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書評の感想~推し記者の記事

 新聞を読んでいると、気になる記者さんが何人かいる。その一人が河合 真美江さんである。いつ頃から意識したのだったか。だが、時々名前を目にする。良い記事だなと思ったら、河合さんだったりする。

今日、2024年2月24日(土)朝日新聞 朝刊
読書欄で名前を見つけた。
内田 也哉子著 『BLANK  PAGE 空っぽを満たす旅』の書評。


この書評がとても良かった。読んでみたいと思った。なぜ良かったのだろう。

この本は「売れている本」のコーナーで取り上げていて(今週の週間ベスト1)、樹木希林さんと内田裕也さんの長女、内田也哉子さんの本。

書評を紹介して、感想を書かせていただく。


見出しは「喪失の空白にさしてくる光」
書き出しは、著者、内田也哉子さんの簡単な紹介からはじまる。

両親を弔い、心と体にぽっかりとできた空白は激しい雨風が吹き荒んでいたーーー。在って当たり前だった人の姿が消えた後の喪失感を、著者はそう表わす。

書評より引用

読み手はその空白とともに立ち、空っぽを満たす旅の道連れになる。

書評より引用

【私】「読み手は、旅の道連れ」これがいい。

本の内容は、養老孟司さん、小泉今日子さん、坂本龍一さん、伊藤比呂美さん他、「すっくと立つ」15人との対話。

出会いの折々で、著者は一人一人に向き合い、死や親子関係について「胸の奥底から」さらけ出す。

両親から得ていたものにも気づく。樹木希林さんのそれは、「オモシロイオトナと出会う」こと。

【私】この、樹木希林さんの「オモシロイ」は、先日、浅田美代子さんの記事で読んだ。「おもしろがる事が大事」と言っていたって。このことだよね。

書評の最後の文章を、是非引用させてほしい。

生きることと死ぬことはつながり、混じりあっている。なにか安心感がわき、さわやかな思いがしてくる一冊だ。ひとりひとり、思うように自分の道を行けばいいと。(中略)
読み手の心の空白にも静かに光がさしてくる。

書評より引用

【私】なんて、きれいな言葉だろう。書評も文章。文章は人を表わす。この書評で勇気づけられる。光が差す。
もちろん、内田さんの本が優れていることもあると思う。

私も、人の心に届く、力のある文章を書けるようになりたい。

  

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【書き終わって】
書評の感想なんて、初めて書いた。でも、書きたかった。記事を貼ったら紹介は要らなかったな。ややこしくてすみません。

この前の新聞(2024,2.16)で、「推し記者」という言葉を知りました。デジタル時代には、記者も、記事を書いて終わりではなくなっているらしい。

そっか。推し記者。それなら何人かいる。これからも注目していきます。


*ヘッダーお借りしました。カッコイイ!(決して私ではないです)

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