文化の源泉を求めて

Hello, culture!

わたくし、高瀬ヤスジと申しまして、3年ほど前から『文化』を研究しており、昨今は企業文化の醸成(またの名を『コーポレートブランディング』といふ)をお手伝いすることを生業としている野郎にございます。

『文化』というと、大層、徳の高い響きがいたしますが、どんな文化も人間と同じで、始まりは小さな小さな存在であるものです。

ちなみに、『文化』について辞書を引いてみるとこんな感じ。

ぶんか【文化】の意味 - goo国語辞書

1 人間の生活様式の全体。人類がみずからの手で築き上げてきた有形・無形の成果の総体。それぞれの民族・地域・社会に固有の文化があり、学習によって伝習されるとともに、相互の交流によって発展してきた。カルチュア。「日本の文化」「東西の文化の交流」

2 1のうち、特に、哲学・芸術・科学・宗教などの精神的活動、およびその所産。物質的所産は文明とよび、文化と区別される。

3 世の中が開けて生活内容が高まること。文明開化。多く他の語の上に付いて、便利・モダン・新式などの意を表す。「文化住宅」

...うん、なんか難しい。

ついでにWikipedia先生に聞いてみるとこんな感じ。

文化 - Wikipedia

文化(ぶんか、ラテン語: cultura)にはいくつかの定義が存在するが、総じていうと人間が社会の成員として獲得する振る舞いの複合された総体のことである。社会組織(年齢別グループ、地域社会、血縁組織などを含む)ごとに固有の文化があるとされ、組織の成員になるということは、その文化を身につける(身体化)ということでもある。人は同時に複数の組織に所属することが可能であり、異なる組織に共通する文化が存在することもある。もっとも文化は、次の意味で使われることも多い。

・ハイカルチャーのように洗練されたもの
・象徴的な思考や学習による信念やふるまいのパターン
・ある社会組織に共有されている価値観

...うーん

大層ややこしいので、高瀬なりに『文化』を定義してみた。

『時』と『場』と『志』を同じくする”人たち”によって体現される価値観とその表現

「大してかわんねーよ...」とかいう声が聞こえてくるー。
でも負けない。俺、負けない。

んで、なんでまたそんなものを研究しているのかという話なんですが、端的に言って『憧れ』です。

時代の節目に訪れる、その瞬間の『熱量』に、ものすごく憧れるのです。

特に近代、明治維新の源泉となった『松下村塾』と、そこに集う新時代の到来を志した志士たちの熱量。

より近い時代で言うなら、漫画文化の源泉となった『トキワ荘』や、日本のクリエイティブ文化の源泉となった『原宿セントラルアパート』などに集った人たちの熱量などなどなどなど。

数え上げればキリがなく、現代に至るまで受け継がれているもののみならず、時代の荒波に揉み流されてしまった泡沫まで、兎にも角にもその『熱量』に、どうしようもなく憧れるのです。

翻って、自分の身の回りにその『文化の源泉たる熱量』はないのかと問われれば、ちょいちょいあります。

数年おきに、その熱量の渦中に立つことがあります。

あのドライブ感、まじ病みつきになります。

ただ残念なことに、これまで体験したどの文化の源泉も、そのほとんどが失速し、霧散してしまいました。

...悲しい。

そこで、その熱量を、狙って生み出し、そして大きく育てることはできないだろうか?というのが、文化を研究するに至った動機でございます。

歴史に残るようなことを成そうなどと大層なことは考えていません。

『時』と『場』と『志』を同じくする人たちと共に、熱量を生み出し、育て、関わる人たちの心に『充実の体験』をもたらすことができれば無上に候。

そして欲を言えば、そんな『文化』の種を、出来る限り多く、そして広く、撒き散らかしていきたいと思う次第。

そんなこんなで、今後このnoteには、『文化』に関するアレやコレやを書き連ねてゆく所存です。

えんいー

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