落ち込んだとき、テンションが下がったとき、気分が乗らないときに、少しでも気分を変えて、一歩を踏み出す勇気がほしいときはありませんか?
マンガを読んでいると、この言葉深いなぁ〜ってしんみりさせてくれたり、大切なことを思い出させてくれる気がします。
今回は、単行本は5巻で完結した作品である『ひゃくえむ。』(©魚豊/講談社)より、僕の人生をより魅力的になるよう考えさせてくれた言葉を紹介させていただきます。
『ひゃくえむ。』はスポーツの中でも陸上競技に焦点を当て、熱量がなくただ単純に足の速さが全国レベルであった小学6年生の主人公が、走ることに魅了されたライバルや中学・高校での部活、社会人と環境が変わりながら出会う人間関係の中で、100m走に賭けた生き様とやスポーツの理想と現実、理性と本能がぶつかり合い、100mをいかにして速く走るかに人生を捧げる人間ドラマが描かれた作品です!
少しでもあなたが夢に向かって突き進むとき、壁が現れたとき、壁を乗り越えるときに、モチベーションを上げてくれたり、グサッと心に刺さったり、物事の見え方が変わるヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。
ひゃくえむ。 名言一覧
いかがだったでしょうか?
お気に入りの名言は見つかりましたか?
僕自身、中学から大学まで陸上部で「100m」の競技をやってきたこともあり、「どうやって上手くなるのか?」、「どうしたら速くなるのか?」という考え方がそもそもの王道の考え方であり、スポーツ漫画で描かれるのはその王道であると思っていましたが、この作品で描かれているのは「なぜ自分は走り続けるのか?」という視点でとても僕には斬新でした。
「天才」という言葉はできる限り使いたくはありませんが、天才たちは圧倒的な存在であるようでいてその側面には、ある種、脆さを感じさせる部分があり、努力をしなくても結果が出てしまうことがあるため、本気で血を滲ませてきた人間よりも簡単に折れてまうのは当然なのかもしれません。
個人的な想いとして、この作品の主人公であるトガシもまさしくそんな「脆い天才」のように描かれていると思いますが、ライバルである小宮にインターハイで負けてから、10年後の社会人選手となったとき、ベテラン選出の海棠や財津の言葉、そしてただ走っている中で「走ることが楽しい」ということに気づいていくという、まったく熱量を持つことなく結果を出せたことと、結果を出せず熱も持てない状況になったときの行動は非常に参考になる部分があり、「どんな感情・思考から無我夢中になって前を向けるのか」ということを圧倒的な熱量・情熱で教えてくれる作品ではないかと思います。
学校や会社、その他の組織に所属していて落ち込んでいるとき、疲れているとき、悩んでいるときなどに、この『ひゃくえむ。』の名言で元気づけられる方も多いのではないでしょうか?
名言としては書きませんでしたが、作中最後の日本選手権のアナウンスの言葉は、まさに一瞬のための努力を表す言葉だと思ったので紹介させていただきます。
小学生・中学生と圧倒的な「足の速さ」という力を持つも、情熱を持つことができず、高校から右肩下がりとなったトガシや小学生の頃からイジメられているも「足が速くなる」ことで、周囲の環境を変えてきた小宮、絶対的王者の財津、万年2位の海棠たち、100mに全てを懸ける選手たちそれぞれの想いやギャップ、ギャップを乗り越え熱い想いとなっていく登場人物のもたらす言葉にふれあいながら、また明日からの原動力になると幸いです。
それでは今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!