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2021年のふりかえり

2021年はこの三年間で悩み、がむしゃらに取り組んできたことがやっと一つの線として繋がり、大きく成長することのできた一年となりました。

そんな人生における一つの区切りとなった年でしたが、それに伴い登り切った山頂からはるか遠くまで景色が見通せるようになったかのように、次々と新しい目標や課題などが見えてきました。

今年もまたそんな一年をふりかえり、来年への糧としていこうと思います。

1〜3月

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この頃の出来事
・プロジェクトがひと段落
・基本情報技術者試験に合格
・三軒茶屋から町田に引っ越し
・昇給
・カンファレンス登壇 x 2

・プロジェクトがひと段落

ゆめみに入社してから2つ目となるプロジェクトが一区切りつきました。

去年と比べると仕事自体にはだいぶ慣れていたものの、新しく取り組む技術などに四苦八苦して最終的には結構ドタバタしていた印象が残っています。

苦労した分、このプロジェクトを通して触れたGraphQLやOAuth, OIDCなどの技術にはそこそこ詳しくなれたと思いますし、今でも役立っているものが多いです。

またこの頃からマネジメントなどのリードポジションをかなり意識するようになっていましたが、それらの業務をこなせるだけの土台が自分の中にはなく、モヤモヤした思いを抱えていた記憶があります。

・基本情報技術者試験に合格

一月の頭にこの回からCBT形式になった基本情報技術者試験を受験&合格しました。

試験自体はそこまで難しくはありませんでしたが、それ以上に情報工学の知識を体系的に学ぶことで「自分のわからないことがわかるようになった」という、当時何よりも欲しかったものが手に入れることができました。

去年知りたかったことが大体全部書いてあったので一年前にやっておけばよかったという思いが非常に強いです。

・三軒茶屋から町田に引っ越し

ゆめみには自立手当という、勉強に注力してアウトプットを出すことを条件に家賃の半額を出してくれる制度がありました。(現在はコロナ禍により新規受付は停止中)

それを使ってオフィスのある三軒茶屋に住んでいたのですが、満期(2年)となったためこれを機に引っ越すことにしました。

引っ越ししたタイミングで自宅をNature Remoを用いてIoT化したり、ロボット掃除機や乾燥機付き洗濯機などの便利家電を導入したりしたのですが、便利すぎてもう元の生活が考えられないぐらいにはどっぷりハマりました。

・昇給

この頃に代表から給与PRを投げられて昇給しました。

自分としてはもう少し実績が形となってからにしようと思っていたので嬉しい反面、自分の市場価値の調査などギャップが生まれないように本格的に調査しないと、とちょっと焦っていたと思います。

・カンファレンス登壇

公募でJAWS DAYS 2021に、会社のスポンサー枠でPHPerKaigi 2021に登壇しました。

特に公募でJAWS DAYSに登壇できたのはめちゃくちゃ嬉しかったです。


4〜6月

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この頃の出来事
・新しい案件に参加
・応用情報技術者試験 & AWS SAPに合格
・副業を開始
・AWS Summitに登壇
・コーチングが終了
・コンガ購入

・新しい案件に参加

もともとは新規案件に1メンバーとしてアサインされたのですが、タスク管理周りの作業が浮いていたのと、自分がそういったマネジメント寄りの作業に興味があったので率先して作業を巻き取ったりしました。

JIRAのプロジェクトを1から作成してチーム全体に使い方をレクチャーしたり、拙いながらもタスクのスケジュール決めや管理なんかも行ったりしました。

・応用情報技術者試験 & AWS SAPに合格

両方ともエンジニアになった当初から取得したいと思っていた資格なので、取れた時は本当に嬉しかったです。

もちろん資格そのものではなく試験勉強を通して得られる知識の学習が目的だったのですが、この二つを取れたことにより業務において解像度も視野もかなり広く見れるようになりました。

応用情報の方は特にマネジメント系が深掘りされていたおかげで、プロジェクトを進める上で周りのベテランが何を考え、意識していたのかがわかるようになったのが大きな収穫でした。

AWSに関しては実際に環境を構築する業務経験こそほとんどありませんが、少なくとも設計したりお客様と話したりする分にはまず困らなくなりました。

・副業を開始

一昨年のデブスト2019で知り合った飯田さんにお声がけをいただき、Loglassで副業をさせていただけることになりました。

松岡(little_hands)さんをはじめとしたつよつよエンジニアに囲まれて毎日様々な刺激を受けつつ、完成度の高すぎるコードに癒され、「こんな貴重な経験をさせてもらっているのに給料までもらっていいのか?」なんて思いつつ仕事をしていました。

・AWS Summitに登壇

まさか人生でAWS Summitに登壇する日が、しかもこんなに早く来ようとは思ってもいませんでした。

ただ個人的にはオンライン登壇だったためいまいち視聴者の反応が分からず、可もなく不可もなくある意味失敗とも言える登壇だったという印象があります。

また機会があれば次はオンサイトで登壇したいですね!

・コーチングが終了

コーチングは最も自分の成長をブーストさせた手法のうちの一つです。

それまでの自分では気づけなかったことや手が伸びなかったことへコーチングによって自分で自分の背中を押すことにより、より挑戦的な取り組みをたくさん行うことができました。

また自分に行き詰まってきたら活用したいと思っています。

・コンガ購入

趣味でやっていたコンガにハマり、中古ですが本格的なものを購入しました。

またレッスンを受けたり録音&録画してYouTubeに投稿したりと割とガッツリ趣味を満喫していました。


7〜9月

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この頃の出来事
・リードポジションで働いた
・AWS DOP & 簿記3級に合格
・コロナワクチン接種

・リードポジションで働いた

自分がそういった仕事をやりたくていろいろ調整してたのと、プロジェクトのメンバーの都合が重なったことによりリードポジションをバトンタッチし、チームを引っ張っていく仕事をすることになりました。

同じプロジェクトで仕事していたとはいえポジションが違うと全然仕事も違うもので、引き継ぎや現状のキャッチアップから始めなくてはいけなかったため正直かなり大変でした。

途中からの交代ということで本来やりたかったことが全てはできなかったり、うまくいっていないつらい部分を全部引き受けなくてはいけなかったりと結構えらい目にあったりもしましたが、良い経験にはなりました。

でももう一回はやりたくないです。

・AWS DOP & 簿記3級に合格

AWS DOPを合格したことにより念願の五冠を達成することができました。

感想としては、自分は業務でインフラを構築したりすることはなく設計や出来上がったものを使用するのがメインなので、現状の仕事をする上ではまず困ることはなくなりました。

ただ業務レベルで環境構築を行なった経験があまりないので一度はterraform使って組む経験をしたいですが、なかなかそういった機会に恵まれることはなさそうです。

簿記に関してはもともと興味があったのと確定申告するときに役に立ちそうだったので1ヶ月ほど勉強して取得しました。

いざ勉強すると賃借対照表やRFPにのってる事業計画などがサクサク読めるようになってコスパがとてもよかったです。

来年は是非とも簿記2級を取りたいですね。

・コロナワクチン接種

サクッと打って2回とも副反応で完全にダウンしました。

2回目はそれなりに対策したつもりでしたが全然勝てませんでしたね…

今度3回目の接種があるようですがそちらにはもう万全の準備をして挑みたいと思います。


10〜12月

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この頃の出来事
・リードポジションをやりきった
・データベーススペシャリストに合格
・Developers Boost 2021に登壇
・転職ドラフトで自分の市場価値を調査
・ドメインモデリングを本格的に学習

・リードポジションをやりきった

今年からやっていた案件がひと段落つき、リードポジションをやりきることができました。

上記の画像からも察せられる通りいろいろあって本当に大変でした。
最終的に覚悟ガンギマリ状態で走り抜けましたが、よく最後までやりきったと盛大に自分を褒めたいです。

失敗した点や反省点は多々ありますが、それらのほとんどは次に十分に内省し同じ失敗はしないだろうと思う程度には自分の中で方法論として構築することができました。

ただ無茶な働き方をしすぎたので、そこは早急に改善が必要な箇所になります。
仕事に振り回されるのではなく自分の成長のためにも力の入れ具合をコントロールできるようになる必要があります。

・データベーススペシャリストに合格

IPAの高度試験区分のうちの一つであるデータベーススペシャリストに合格しました。

試験勉強を通してちょうど今回のプロジェクトで困ったことの対応方法なんかを学ぶことができたので、もっと早くから勉強しておけばよかったなんて思いつつ学習していました。

IPA系試験の特色かもしれないのですが資格勉強した範囲がそのまま仕事に活かせる部分が多く、また何より割と難しいオライリーの書籍なんかを比較的楽に読めるようになったのが一番の収穫かもしれません。(理解できるとは言っていない)

・Developers Boost 2021に登壇

一昨年にスポンサー枠で登壇してから公募枠で登壇するのが目標だったので、今回それを達成することができてとても嬉しかったです。
これのために一年以上かけてネタを作った甲斐がありました。

またこのふりかえりを繰り返すことで当初予想していた以上に自分の成長をブーストすることができたので、そう言った意味でもやってよかった手法の一つですね。

これに関しては書きたいことがたくさんあるのでまた別の機会に記事にしたいと思います。

・転職ドラフトで自分の市場価値を調査

実は春にも一度使っていたのですが、そろそろ自分から給与をあげようということで改めて転職ドラフトを使って自分の市場価値を調べていました。

今回はゆめみ以外の会社のことも知りたいと思ったのでオファーをくださった企業のカジュアル面談は全て受けさせていただきました。

いろいろ話を聞かせてもらいつつ自分のキャリア観をアップデートしたり、今の自分の視点からゆめみという会社を改めて企業分析してみたりと良いふりかえりになりました。

ただ流石に全ての面談するのはそこそこ…いや結構大変だったので、次からはもう少し考えようとは思います…

・ドメインモデリングを本格的に学習

もともと自分が副業をさせていただいているLoglassさんではドメイン駆動設計(DDD)を用いた開発を行なっており、それによる開発のしやすさへの恩恵というのをこれでもかというほど体感していました。

それを本業の今回のプロジェクトの方でも取り入れようといろいろやっていたのですが、上手く仕様を設計やコードに落とし込めないばかりか「なんちゃって」の範囲を出ることができず、つらいところが目立つ結果となってしまっていました。

そこで冬休みの宿題としてちゃんと1から勉強しようと書籍を読み漁ったり、実際に手を動かしてみたりといろいろチャレンジしています。

この成果が出ることは会社にとっても結構影響のあることだと思うし、何よりやっててめっちゃ楽しいのでしばらくはこれに注力しようと思っています。


今年の統括

リードポジションとしてプロジェクトをやりきるという、自分にとってこの三年間の成果とも言うべき大きな結果を残すことができました。

また自分の成長に関しても仕事、資格、登壇、副業などを通した学習によりエンジニアとして一通りの知識を身につけることができたという満足感からか、去年まで火に炙られるかのようにあった焦燥感はほとんど無くなり、年末になってやっと自分のやりたいことをのびのびとやれているように感じます。

個人的にはかなり無茶な働き方をしたことを除けば、これ以上ないほど最高の一年だったのですが、一つ重大な問題が残っています。

自分の今までの行動の活力は全て悔しさから湧き出ていました。

これが今年一年を通して解消され昇華されたことにより、今度はまた別の新しい活力を見つけて火種にする必要があるのです。

来年から30歳という一つの区切りを迎えるにおいて今からまた悔しさを原動力にするにはつらいものがあります。

なのでこれからは好奇心を高め夢中になれるものを探すアンテナを広げることが今後の課題になりそうです。


来年の目標

この一年間は自分の時間をかなり効率化していたのですが、今後好奇心を高めていく上で自分の時間と余暇が何よりも足りないことが明らかになりました。

なので自分の成長に全振りするためにも週休3日を達成するのが一つ目のマイルストーンになります。

そのためにより力の入れどころと抜きどころ、そして業務の効率化などがポイントになってきそうです。


またリードポジションをこなしたことで、この仕事が自分のなりたいものではなく、あくまでその一要素であるという気づきを得ました。

どちらかというと仕様を設計やコードに落とし込むことやリファクタリングといったこと、またどのコードがどのように利益につながっているかなど、よりビジネスに近い領域、それもビジネスと技術とを繋げる部分への興味が強いようです。

アーキテクトやプリセールスと言ったポジションが近くなるとは思うものの、それとはまた少し違った感じもするので自分で自分のイメージにフィットするものを模索していくのが二つ目の目標になります。


最後に

この三年間、比喩表現なくプライベートの全てを仕事や成長に費やすことでここまでくることができました。

そのこと自体に後悔はないのですが、「紐なしバンジーして「ハハハ、失敗して死んじまったよー」って笑いながら崖登ってきて、また飛び降りるようなやべーチャレンジの仕方してる。」と同僚から言われたり、それを全く否定できない自分がいたり、2022年で30歳という数字のインパクトが予想以上に大きかったりと、流石に自分が生活を見直さないといけないフェーズにあることをここ最近連続で突きつけられています。

今後どんな人生を歩み、何をするにしても、長く続けることこそが大事だと思うので、持続可能な高成長こそを目指していきたいと思います。

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