営業と簿記 8/n売掛金
お豆腐屋さんを経営しているとしましょう。
お豆腐屋さんはスーパーなどの大口のお客様を持っているとします。
大口で、毎日納品なのでお客様からの現金の振込は月末一括となっています。
その場で現金を受け取らず、月末など一括で扱う場合は売掛金と言います。
買掛金の逆の言葉ですね。
仕訳は下記のようになります。 数を三段にしたのは同月中に何度か取引がありましたという雰囲気を出すためです。
納品↓ とうふ↓
売掛金 売上
10,000 10,000
10,000 10,000
10,000 10,000
売掛金は将来売り上げに対して現金が入って来る予定ですよという意味の言葉です。売上はすぐに書き込まれるのですが、ここでも簿記は現金が動いていないことを正確に記載するように促します。これを忘れるひとは、ほぼいないのですが、売ったことを忘れて現金をもらい忘れることを防ぐ意味があります。
月末の売掛金の締めの仕訳は下記のようになります。
現金受領↓ 払い込み確認↓
現金 売掛金
10,000 10,000
10,000 10,000
10,000 10,000
買う側、売る側のお互いが簿記をしっかりつけていることが大切です。
お互い同じ簿記のルールに則って、日々現金のやり取りを記録しておくことで、現金のやりとりにおける不要な摩擦や疑念を生むことを避けることができ、お互いに信頼を持って取引を行うことが出来るのです。
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