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僕とビックリマン

みなさんご存知のように5/23にビックリマン本弾となる36弾が35弾より約2年ぶりに満を持しての発売となった。
僕は近所のスーパーでそのパッケージを見るや悪魔と天使2種のパッケージを手に取り無意識にレジへと並んでいた。そのあまりの高揚感に晩飯の材料を買いに来たのに忘れてそのまま家に帰ってしまった程だ。
その後もスーパーに訪れるたびちょくちょく買っていたのだが、辛抱たまらなくなって大人の財力を振りかざし今回箱買いに走ってしまったという顛末だ。
みなさん記憶に新しいと思うがビックリマンと言えば日本の食玩業界においておまけシール文化を牽引し社会現象に発展するほどのブームを引き起こした立役者だ。
グリーンハウスのデザイナー2人が生み出した漫画、アニメ、ゲームなど当時の日本のポップカルチャーを集大成したようなその濃密な世界観は謎めいた設定と相まって、小学生時分の僕は完全に食らわされた。さしてうまくもないチョコウエハースを。
何が出るか開封するまで分からないワクワク感、品薄で市場にほとんど出回らず購入個数を制限される中、たまたまお店で見かけた時の宝物に出会ったかのようなあの感慨、未だ自分の行動原理の一部として根深く影を落としている。
すぐにネタバレして想像の余地も残されていない焼け野原のような情報化の果て、YouTubeのプレミアム公開やコンテンツの一回性、NFTなど所有欲を満たす仕組みが見直されている。
そんな中、一部マニアの間で依然として根強い人気を誇るトレカ、シールコレクションの底なし沼に今だからこそどっぷりと肩まで浸かってみてもいいのではと思う。

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