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城崎温泉~番外編

3回に渡ってお送り致しました城崎温泉旅行記。いかがだったでしょうか。(テレビ番組風)

今回は、ま、面白いんだか面白くないんだか、よくわからない私たち夫婦の様子を中心にお送り致しました。そのため、観光地そのものはあまり詳しく取り上げていません。

城崎はとても良いところでしたので、番外編としてもう少し紹介したいと思います。私が言い残したところを言いたいだけです。どうぞ、ご期待くださいませんように。(日本語が変)

城崎温泉は千古の歴史あり

良いところでした。代名詞のように言われる川沿いの柳と旅館の町並みが素敵でした。昔は湯治客が泊まったであろう3階建ての建物に歴史を感じました。

おみやげ屋さん、食べものやさんも新旧いろいろあり楽しめます。食べ歩きもできる。結構新しい雰囲気がありました。温泉寺などの寺や神社が、1300年の歴史を感じさせてくれます。

観光客もたくさんでした。浴衣で外湯めぐりする人も雰囲気を出しています。一ヶ所しか行けなかったのが残念。今度来たらコンプリートするぞ。(2日はかかる)

玄武洞公園と玄武洞ミュージアム

玄武洞、良かったです。思ったより迫力があり感動しました。160万年前、流れた溶岩が固まるときに、六角形の割れ目「柱状節理」ができたとのこと。ミュージアムも見応えがありました。

トリケラトプス
光る石

でも、なにせバスの本数が少ない。行った時間が遅かったのもありますが、帰りバスがなく、売店にあったタクシーの無料呼び出し電話にかけるも、「うーん、お時間いただかないと・・・」と言われる始末。

待つしかないのでお願いしたら、違う方から車を呼んでくれて、それほど待たずに済みました。

城崎文芸館はKINOBUNという

SHOPにあったのは、城崎ゆかりの書き手にまつわる本などです。志賀直哉の「城の崎にて」のめっちゃ小さい本とか。万城目学の「城崎裁判」のタオルのようなもの。よくわからんのが惜しい。

旅館の2代目の方たちが考えたと、どこかで見ました。合っていますか?「旅館の2代目」と聞けば、応援したくなるじゃないですか。

というわけで、その中から「城崎ユノマトベ」という、下駄の形をした屏風のような絵本を買いました。これは泊まったホテルの売店にあったけど、折りたたんだままパックされているからよくわからず。ここでは広げてあったので、面白いとわかりました。

「ニコニコ」とか「わくわく」とかいう「オノマトペ」の温泉版、「ユ(湯)ノマトベ」の本です。

「120」はメモ帳

今、調べました。
「本と温泉」
志賀直哉来湯100年を機に、次なる100年の温泉文学を送り出すべく、城崎旅館経営研究会が立ち上げた出版レーベルだそうです。

広げたらこうなった。

これは面白い。城崎温泉のオノマトペ。「カラン コロン」「「ドキドキ」「ウキウキ」など。絵がきれい。
もっと宣伝したら売れると思います。(余計なお世話だ)

城崎温泉に関わりのある作家が結構いることがわかりました。そうそう、帰ってから志賀直哉の「城の崎にて」を読みました。これについては別の項で書きます。

麦わら細工

企画展で、麦わら細工の展示をしていました。初めて見ましたが、その細かい、緻密な作品が素晴らしかったです。シーボルトが国に持ち帰ったそうです。近くに「城崎麦わら細工伝承館」があります。行けなかったけど。

パンフレットより

日和山海岸と山陰海岸ジオパーク

今回「ジオパーク」というのを初めて知りました。地質・地形から地球の過去を知り、未来を考え、活動する場所らしいです。単なる観光地というだけではなく、教育や地域活動も行なわれているとのこと。

山陰海岸ジオパークは、京都府から鳥取県まで幅が広いです。日本に10ヶ所しかない「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されています。

山陰海岸ジオパークでは、日本列島がユーラシア大陸から別れて日本海が形成された約2,500万年前から今日に至るまでの貴重で多様な地質遺産が確認できます。

日和山海岸ガイドセンターのパンフレットより

2,500万年前!日本は大陸続きだった!
玄武洞が160万年前。ミュージアムで見た化石や鉱物も、トリケラトプもずっとずっと昔の話。地球の始まりなど、途方もないような時代を想像させてもらいました。こういう出会いも旅の楽しさです。


音階になっている


城崎マリンワールドの役割

マリンワールドは海に開かれた水族館です。300種、7000もの生き物。
キャッチフレーズが「水族館以上、であること」
そこには、進化しつづける水族館として、いかにお客さんに楽しんでもらえるかという思いがある。イルカショーも常に進化しているそうです。

しかし、それだけでなく、繁殖とか生態とか、研究する大事な役割があるんですよね。動物園も同じと聞いたことがあります。

日和山海岸ミュージアム「いのちの博物館」に7月に生まれたイルカの赤ちゃんがいました。でも、もうだいぶ大きかった。

スタッフと息ぴったりアシカくん
たくさん驚いた

最後に、円山川の美しさ


今回の旅で、一番と言っていいくらい印象的だったのが、円山川の美しさです。夫も感動した、あの円山川です。川幅が広く、悠々と流れていました。そして、日本海に注いでいます。

ごめんなさい、もっときれい

本当に城崎は良かところでした。平田オリザさんが関わる演劇の街でもありました。湯治に行きたい。

最後の最後に

やっぱり楽しいこと、面白いこと、感動するものは多い方が良い!


*見出し画像:街散策でプリン専門店のプリンを買って帰ったら、夕食のデザートがプリンだった。

おしまい。

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