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R R R アールアールアール

あらすじ

1920年、イギリス植民地時代のインド。野生を秘めた男、ビーム(N・T・ラーマ・ラオ・Jr)は、イギリス軍にさらわれた村の少女マッリを救うため立ち上がる。
一方、イギリス総督の冷酷な支配と差別に内なる怒りを燃やすラーマ(ラーム・チャラン)は、大義のためイギリス政府の警察官となった。
相反するふたりは運命に導かれてある列車事故をきっかけに出会い、列車事故で川に投げ出された少年を協力して救出したことで互いの素性を知らぬまま唯一無二の親友となる。
しかしある事件をきっかけに、お互いの素性を知り究極の選択を迫られる。
彼らが選ぶのは友情か、それとも使命か?
「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督が、1920年代のインド独立解放運動の指導者コムラム・ビームとアルーリ・シータラーマ・ラージュをモデルにしたアクション大作。

感想など

ゴーンド族の優秀な狩人で羊飼いのビームとある大義のために警察官になったラーマは、水と火のように対照的なふたりがお互いの素性を知らぬまま親友となり、1度はお互いの素性を知り敵対するが、最後の最後でお互いの真意を知り巨大な敵に共闘して立ち向かうという「男の友情アクション映画」の定番をド真っ当に軸に起きつつ、ジョン・ウー監督の「狼 男たちの挽歌最終章」などのような敵対する者たちの共闘とブロマンスをテーマにしたアクション映画の要素を加えて、肩車などで連携しつつ弓矢や槍だけでなくバイクなどまでも武器に悪辣なイギリス軍をなぎ倒しまくる豪快アクションの連続、イギリス人女性たちもアッと言わせるインドのダンス「ナートゥ」などの歌と踊りを加えて濃厚なインドカレーのように仕上がっている。
香港映画に日本人を敵にした「ドラゴン怒りの鉄拳」などの「精武門」シリーズがあるように、インド映画にもイギリス総督を敵にした「 R R R」が誕生した!
「ナートゥをご存知か?」

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