ひなたんこ

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沁みるぜカレーライス #3

不妊治療専門科の大学病院への断りの電話の後、 なんとなく落ち着いた。 職場に行くというのもあるし、 ひと通り泣いて混乱しきって、 がんになったのが別の人のような気がしてきた。 職場の部長にとりあえず着くなり、 「ちょっとお話が、、、あの今朝内科に行ったらですね。胃に癌があると言われちゃって、、、えへへ」 うまく言えず、笑って誤魔化すいつもの癖が出てしまった。 「え?どういうことですか?」 とりあえず、 明日から県立の病院に早速かかること、 なのでちょくちょくお休みする事。

    • おにぎりとお茶 #2

      私と"やつ"との出会い その後 市立病院の先生から青天の霹靂コメントをいただいた後、とりあえず大きな県立病院への紹介状を用意してもらい、そのまま明日の受診を予約してくれた。 まさかの展開に本当にどうしたら良いかわからず。 とりあえず終わり次第、午前中仕事に行き、 その日の午後、大学病院の不妊治療専門科に行く予定だったので仕事場は向かうことにした。 仕事場へ向かう途中、たまたま自分の車で聞いていたjourneyのDon't stop believin'がかかると嗚咽と号泣し

      • 経験≠人の厚み

        思い返せば、私の人生色々あった。 小学校中学年の時、 何故か生え変わりつつあった永久歯の横に膿の袋が見つかり部分入れ歯生活が始まる。 高校生の時、 血便が出て何かと思ったら老人性の良性ポリープが見つかり、思春期の麗しい乙女のけつの穴から内視鏡をいれとった。先生も高校生女子から老人にしかみられないポリープが見つかって驚いていた。 20歳の夏休みの時、最短で普通自動車免許を取ろうと毎日教習所に通い、2週間目で卒業試験までこぎつけた。 その前の日の最後の路上教習。 あと次の角

        • 私と"やつ"との出会いの話

          私と"やつ"との出会いは普通の日常にやってきた。 20代で結婚して4年目。 30代にもなり、共働き。 お互い忙しく働いていた。 「そろそろ子供が欲しいね」なんて言って検査薬を使ったりしていたけど中々半年位出来ず。 不妊治療専門クリニックに行くと、ちょっと私の体が難しそうだから早いうちにもっと専門の病院に行った方が良いよと不妊に強い専門の大学病院に紹介状を書いてくれた。 その大学病院の予約日の午前中。 胃の調子が悪くて何かに当たったのかなと思って受診した内科の予約が入っていた

        沁みるぜカレーライス #3