どうも、debuchoです。
趣味はYouTube鑑賞です。色んな動画が出てて、あれこれ見れて面白いですよね。
格闘家がPRと実益を兼ねてやっているものとか、素人が何かにチャレンジしてみたりとか、仕事向けのBGMだったりとか、とにかくコンテンツが豊富で色々なものが手軽に見れるので、時間を忘れてついつい見入ってしまったりしています。
情報の発信や受信が手軽に出来る世の中になったからこそ、色んなものとの出会いがあるのだなと、自分の学生時代とは全く違う世の中に、イマドキの若者達が羨ましく思えるところであります。
いや、眩しすぎるぜ、イマドキって。

また、情報の発信や受信が手軽に出来るようになった事で、わからない事の検索や質問も簡単に出来るようになりましたよね。
昔はそれこそ図書館に行って調べたり、関連雑誌を探してみたり、知ってる人に話を聞いたりなど、それを知ろうとするのにかかる労力もなかなかのものだったのですが、今やスマホでちょっとググれば瞬時に何でも出てくるのですから、もうホント時代とか文明って凄いよね！って圧倒されるばかりです。
わざわざ自分で時間をかけて調べたり覚えたりしなくても、優秀な「外部脳」が簡単に解決してくれる。エラい世の中になったもんだ。
そのうち、「ドラ〇も～ん（泣）」って泣いて叫べば、机の引出がパッカーンしたりするのかしら？？未来デパートで買い物をする日も遠くないのかもしれません。

某ネコ型ロボットの話はさておき、某知恵袋系サイトなどは様々なジャンルで分類され、自分の知りたい・聞きたい内容に沿ったところに入り、そこで質問をすれば、色んな方々からご意見やご提案を頂けるようになっていて、本当に多くの方々が質問したり回答したりと、活発に情報交換が行われているのを目にします。正に〇び太が「ドラ〇も～ん（泣）」って自身の惨状を涙ながらに訴え、それに対して某ネコ型ロボットが解決のために四次元ポケットからステキなアイテムを出すが如く、解決案があれこれと飛び出しています。

でもたまに見ていて思うのですが、本来誰かから意見や提案を受けて、それを元に自分で考え、結論付けていかなければならないような事を、単純に誰かに丸投げしているようなものもありますよね。
質問者ご本人は、自らの知恵ではどうにも解決出来ず、相談したいと思って質問しているという意識なのかもしれませんが、内容は自分ではわからないので誰か代わりにやってっていう状態で、そもそも自分で考える気もないし、むしろ誰かさっさと答えてよみたいな空気感を出しているものすらあったりします。
自分が実際に目撃したものでは、
・テストの答えを教えてほしい（テストの問題の画像付きで質問されている）
・〇〇というテーマの卒論を書くので、内容を教えて欲しい
・仕事で使うデータがあるが、どうすれば良いかわからないので、やってほしい
など、アドバイスを求めるというより、解決して欲しい、何なら自分の代わりにやって欲しい、というダイレクトな要求が出されており、色々な回答者さんがやり方のヒントやアドバイスをしつつ、ご自身で取り組まれる事を促しても、本人はわからないからやって！という姿勢で話が進まないという状態になっているものを何度かみかけた事がありました。そもそも対価を支払えば代行してくれる人を紹介してくれるサービスもあるので、やってもらいたいならそこで頼めばいいでしょうにと思ってしまうのですが、多分、質問者ご自身はそういう意識ではないのでしょうし、そういう方に限って、回答者の方に「だったら代行サービス使えばいいじゃん」的な事を言われると、「そんな事を言ってるんじゃないです！」とか喰ってかかったりするもんなんですよね。世の中、なかなか難しいです(;´Д｀)

わからない事は質問して、答えを貰えればそれで解決というのは確かにそうなのだと思います。
ただ、そもそも自分自身で様々なパターンを検証し、試行錯誤し、似たような事例を分析し、その中で自分なりに導き出したものを答えとして位置付けるという作業を経なければ、自身の知識や能力として定着しないため、結果的には何も解決出来ていないという事になってしまいます。
多くの物事は、表面上、一時的、その場の解決が必要なのではなく、それを自身の努力によって解決したという実績こそが本来求められ、何かを解決するというのは、その経験値を得るための一つの経験でしかないと思います。

本来、自身の努力や試行錯誤の中から生み出されるべきもの、時間をかけ、自分自身の経験と共に熟成や新たな閃きを伴いながら成長し、昇華されていくべきものが、そのような時間や経験を経ずに外部から簡単に入手出来てしまう事は、一見「時短」という合理的な姿をしているため魅力的に感じてしまいますが、その実、本人の「経験」や「思考」を欠落させてしまうため、長期的には非常に生産性の低いものになってしまうという恐ろしさがあると思います。

別に便利さを否定したいわけでもないし、その恩恵には与るべきだと思っていますが、あくまでツールとしての活用を意識していきたいなと、自身にもしっかり理解させる必要があるかなと思う今日この頃です。