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チベット医(アムチ)に診察してもらった話(続き)

前回の話:

チベット医の診察を受けた。特に体調不良というわけではなかったものの、皮膚のトラブルが何年も続いていて、また食生活についてのアドバイスも欲しかったので受診。

診察方法と、そして結果、腸のクレンジングをするように言われた、というところまで書きました。

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診察後に朝、昼、夜に服用するパウダー状の薬をもらった。

いろいろな情報によると、チベット医に処方される薬はものすごくマズいと聞いていたのだが、いかなるものか。

朝は朝ごはん前に飲むこと。昼、夜は食事と一緒に飲むようにと言われた。

また、起床後は塩水で口の中をすすぎ、またうがいをすること。

そしてその塩水を大さじ一杯分ぐらい飲むこと。

これまでしばらく朝食は抜いていた。

1日のうちに16時間お腹を休ませ、食べるのは残りの8時間のうちに済ます、という健康法(?)を試していたからだ。

これをすると朝抜きになり、昼過ぎに1日の初めての食事、そして普通に夕食、そして21~22時以降朝まで食べない、というリズムになる。

朝食を食べないことで時間の節約になるし、この方法を試して以来、特に何の問題もなかったのでここ半年ぐらいずっと続けていたのだ。

でも先生曰く、朝はちょっとでもいいから食べた方が良い。とのこと。

薬の袋にも服用の時間の目安が書かれている。

朝は7.30頃。昼は13.30、夜は19.00だ。

なんで7時じゃなくて7時半なのかはよく分からないけれど、きっと先生の中での朝、昼、晩のリズムがそうなんだろうと勝手に思っている。

そして食事の内容だが、かなり細かくアドバイスをもらったのでここに記しておく。

・生の人参、少々(小さく刻んだものをサラダみたいにパリパリ食べると良い、と言われた)

・ナッツ類少々(アーモンドが良い)

・レーズン少々

※レーズンとナッツをお湯に入れて、飲みながら食べるのもおススメとのことで実践した。お湯にレーズンの甘みがちょっと移って意外と美味しかったので毎日飲んでいる。

・オートミールかミューズリのようなシリアルをお湯と共に、少々。

全てにおいて「少々」である。おなか一杯たくさん食べたらダメだそうだ。


・果物(オレンジ、ナシ、青いリンゴ)

・トマト半分ぐらい潰して食べる(ピューレ、ということか)

・豆(グリーンピース)

・そしてヨーグルト(植物性のヨーグルト)にナッツ類を入れたもの。

※油を使ったものは食べてはいけない。

・緑色の野菜や玉ねぎを使った料理。

・お米はOK

※油はなるべくオリーブオイル。それ以外は基本的に夕食には制限がないようだ。

そして日常食べてはいけない物(避けるべき物)が

牛乳、バター、チーズ、辛いスパイス、アイスクリーム、炭酸飲料、醤油。

醤油やスパイスはちょっと使うぐらいならOK。

果物はバナナはやめた方が良い。


と、こんなアドバイスだった。

全体的に見ると、いかにもお腹に優しそうな内容だ。

とにかく脂っこいものはダメ。チーズやバターも言われて見るとなんとなくお腹にずっしり来そうだから納得。でもヨーグルト(植物由来だけど)は良い、ということは発酵食品はOK?
じゃあなんで醤油がいけないのか、はわからない。聞いてみたけどはっきり答えが得られなかった。

こんな食事内容をこの先3週間続け、4週間目にまた受診に来てくださいと言われた。


と、この記事を書いている今の時点で既に1ヶ月以上たち、2度目の受診も終わったところだ。

結果としては、ものすごく酷かった手の荒れが少しマシになった。

前回も書いたが、最初に受診した時には、手の平、指、そして指の間が異常に乾燥し、切れて傷ができ、ジュクジュク水が出てきた部分さえあった。

指の間の乾燥はまだ直っていないものの、手の平が少しきれいになってきた。かゆくてかゆくてたまらない、ということも少なくなった。

もらった薬は毎回小さじ4分の1ぐらいの量だったけど、お通じに大きな影響があった。これは薬だけではなく食生活の変化もあると思うのだけれど、必要ない物が出ていってくれるようで気持ち的にもすっきり。

そしてさらには、ジョギングするときに体が軽くなった気がする。実際体重を測ったら2キロぐらい落ちていた。

ただ、最初の1カ月間の後半に、季節的なこともありパーティなどで脂っこいものを食べてしまったり(スナック菓子を食べて速攻お腹の調子が悪くなった)、甘いものを食べてしまったりして(チョコレートはやめられず、結構食べている、、、これもかなり脂っこいんだけど)またお腹が重くなってしまった気がしたが、これまでの1ヶ月まずまずの成果だ。

そして2度目の受診では、同じく尿診、目、舌のチェック、脈診があったのだが、前より良くなっていると診断された。

でも腎臓がもう少しですね、と。

「最近パートナーと分かり合えないようなことがありましたか?」とも聞かれ、実は前日にちょっと納得のいかない議論があったばかりだったので、冷や汗が出た。こんなことまで脈診で分かるのか?あるいは先生の第6感のようなものなのかもしれない。

さらに新しい薬をもらい、食生活はこのまま続けるように、さらに、できる限りたくさん水(お湯)を飲むように。
それから1日30分で良いから特に昼間、何も考えないでゆっくりする時間をもちなさい、と言われて2度目の受診を終えた。

これまたなんでわかったんだろう。私が1日中休みなく「何か」をしている、ということを。なんでそんなにあくせくしているのか自分でもわからないぐらい、とにかく休憩なしで次から次へと何かをしてしまう癖がある。

1日せめて30分。わかりました。

ここまでかなりの手ごたえがあったので、このまま続けていこうと思う。年末年始でまだまだ「体に良くない」食べ物の誘惑は多いが、頑張って行こう。

それにしても、主に脈診だけでこれだけのことが分かってしまうのが不思議だ。俄然興味が沸いてきたので関連図書などをあたっているところ。

チベット医になる過程にはマッサージの科目もあり、そのマッサージ方法だけを一般の人に教えている所もあるそうなので、将来ぜひ身に付けてみたいと思っている。




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