うそにー

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最近の記事

認知症の徘徊

高齢者が増え、在宅医療が推進されていますが、最近、認知症の人の徘徊が増えています。 消防としてどう関わってくるかというと、行方不明者の捜索として依頼が来て、消防団と共に捜索になります。 ここ5年で急激に増えて感じがしていますね。 運よく無事に見つかった人もいれば、残念ながら亡くなった人もいます。 池に落ちる、海に落ちる、山で遭難してる、様々なパターンがあります。 過去には田んぼ用の用水路が詰まっていて、棒でトンネルを突っつくと、行方不明者が出てきたこともありました。 偶然

    • 救助技術訓練大会とは

      消防士には運動会があります。 それが、救助技術訓練大会です。 県大会、地方大会、全国大会があります。 全国の消防署から救助隊員が競い合う大会です。 私が入局した当初は、若手の登竜門であり、この大会が消防士の全ての評価に直結していました。 なので、誰しもが本気になりますが、まあ訓練の厳しいこと 指導者は鬼の〇〇さんみたいな感じで、竹刀を持って、叩いてましたね。 今の人たち考えられます?竹刀で叩くんですよ。人とか物を 先輩からも、訓練準備、片付け、備品管理などめんどくさいこと

      • 一人暮らしの高齢者

        増えてます。 救急現場に行ってても、実感します。 昔は家族はもちろん、隣近所の人が、情報提供をしてくれてましたし、救急車に一緒に乗ってきてくれてました。 このことはとても大切で、病院側としても、手術の承諾や入院の手続きなどで家族がいることは重要なんです。 でも、最近は一人暮らしの人が増えてきてて、本人がある程度しっかりしてたらいんですけど、脳梗塞や心筋梗塞などで意思疎通ができない場合には、その人の氏名、年齢、生年月日、かかりつけ病院、飲んでる薬なんか全くわからないんですよ

        • 消防士の参観日

          今日も小学生の子供の参観日行ってきました。 世の中のお父さんの大半は平日は仕事だと思いますが、消防士(24時間勤務の人)は平日休みが取れるので、子供の行事には参加しやすいですね。 思い起こせば、中学生になった長女の幼稚園入園から、ほとんどの学校行事には参加してきました。 なので、子供の友達も、お母さん方にも顔を覚えられ、時には「何のお仕事をされてるんですか」と不思議に思われることもあります。 この驚異的な子供の行事の参加率のおかげで、子供の同級生からは「〇〇ちゃんのおとう

        認知症の徘徊

          なにやってんだ、おとうさん

          思い出に残っている事案記録します。 内容はところどころ修正していますので、ご了承ください。 あれは2022年の1月頃だったと思います。 世の中はコロナ禍真っただ中で、私も救急隊の感染防止対策や労務管理をしながら、現場活動をしていました。 当時は、コロナもそうですが、メンタル不調の傷病者がたくさんいました。 自粛生活や連日のコロナに関するニュースに、みんな疲れてましたね。 私たち、救命する側の人間もかなりメンタルがやられてました。 そんな中、救急指令が入りました。 「30代

          なにやってんだ、おとうさん

          忘れもしない歓送迎会

          消防署の飲み会は想像できますか 今は一気飲みダメ、アルコールを無理に進めてはダメ、上司が部下に酒をつぐといった時代ですが、昔はその真逆です。 鍋の蓋で日本酒を一気飲み、手が痺れるまで飲む、もしくは痺れてからが勝負、上司の前では正座して延々と説教話、自慢話を聞かされる等・・・ まあ、ひどかったですね。 店の前での先輩の出迎えなんかもあったりし、まるでヤ〇ザですよ。 実際、当時はパンチパーマ、アイパーの人が普通にいましたからね。 令和の職員に見せてあげたいです。 私の歓迎会の時

          忘れもしない歓送迎会

          電動ストレッチャーの話

          うちの本部、なんと電動ストレッチャーを納入しました。 しばらく使ってみての感想を書いておきます。 まず良いことから めっちゃ楽です‼️ 傷病者を乗せての上げ下げがびっくりするくらい楽になりました。だってボタン一個で出来ますもん。 普段からストレッチャー操作をする機関員と隊員の披露具合が段違いに良くなりました。当務明けに聞いても、身体の披露度が違うとのこと。 特に女性職員が快適に使ってますね。 とても良いことです。 デメリットというか注意点ですが、 機械ものなので、たまに不

          電動ストレッチャーの話

          消防士になったきっかけ

          自分の消防人生の記録のためには、まずは最初からいかなくてはなりません。 一番古い思い出は保育園の時に、消防署見学ではしご車に乗せてもらったことがあって、その光景は今でも覚えています。 あと、僕の少年時代はドラゴンボール全盛期であり、正義のヒーローになりたくて、消防士こそヒーローだろうと思ってました。 だから、学校でよく聞かれる将来の夢にはことごとく「消防士」って書いてましね。 それで中学、高校と青春時代はそんなことは忘れて、ろくに学校にも行かず、パチンコ、麻雀、バイク、夜遊

          消防士になったきっかけ

          40代の消防士の記録です

          私は地方に住んでいる現役の消防士です。 階級は消防司令補で救急救命士であり、今は指導救命士として救命士を含む救急隊員の教育体制やMC関連の仕事をしています。 くそ忙しい30代を過ぎて、仕事も落ち着いてきたので、何か新しいことしたいなーって思っていたところ、noteの存在を見つけて楽しそうだからやってみることにしました。 何を書こうか、というより私が書けることは消防とか救急のことしか無いので、昔のことを振り返りながら、書いていこうと思います。 同業の人とか、将来、消防士を

          40代の消防士の記録です