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ギルバート・グレイプ 

あらすじ

人口千人ほどの田舎町、アイオワ州エンドーラ。24歳のギルバート・グレイプ(ジョニー・デップ)は、大型スーパーの進出ではやらなくなった食料品店に勤めている。
日々の生活は退屈なものだったが、彼には町を離れられない理由があった。
知的障害を持つ弟アーニー(レオナルド・ディカプリオ)は彼が身の回りの世話を焼き、常に監視していないとすぐに町の給水塔に登るなどの大騒ぎを起こすやんちゃ坊主。
母のボニー(ダーレーン・ケイツ)は夫が17年前に突然、首吊り自殺を遂げて以来、外出もせず一日中食べ続けたあげく、鯨のように太ってしまった。
ギルバートはそんな彼らの面倒を、姉のエイミー(ローラ・ハリントン)、妹のエレン(メリー・ケイト・シェルバート)とともに見なければなれなかった。
彼は店のお客で、中年の夫人ベティ・カーヴァー(メアリー・スティーンバージェン)と不倫を重ねていたが、夫(ケヴィン・タイ)は気づいている。
ある日、ギルバートは沿道にキャンプを張っている美少女ベッキー(ジュリエット・ルイス)と知り合い、2人の仲は急速に深まる。
だが、家族を捨てて彼女と町を出ていくことはできなかった。
そんな時、ベティの夫が死亡し、彼女は子供たちと町を出た。
一方、アーニーの18歳の誕生パーティの前日、ギルバートは弟を風呂へ入れさせようとした時、いらだちが爆発して暴力を振るってしまう。
いたたまれなくなって家を飛びだした彼の足は、自然にベッキーの元へと向かった。
その夜、彼は美しい水辺でベッキーに優しく抱きしめられて眠った。
翌日、車の故障が直ったベッキーは出発した。華やかなパーティも終わり、愛するアーニーが18歳を迎えた安堵からか、ボニーは2階のベッドで眠るように息を引き取る。
母の巨体と葬儀のことを思ったギルバートは「笑い者にはさせない」と決心し、家に火を放つ。
一年後、ギルバートはアーニーと、町を訪れたベッキーのトレーラーに乗り込む。
姉や妹も自分の人生を歩きだした。
アーニーが「僕らはどこへ?」と尋ねると、彼は「どこへでも、どこへでも」と答えた。

感想

ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ、ジュリエット・ルイスのナチュラルな演技、知的障害の弟と過食症の母の面倒を見るのに精一杯で自分の望みや夢を見失い複雑な感情をハンディを持つ家族に対して抱いていたギルバートが、自由な風を吹き込んでくれたベッキーのおかげで自分の望みや家族が大好きな気持ちに気付いたりする成長、ギルバートとアーニーの兄弟愛や家族愛を丁寧に描いた心温かい映画です。 ​

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