見出し画像

電子ジャーナル「呼吸臨床」 貫和 連載 リンク集 

電子ジャーナル「呼吸臨床」

貫和 連載 リンク集 (全文を読むには無料ですが、ID/PW登録が必要)

 連載は本noteに先行して、2017~2021年に執筆したものです。
連載中の用語、またより関心がある事象に関して、リンクして御理解に役立てば幸いです。

(なお執筆当初“Soma”と表現した実態は、2020年に判明し、第12回3)以降に記載した、進化上旧い前進運動システム(体幹)に相当します。東洋系の身体、日本の武道を理解する上での重要なシステムです。)

 

【連載】呼吸との出会いと呼吸器との出会い:個人的履歴と呼吸器臨床における「呼吸」の意義

 

1)第1回 呼吸との出会い

https://kokyurinsho.com/focus/e00023/

・「呼吸」との出会い

 

2)第2回 呼吸器との出会い

https://kokyurinsho.com/focus/e00029/

・呼吸器との出会いとユニークな師匠との出会い

・鳥類の肺を通してヒト肺の形態・生理的意義を知る:進化を踏まえた呼吸器との出会い

・呼吸器認識の歴史と、新しい理解の呼吸器

 

3)第3回 「呼吸」運動でCross(交差)するSomaと「呼吸器」

https://kokyurinsho.com/focus/e00037/

・はじめに

・深呼吸の意味とガス交換の意味

・哺乳動物はなぜ背伸びやあくびをするのか?-呼吸運動がかかわる生理学的意味不明の動作

・呼吸運動がシグナルを送る統合的身体Somaをどう理解するか?

・東洋における修練:Somaを自分で体得して理解する

 

4)第4回 Fascia(筋膜)序論 身体の連続・連動構造を形成するものは何か?:「呼吸」運動伝播

https://kokyurinsho.com/focus/e00058/

・はじめに

・なぜ序論か?:(1)あまりにも認知されていない領域

・          :(2)Fascia releaseの実効性が医師の認識を変えていく

・          :(3)Missing-link of muscular force transmission in myofascial system

・          :(4)一体Fasciaはどう研究できるのか?

・おわりに:身近なFascia感覚から

・追記

 

5)第5回 西欧のBodywork探究が切り開いたFascia医学とAnatomy Train

https://kokyurinsho.com/focus/e00066/

・はじめに

・Bodyworkは本当に東洋の起源か?;Icemanの体表tattooの語るもの

・Bodyworkの系譜:交錯する東西の対応

・米国におけるBodyworkの展開と考え方

・BodyworkからFascia Research Congressへ

・Anatomy Train:全身を連携する腱・筋膜系lineの考え方

・日本におけるBodywork研究

・Bodyworkを受ける立場から考える

・おわりに:身体は楽器、呼吸はその通奏振動源

 

6)第6回 これはTranslational medicineだ!:ZenとMindfulness,何が共通しているのか?

https://kokyurinsho.com/focus/e00067/

・はじめに

・MDが語る坐禅-MDでないと語れない坐禅

・Medicineを知る人による坐禅の解説

・臨済宗高僧の西野流呼吸法足芯呼吸

・世界史・医学史の視点から考えるべき米国における禅仏教、坐禅の展開

・おわりに:米国流の思想・実践のダイナミズムをrespectする

 

7)第7回 坐禅とMindfulnessのneuroscience:fMRIからneural networkへ,延髄呼吸中枢active expirationから坐禅(腹部・丹田)呼吸へ

https://kokyurinsho.com/focus/e00068/

・はじめに

・fMRI機能脳イメージングが浮かび上がらせた3次元配置としてのneural networkとそのダイナミックなshift

・Mindfulness goes to neuroscience

・「内観」修行はsalience networkへの導入としてなぜいいのか?

・道元禅師「只管打坐」:neuroscienceによる再認識

・“Breathing matters”(呼吸こそ重要だ)

・坐禅で身につく腹式呼吸のneuroscienceの意義は何か?

・坐禅の超希少呼吸(1分間1回程度)でなぜOxygen demandは満たされるか?

・日本の帯文化の身体論

・「人はからだを立てると表情が変わる」(成瀬悟策)

・おわりに-呼吸と身体と脳

 

8-1)第8回 ①すべては全身への衝撃感から始まった-西野流呼吸法

(1)基礎:足芯呼吸/fMRI研究が示すSomaへの覚醒シグナル

https://kokyurinsho.com/focus/e00077-1/

・はじめに

・なぜ武道ではなく「呼吸法」として始まったのか?

・「礼,気の浸透,足芯呼吸」:実際の動作とその背景理解

・足芯呼吸

 

8-2)第8回 ②すべては全身への衝撃感から始まった-西野流呼吸法

(2)基礎:Exteroception & Interoception

https://kokyurinsho.com/focus/e00077-2/

・Exteroception & Interoception

・Insulaの研究と,その広範な機能領域

・再び足芯呼吸というInteroceptionに戻って

・深呼吸は酸素獲得のためでない?!

・おわりに

 

9-1)第9回 ① すべては全身への衝撃感から始まった-西野流呼吸法

(3)基礎:華輪/四足歩行と呼吸運動の共進化(CPG・Locomotion・Breathing with body axis rotation)

https://kokyurinsho.com/focus/e00081-1/

・はじめに

・足芯呼吸から華輪へ

・華輪は急には止まらない-自分の身体軸を感じる

・華輪における身体軸とその形成

・華輪に引き続く稽古動作

・流れるような基礎・西野流呼吸法の動作

 

9-2)同

(4)基礎:脱力ではない余裕ある緩み感覚とAnatomy Train:華輪動作と腱・筋膜Fascia連続体

https://kokyurinsho.com/focus/e00081-2/

・脱力ではない余裕ある緩み感覚とAnatomy Train:華輪動作と腱・筋膜Fascia連続体

・Locomotion entrains respiratory rhythm(前進運動は呼吸リズムを同期する)

・進化を経たCPG神経サーキットと西野流呼吸法の不思議な感覚

・華輪,CPG/locomotion(walking,jogging,cycling,climbing,swimming):旧いシステムによる深い身体健康論

・身体軸形成と真っ直ぐ前方への感覚:自分の身体の内なる生命誌

・おわりに

 

10-1)第10回 ① すべては全身への衝撃感から始まった西野流呼吸法

(5)「対気」-相互のactive expiration呼吸,connectedness fascia感覚,Mirroring interoception

https://kokyurinsho.com/focus/e00088-1/

・はじめに

・「対気」現象記述への準備

・「対気」稽古の実際

・「対気」の個人的体験:衝撃感に驚くまで

・「対気」の個人的体験:相手にシグナルを送る

 

10-2)同

(6)「対気」:いったいどんな背景の人が反応するのか?

https://kokyurinsho.com/focus/e00088-2/

・「対気」:いったいどんな背景の人が反応するのか?

・Active expiration

・Mirroring Interoception(相互鏡像的身体認識)

・「対気」における相手への「意思(意念)」とは何か?

 

10-3)

(7)「対気」導入への実践的稽古-「対気」で歩く/「力で押すのではない!」

https://kokyurinsho.com/focus/e00088-3/

・「対気」導入への実践的稽古-「対気」で歩く/「力で押すのではない!」

・「対気」:二人呼吸法-Active expirationを通してPaired physiologyを体感する

・「対気」現象の多様性diversityと身体Soma感覚:医学応用としてのポテンシャル

・おわりに

 

11-1)第11回① アジアの伝統的身体と呼吸法-身体連携呼吸が拓く新たな医学としてのpaired signaling physiology序論-

(1)西欧研究者によるアジア人の身体論

https://kokyurinsho.com/focus/e00091-1/

・はじめに:「からだとこころ」-それをつなぐ媒体は「呼吸」

・湯浅泰雄の「気・修行・身体」から東洋の呼吸論を探る

・西欧思考の範疇を飛び出したユングと,独の鬼才・仏の巨学中国学者:アジアの基本的身体・呼吸理念を客観視しえた西欧の知性

・1.ドイツの鬼才

・2.フランスの巨学

・仏・独二大巨匠の記述から理解する古代中国の身体論・呼吸法・思想

・1.中国古代の身体観

・2.中国古代の呼吸法

・道教と中国における仏教の伝来:相互にどんな経緯があったか

 

11-2)同

(2)「Paired signaling physiology序論」の序論:tautology的記述をいかに避けるか?

https://kokyurinsho.com/focus/e00091-2/

・「Paired signaling physiology序論」の序論:tautology的記述をいかに避けるか?

・意外に新しいpaired signaling physiologyへの展開:「導引」における呼吸運動による身体理解と中国拳法伝承における二個体間身体認識

・Paired signaling physiologyの世界

・1.西野流呼吸法「対気」

・2.中国太極拳における「推手(tuishou,pushing hands)」

・3.「推手」の要である「聴勁」

・4.日本における大東流合気柔術にみられるpaired signaling physiology

・Paired signaling physiologyの先にあるもの:「非接触」系相互現象とSignal

・おわりに

 

12-1)第12回① 人体生理学新領域paired signaling physiology: その基礎医学研究と臨床研究

(1)中胚葉,左右相称動物とFascia分子生物学

https://kokyurinsho.com/focus/e00095-1/

・Note

・はじめに

・Paired signaling physiology展開のための基礎医学

・1.Fascia膜系の動物進化学:中胚葉の臓器bodyplanと移動運動

・1)動物進化の鍵である「移動運動」

・2)左右相称動物,中胚葉,「移動運動」

・3)中胚葉系臓器形態形成とFascia関連遺伝子発現

・2.Fascia膜系の分子生物学:脊椎動物におけるConnective tissue(CT)とは?

・1)Connective Tissueの分類 (表1)と動物の姿

・2)Connective tissueの分類とその関連遺伝子発現

 

12-2)同

(2)Proprioception(深部固有知覚)と圧受容体Piezo2

https://kokyurinsho.com/focus/e00095-2/

・Fascia膜と筋・骨格系mechanosensing機構:Signalingを考える上では避けては通れないproprioception(深部固有知覚)とそのフロンティア

・1.Elusive and essential “sixth” sense:Proprioception(深部固有知覚)とは?

・2.Proprioception機構は「対気」,「推手」等の東洋系武道の現象を解釈できるか?

・1)Proprioception研究展開:一個体生理実験からpartnerのいる2者間生理実験へ

・2)東洋系martial artsにおけるProprioception研究

・3)「対気」等で相手との間に生じるconnectedness感覚:Proprioception研究からみた実態

・4)身体局所のみならず,全身性の身体連携認識,そして相互の「身体中心」認識感覚

・5)一個体のproprioception研究における「努力(effort)」感覚は,二個体間proprioceptionにおける「相手への想い(意念)」に相当するか?

・3.新規全身性分布のsensing moleculeの同定:Piezo2遺伝子がproprioceptionにも関与する

・4.全身の皮膚に存在する触覚Mechanosensing受容体にもPiezo2が発現している

・新領域Paired signaling physiology展開のための基礎医学-そのまとめに代えて

 

12-3-1) 同

(3)体幹エンジンシステム〔大脳基底核+脊髄CPGs(central pattern generators)〕が制御する体幹筋群locomotion運動:
21世紀脳科学が示唆する東洋系操体との関連

1)「深身体」である体幹エンジン運動体とはどんなシステムか?

https://kokyurinsho.com/focus/e00095-3-1/

・第12回執筆の経緯:内容の変更と追加

・はじめに

・1.「体幹」とは何なのか?:長らく誤解されてきた運動機能構造体

・2.なぜ21世紀になり体幹筋群支配神経路(MMC)が明確に同定されたか?

・3.体幹前進システム(大脳基底核(Basal ganglia)/脊髄CPGs)機構の概要

・大脳基底核(BASAL GANGLIA):運動への意念,運動の選択,抑制と疎通

 

12-3-2) 同

2)MLRとLocomotion実働システムである脊髄CPGs:どういう構造で何をやっているのか?

https://kokyurinsho.com/focus/e00095-3-2/

・まえふり

・中脳・延髄神経核中継部

・脊髄CPGs実働部隊:どういう構造で何をやっているのか?

・1.CPGs circuitの原理とその詳細

・2.脊髄CPGsのさらなる特性:個体としての運動に関するいくつかの対応

 

12-3-3) 同

3)「深身体」である体幹MMC神経路へのアクセスが
東洋系操体・呼吸法の意義

https://kokyurinsho.com/focus/e00095-3-3/

・まえふり

・体幹筋群locomotion運動システムから考える東洋系操体の現象

・1.全身の体幹筋群訓練:弓道,摺り足,相撲四股踏み

・2.LCMlにおける尺側と背側体幹筋群:脇を締める,小指中心の握り

・「深身体」体幹locomotion運動システムから理解する西野流呼吸法

・1.足芯呼吸

・2.華輪

・3.対気

・1)手背(尺側系)接触による相互体幹筋群系へのアクセス

・2)衝撃感と爽快感は体幹CPGs支配筋群由来の反応か?

・3)体幹筋群locomotion反応の一端と理解される現象

・新規事実をもとにしたMMC関連領域の今後の研究展開

・1.MMC系機能の計測への努力:体幹筋群筋電図計測等

・2.新規領域である神経路MMCの多方面展開

・1)まずは医学的説明の充実と啓蒙

・2)学童教育における運動指導の革新

・3)増加する高齢者身体能力の維持訓練としての応用

・3.「深身体」のさらなる可能性:医学的解明には時間が必要なより斬新な課題

・1)Afferent経路の探索

・2)現状では全く不可解な「非」接触系相互身体シグナル

・今後への展望-まとめにかえて

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?