ビットコイン(BTC)1月の下落から回復基調が続くのか?!
前週からの動向
ビットコイン(BTC)は、1月24日に安値を付けた後、徐々に反発しており、20日移動平均線にタッチしている。
連日ボラティリティが低下し落ち着きを取り戻しつつあるが、ここをしっかり上抜けるためにはやや力不足感。下で買えている短期筋の利食いも入りやすいポイントだろう。ただ、ビットコインへの追い風になりうる次の2つのニュースに注目したい。
1つ目がロシア、2つ目がインドでの動きについてだ。
詳しくはCoinpost社などを参照して頂きたいのだが、ブルームバーグ社の報道によると、暗号資産時価総額の約11%を保有していると目されるロシアでのマイニング禁止報道から一転、プーチン大統領がマネーロンダリング対策などの必要な規制を整備することで、同国で再び発展していく可能性に期待が掛かるのではとなっている。
また、インドでは財務相が暗号資産などで生じた利益へ30%課税する方針を打ち出したうえ、中銀がブロックチェーン技術を利用したCBDC(中央銀行デジタル通貨)を発行するとの報道から、人口および経済規模を鑑みて、両国での発展は暗号資産全体への追い風になりうるとの見方がなされている。
一方で、ロシアはウクライナ問題でドル使用への経済制裁の可能性が出てきているため、「暗号資産を利用した決済への血路を開かざるをえなくなっただけでは?」との声も聞かれる。両方とも現在の悲観ムードを払拭するには元々口座数などが少ないため、過度な期待にはご注意を。
市場動向
アンバー・グループのレポートより、機関投資家を含めた買いのフローは増加傾向にあるとの事で、これは今回の下落とビットコインのウォレットで1年以上動いていない数を比較すると、比較的ガチホの割合が強かった事から、徐々に回復してくると見込んでいる投資家が多い事から来ている可能性がある。
他方のアルトコイン市場は概ねビットコインに連動しているが、イーサ(ETH)はNFTウォレット数の増加傾向が続いており、YouTubeの参入など市場が拡大しているのが確認されている。NFTは海外を中心に大部分がイーサで発行されているが、今回の下落は新規参入者を増やす良いきっかけとなった模様だ。このまま拡大し続ければ、ビットコインとの相関関係が徐々に小さくなるため、引き続き注目していきたい。
昨日の発表より、ディーカレットはアンバー・グループ入りしたので、「海外情報を前面に出したレポートを!」と個人的には意気込んだが、思ったよりニュースが少なかったので方向感が微妙なのも頷ける1週間となっている。
しかし、地政学リスクは冬季オリンピック開始と共に一旦は低下していく事が予想され、その間はデジタル人民元のお披露目などブロックチェーン技術に脚光が集まるイベントとなっているため報道には注目しつつ、FRBの利上げのペース動向が市場全体には大きな重石となっている事を忘れずにトレードしていきたい週だろう。
■直近の注目イベント
2/4 米雇用統計
2/6 グレースケールBTC信託をビットコインETFに転換申請の結果発表
2/10 米消費者物価指数
2月上旬 バイデン政権による暗号資産にかかる大統領令発表
なお、現在ディーカレットのアンバー・グループ参画に伴い、先着1,000名に最大3,000円分のビットコインをプレゼントしております。
ディーカレットの口座をお持ちで無い方は、ゲスト登録時に下記の招待コードを入力の上、お取引をご検討ください!
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amber
筆者:前田慶次
参照:Bitcoin日本語情報サイト
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