①転職失敗。売り手市場で転職時代と言われてますがやはり転職は博打。私の実体験をお話します。一章目

はじめまして、30代のリーマンやってる者です。初投稿になります。

まずは自己紹介から。これまで私は大学卒業後、3社経験。3回転職しています。3社なら転職は2回じゃないの?ちょっと変だな?と思ったそこのあなた、鋭いですね。理由は後の章になれば分かります。

私は世代的には1981年生まれよりも後なので、よく言われる今40代前半であるロスジェネ、ザ・就職氷河期の年齢/世代ではないのですが・・・言い訳せずに書くとSPIやら面接やら何をどう進めていいかちゃんと向き合わず、業界も職種も絞らず適当に会社説明会やら面接やらやっていたので、なんだかんだ就職活動もほとんどうまくいかず・・・気が付けば大学卒業まで半年切ったぐらいに焦って見つけて、応募して内定をとり何とか入社した1社目の会社では6年ほど血と泥水をすすりました。

最初の職種も今も営業なのですが、その一社目は建築や住宅設備関連を扱う商社で、あらゆる建築や設備の材料や工事を工務店やゼネコンなどから材工ともに請負いする要は建築関連/設備資材の卸売会社でした。

で、とある製品を入社早々配属された部署で売っていくという話になりまして社長には期待され?入社し研修らしいものが終わったのち、その部署に配属されました。新しい製品とはいえ、部署の中にいろいろ経験や知識豊富な人がいるのかな?と思い入ったら、そのある製品は部署でまだ誰も扱ったことがなく、もちろんこれまで従来取り扱いしてきた建築資材や設備資材などの製品に関しては知っている営業もたくさんいるのですが、その製品は取り扱い、販売を開始するためにかき集められた本当に素人集団が集まった部署で、その配属された部署で新卒若手は私一人・・・
おまけにその製品を売るには工事に際して資格を取得している技術者や職人が1人いなければならないというのに、それも知らなかった、分からなかったという上司や部長の声を聞いてかなり愕然。えっ!?サッカーするのにまずボールって必要なの?初めて知った!?みたいな鬼畜レベルです、ほんと。

おまけにその部署の人間関係は最悪で直属の上司や部長、他の年配の社員も一番若造の私への指導や接する態度がきつく、いろいろ嫌味を言われたりいやがらせを受けていて、そんな中分からないながらもストレスマッハでしたが、相手にせず、空いた時間にその製品に関する資料やインターネットなどで情報を収集したり、独学で勉強しつつ、どう営業トークをするかも暗中模索状態で外回りに行ったり、それ以外はとにかく営業車で寝て時間をつぶしたり1年ぐらいクソみたいな日々を過ごしておりました。

そんな中、そもそも取り扱いするにしてもその製品を製造しているメーカーは複数社あり、たくさん選択肢がありましたので、どのメーカーにするんだみたいな話(いやそもそも先にどのメーカー扱うか上がちゃんと決めとけよみたいな話なんですが)をしていると、とあるメーカーと前向きにタイアップの検討が進み・・正式にメインで仕入れて取り扱っていこうかということで、この製品の取り扱いがいよいよ本格スタートしてから、私のキャリアが少しずつ大きく変わっていく運命になりました。
当時は全くそんなこととは思わなかったですが、この1社目の経験があったからこそ2社目につながりました。

で、この本契約にあたり必要な条件がまずはメーカー側から提示されたノルマ達成。数か月、従来の取引先や社員に買わせる、ということで営業実績を積んでいきました。そう・・・・その製品は法人・一般消費者ともに販売できる製品でもあり、会社・社長の方針としては社員に買わせてでも、毎月の給料を使わせてでもその製品を買わせ、マッチポンプをしてでもまずはその製品を取り扱うことができるようにセットアップすること、そしてマッチポンプしていくその中で製品について勉強していけという社長の狙いでした。

幸いにも私はその製品を買うという犠牲にならずに済んだのですがターゲットになった社員から悲鳴、私や私の部署へ不満・文句を言ってきたり、怒ったり、呆れていると声をそのままぶつけてくる人たちがたくさんいました。そんなストレスの中、何とかノルマを達成し本契約締結。
(当然ながらその製品についてもですが、営業プロセスや製品の引き渡しは部署の上司達がとりあえず担当していて、何も教えてもらえず、そもそも何が起きているか当時は全く意味不明でした)

ただ当たり前ですが、マッチポンプやねずみ講ビジネス的なものは長く続きません。そのメーカーの担当営業マンからは本契約を締結したものはいいものの、次のノルマである毎月の営業予算、つまり売上目標の設定とその戦略や営業活動など求められつづけ、毎月未達が続きました。当然ながらそのメーカーの営業担当からすれば代理店である私たちが売らないと私たちもですが、お互い給料分も何も稼げていない状態になりますので、毎月営業予算未達で赤字です。そのメーカーの協力を得て展示会を開催したり、メーカー所有のショールームで営業活動をしたり、工務店やら設計事務所やらゼネコンやらへの営業活動したり、社員の友達の紹介で・・・とか色々なことをしましたが、売り上げは鳴かず飛ばず。

そうこうしているとある日、しびれを切らしたそのメーカーの
①担当営業マン(彼をマルコメ君としましょう)含め、
②そのマルコメ君の上長らしき人(AV男優の田〇さんにそっくり)と、

もう一人
③ ①②と同じ部署の同僚(実はスーパー営業マン)の
3人が私の会社に今後についてどうするのか?という議題で来社することになり、鼻から部長は一番若手の私へ押し付ける気満々で、その日は朝から本当に嫌でしたが・・・

ただ、この③のスーパー営業マンと出会ったこの日を境に
大きく私のキャリアが変わっていくことになりました・・・

(第二章へ続く)

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