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DeepBodyとは

DeepBodyとは、地球上生物である「動物」進化の中心、前進運動神経システムです。
実は進化的には、体幹がこの重要な前へ進む運動器官なのです。
 
地球上の生物は38億年前に誕生、その一部である後生動物がカンブリア爆発をへて、5億年前脊椎動物が生まれた。
動物には、食物を探し、一方で捕食者から逃げる「移動」機能が最重要です。
初期には、本能的判断下に迅速移動可能な旧脳系システム(DeepBody)が進化した。
辛い移動運動には旧脳系で報酬物質が分泌される。幼児を見て分かるように、動くこと自体が身体の喜びとなる!
 

21世紀に移る頃、医学研究で脊髄中の前進運動(locomotion)神経細胞群が分子生物学的に同定された。驚くべきは、我々ヒトも初期脊椎動物と同系細胞群が潜在下で働いている事実が判明(図)。
(この図のより詳細な説明は、YouTubeの西野流呼吸法の中にPowerpoint録画であります。第1、2,3回に分かれています。興味ある方は御視聴ください。第1回は以下のURLから御覧になれます:https://www.youtube.com/watch?v=DE4uY-1dZ9E&t=715s

脊椎動物の2系統運動系を理解する概念図


しかし必ずしも随意(大脳皮質運動野)でない旧脳系にどうアクセスできるか?
その方法が、実は数千年に渡り伝承されたアジアの呼吸法bodyworkにある。
 
西野流呼吸法では身体認識としての「足芯呼吸」、四肢を旧運動系に繋ぐ「華輪」を基礎に全身呼吸運動でDeepBodyを再活性化する。
さらに手甲を接して、「対気」でこの旧いDeepBodyが相互Signalingする。
この結果DeepBody抑制は解放され、全身性の衝撃感が波及し、Locomotion運動が誘発され、それは報酬系で爽快感となる。
 
西野流呼吸法の現象は、東洋の伝承事象が、西欧医学には全く未知の医学身体学領域であることを示唆する。
さらには広く日常社会コミュニケーション、音楽・Arts等文化領域にも結びつく身体論である。
この新たな人間の可能性の探索がProject DeepBodyである。

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