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"かわいい棺桶”で自分らしくエンディングを彩るー入棺体験をしてきました

2024年4月14日、「生と死のウェルビーイング」をテーマにした「DEATHフェス」を開催します。

今回はプロジェクトメンバーの「入棺ワークショップ」体験記。GRAVE TOKYO主宰の棺作家・布施美佳子さんとYOMI International代表の村田ますみさんが共同で開催されているワークショップに参加してきました。


入棺体験ワークショップ

みなさんは「入棺体験」という言葉を耳にしたことがありますか?
入棺体験とは、文字通り棺の中に入ること。近年の終活に対する意識の高まりから、入棺を体験できる機会も増えています。
自分らしいエンディングを模索していた私にはぴったりの体験!今回は、GRAVE TOKYOさんが開催しているワークショップに参加してきました。
会場は東京都江東区の「アトリエみけら」デザイナーの布施が棺桶を制作されている場所です。

今回のファシリテータは村田ますみさんにご担当いただきました。こちらでは入棺体験の前に2つのワークがありました。

Work1.Who are you?

質問者と回答者の2人でワークし、質問者は「あなたは誰ですか」と問いをなげ、回答者は5分間それに答えていきました。
ピンクが好き、犬が好き、最近髪を短くした、嫌なことは寝ると忘れる等、自分の輪郭を少しずつ明確にしていきました。

Work2.弔辞のワーク

自分のお葬式をイメージし、自分宛の弔辞を書き出します。私はなかなかペンが進まず苦戦。まず誰が読んでくれるのか、そもそも誰がお葬式に来てくれるのか。改めて自分自身を見つめなおし、これまでの人生を振り返り、死を迎える時どんな人生でありたいか等考えながら、書き上げることができました。私の書いた弔辞の最後の言葉は「またね」でした。

いよいよ入棺!

棺のあるお部屋へ移動。棺だけでなく、お部屋の内装も全て布施さんが行ったアートでカワイイ空間が待っていました。今回入棺させていただいた棺は、モノクロでゴシックなデザイン、手作りされていて温かい印象でした。
お風呂に入るように入棺し横たわり、顔の周りにお花を添えられ、蓋が閉められます。準備が整うとセレモニーがスタート。先ほどのワークで作成した弔辞を読み上げてもらい、しばらく棺の中を味わうことができました。蓋が閉まった棺の中は、外の音が薄っすら聞こえる程度、真っ暗で眠たくなるほど心地よかったです。

頭ではなくココロで意識する

実は体験する前、息子には体験してほしくないなと思っていました。自分の死は考えられても、家族や友人の死は考えたくないもの。
今回体験をしてみて、帰宅後すぐに息子に伝え、どんな棺が良いかなど話し合いました。知っておきたいし、知ってほしい。
自分が棺に入る時(死を迎えた時)を具体的にイメージできると、生きている間にしたいことや、自分の人生の物語が見えてくる気がしました。「死生観」をココロで意識できる体験になりました。

GRAVE TOKYOさん

今回お世話になったGRAVE TOKYOさん。様々な会場で入棺体験を開催されています。オリジナルデザインのオーダーメイド棺や骨壺の販売もされており、自分らしいエンディングに寄り添っていただけますので、ぜひ一度体験してみてください。GRAVE TOKYO インスタグラム

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