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原作があったなんて、まったく知らなかった。 南イタリアの小さな島を舞台に、素朴な青年マリ…
尾形亀之助の詩集『カステーラのような明るい夜』を読む。 先日の『美しい街』と重なる詩も多…
小池昌代/林浩平/吉田文憲(編著)『やさしい現代詩(自作朗読CD付き)』を聴く。 そう、聴いたのだ。まえがきも、詩そのものも一切読まず、詩人みずからの朗読をまず聴く。一つの詩を聴いてから、詩人の名前を確かめる。収録されているのは17人、17の詩。名前を知っていた詩人は、およそ半数。知っている詩は一つもなかった。 なぜ、そのように「聴いた」のか。 詩人みずからの語り口を聴きたかったのだ。 詩は、朗読者の解釈や感じ方、思い入れなど、詩とのかかわり方によって、その朗読のあり方
福永祥子詩集『立方体の空』を読む。 瑞々しい言葉と懐かしさを覚える言葉が混ざり合い、不思…
行分けをしたわけでもなく、韻を踏んだこともない。しかし、これまで自分が書いてきた文章は、…
高橋順子『意地悪なミューズ』を読む。 以前読んだ新井豊美『女性詩史再考』で、女言葉の本質…
斉藤 倫『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』を読む。小学生の「きみ」と亡き父親の友人である「ぼく」が詩について語り合い、言葉にならないものを言葉にしようと試みる。何かとんでもないものを読んでしまった気がする。詩も物語も。いま何度も読み直し、うなっている。