スキを信じてひた走れ!フリーランスを諦めないために
誰にも会わず家で一人でパソコンに向かっていると、私は社会の誰からも必要されていないんじゃないかと時に落ち込みます。私にはやりたいこと、実現したいことがあって、もうすぐ10年になるフリーランス生活でその尻尾ぐらいはつかめたと思っています。けれどなかなか軌道にのらない。でも諦めたくない。
そんな日々で見つけた、私を鼓舞してくれた言葉を紹介します。
「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること。それがお前の得意なものだ」
ご存知の方も多いでしょうか。NHKテレビ小説『エール』で、藤堂先生(森山直太朗)が教え子裕一(窪田正孝)に言った言葉。この言葉は名言として、多くの人の心を動かしたようですね。
今はSNSがあって、周囲に溢れんばかりの才能とそれが実を結んでいる状況が(望むと望まざるに関わらず)毎日届けられます。そんな人達を見ていると、私に足りないものばかりを考えてしまいます。でも藤堂先生は得意なことを見つけしがみつくことで、必ず道が開く、と。それを聞いたとき、私もまだしがみついていいかな、と背中を押されたような気になりました。
私の「努力するのがつらくない」こと
ー(1)インテリアコーディネート
そんな私の「努力するのがつらくないこと」は、やはりインテリアです。インテリアの仕事はお客様の大切なお金を託され、日々の生活の舞台となるべき家をいじらせていただく訳ですから、神経を使います。しかもフリーランスでやっていると、トラブルも失敗も(もちろん感動もですが)私の責任。現場の進行中は、ぎゅーっと心臓がつかまれるようなこともしょっちゅうです。
でもやっぱりスキ!家でもしょっちゅう模様替えしてます。私はコーディネートにアンティークを使うことも多く、タイムリーにイメージ通り、予算通りの一点物を探すのってものすごく大変なんですが、諦めず妥協せずに探せる。まさに苦にならないことだと実感します。
ー(2)ライティング
2番めはライティング。周囲の同業者にはどんなにいいお部屋を作っていようとも、文章が書けないからブログにあげるのが億劫という人はたくさんいます。もったいないなー、と思うけど、私も営業が苦手なので「一歩がなかなか踏み出せない」という気持ちは痛いほどわかります。
一時期トラブル続きでブログが書けなくなり更新が止まってしまったせいなのか、新規の問い合わせがパタッと止まってしまいました。書けないものは書けないので、古くて読みにくい記事を修正する日々。最近はようやく書きたい気持ちも持ち直してきて、パタパタとキーボードを打てるようになりました。
自分のブログ用に書いていたインテリアの解説だけじゃ飽き足らず、noteでこうしてフリーランスのコーディネーターに向けて新たな記事を書いているぐらいだから、我ながら文章を書くのが好きなんだな、と思います。
ー(3)映画をみる
これは「人よりほんの少し努力するのがつらくないこと」を考えてみた時に、最近になって思い浮かんだことなんです。フリーランスで家にいることが多いので、お昼はamazon primeで少しずつ映画を見るのが楽しみなんですが、なかでも映画の美術にとても興味があります。
映画をみながら「あの家具を使ってる!」とか「壁紙はあれだ!」と発見することが多く、加えてヨーロッパの本場のインテリアがとても勉強になります。
先日象印のCMにお客様に提案した壁紙が使われていて、さっそくお知らせしたら「見ていたけど気が付かなかった」とおっしゃっていました。好きだからこそ気づくというのもあるのかもしれません。
せっかく見つけた自分の得意をもっと活かせないか、と考えていた時に見つけたnoteの記事。
うちの娘がハマってるたけまりさんのnoteを見つけて読んでいたら、面白いことが書いてありました。たけまりさんは、インストラクターをお笑い芸人に例えて説明してくれていて、非常に納得。
業界的に、ヨガの資格を取って、帰ってきて、フリーでヨガインストラクターの仕事をするのは、私には無理だなと思いました。(もちろんそういう人もたくさんいるはず!本当にすごい!)
じゃぁどうするか。
考えた結果、
【全然違うことと掛け合わせて、自分のポジションを作ろう!】
と思いました。
「講師が多すぎる」ヨガとは違い、インテリアはファンが少なすぎると私は思っています。現状インテリアで圧倒的に人気なのは「北欧インテリア」、そのジャンルに関しては需要も供給も充実していて、たのしいことになっています。
でも本当は北欧以外のインテリアスタイルもあって、インテリアに興味がある人がもっと増えれば、多様性や選択肢ももっと増えるはず。そう願っています。そんなインテリアに興味をもつ入り口となって、私の独自性を出してくれるのが
【インテリア × 映画】
じゃないか、と気が付きました。
映画のインテリアに関しては、以前からブログでも書いていて、ストックとしては別のブログに大量にあります。ただ明確に「インテリア×映画」という軸が見えたことで、もっと前向きに具体的に書けるような気がします。
そしてこれから…
藤堂先生の言葉がきっかけで、あらためて考えてみた自分の得意を引っさげて、これからもインテリアの道を邁進していきたい。
なかなか結果は出ないけど、やるべきことは具体的に見えています。
それが結果に結びつくように、というより自分にとってのベストな「結果」がなんなのかを、もうちょっと詰めていきたいと思っています。
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