線や曲面が多用された「アール・ヌーヴォー」の建築である。


カステルヴェッキオ美術館

建築物の保存、再生等の事例に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ヴェローナ(イタリア)のカステルヴェッキオ美術館は、歴史的建造物であった市庁舎を市立美術館へ再生させたものである。

不正解枝(H240301)
カステルヴェッキオ美術館は、市庁舎ではなく、城塞(スカリジェロ城)を市立美術館へ再生させたものである。


ヴォルムス大聖堂

ヨーロッパの歴史的建造物とその建築様式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ヴォルムス大聖堂は、東西両端にアプスを対置させた二重内陣、三廊式のバシリカで、東西の内陣と交差部とに塔をもつドイツのバロック建築である。

不正解枝(H230201)
ヴォルムス大聖堂は、バロック建築ではなく、ロマネスク建築である。


バシリカ・パラディアーナ

「建築様式又は芸術様式」と「建築作品(建築家)」との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

バロック建築
バシリカ・パラディアーナ(A.パラディオ)

不正解枝(H220302)
バシリカ・パラディアーナは、バロック建築ではなく、ルネサンス建築である。


アドルフ・ロース

近代建築史に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

アドルフ・ロースは、「必要様式」という考え方を提示し、機能主義・合理主義の設計理論の先駆者とされており、代表的な作品に「ウィーン郵便貯金局」がある。

不正解枝(H202405)
アドルフ・ロースは、「装飾と罪悪」という考え方を提示しており、設問はオットー・ワグナーの考え方である。


リンゴット工場再開発

既存の建築物の改修等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

リンゴット工場再開発(トリノ)は、巨大な自動車工場を、大学と研究所に転用したものである。

不正解枝(H192504)

リンゴット工場再開発は、巨大な自動車工場を、展示場、音楽ホール、ホテル、店舗などの総合建築物へ転用したものである。


フランス国立図書館

建築作品とその特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、( )内は主な設計者である。

「フランス国立図書館(Dominique Perrault)は、大きな三つのゾーンからなり、前庭から入る中央ゾーンは、傾斜屋根により高い天井高を有し、中央にガラス張りの積層式書架形式のライブラリーがある。

不正解枝(H172503)

フランス国立図書館は、4棟の高層棟が互いに向き合っている建物である
(設問は、英国図書館セントパンクラス館の内容である)



テイト・モダン

歴史的建造物の改修等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ロンドンのテイト・モダンは、煉瓦造の証券取引所を、美術館にしたものである。

不正解枝(H161704)
ロンドンのテイト・モダンは、
テムズ川沿いの火力発電所を改修しモダンアートの美術館にしたものである


イオニア式オーダー

イオニア式オーダー

歴史的な建築様式に関する次の記述と図との組合せのうち、最も不適当なものはどれか。

4.ギリシア建築のイオニア式オーダー

不正解枝(H152504)
ドリス式より細く、柱頭がアカンサスの葉を模したものは、ローマ建築のコリント式オーダーである。


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