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ハート・ブルー 「ワイルド・スピード」の元ネタ?ライバル同士の危険な男たちの友情

あらすじ

カリフォルニア、ベニス・ビーチで、元大統領のマスクを被った4人組による連続銀行強盗事件が勃発していた。
捜査に当たるのはFBI捜査官パパス(ゲーリー・ビジー)と新しく赴任してきたジョニー・ユタ(キアヌ・リーブス)。
2人は事件の手口からサーファーの仕業だと推測、ユタはおとりとしてサーファーたちの間に潜入ずることとなった。
かつてフットボール選手としてならしたユタではあったが、サーフィンは初めて。
海辺であった美人サーファー、タイラー(ロリ・ペティ)に教わることになり、いつしか愛し始めるようになる。
サーフアーの生活にも慣れたユタは、サーファーたちから一目置かれているボーディ(パトリック・スウェイジ)という男と出会う。
ユタとボーディは、相反する関係ながら似た者同士互いに信頼と友情を深めていく。
しかし、ある日ふとしたきっかけからボーディが犯人ではないかと疑い始めるユタは、その直後起こった強盗事件で犯人を寸前のところで逃す。
しかし、一瞬見た瞳の中にボーディを見るのだった。ボーディもまたユタがFBIであることを知る。
お互いが追う者と追われる者と気づいた時、運命の対決が迫っていく。

感想など

生真面目に正義を求めながら自由とスリルに憧れるキアヌ・リーブス演じるジョニーとサーフィンを通じて自然と一体化となりギリギリのスリルを楽しむことが生き甲斐のパトリック・スウェイジ演じる野生児ボーディの対照的なライバル同士の男の友情と対決を香港ノワールのような骨太なタッチで描いていて、熱くなります。
捜査官でありながらボーディの奔放な生き方に憧れ、友情を抱いてしまうジョニーの葛藤と恋も、しっかり描かれています。
生々しい臨場感と迫力のサーフィン、スカイダイビンング、銃撃戦、カーチェイスなどを生々しく迫力満点に描いたアクションも見応えあります。
男同士の友情とライバル関係に決着をつけるが、「悔いのない死に方を追い求めスリルに命を張る」アウトローの姿が目に焼きつくクライマックスのオチも忘れ難い傑作アクション映画。


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