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夕刊より~歴史を語り継ぐ若者

一年経ちました。「瀬戸内国際芸術祭」に行ってから。
あのとき、思い切って行って、本当に良かったなと思っています。なかでも、ハンセン病療養所のある大島に行けたことに価値があったなと思うのですが、その大島が夕刊に載っていました。

朝日新聞2023年11月7日(火)夕刊より 太字はタイトル

*「隔離の島」歴史語り継ぐ  
  感染病療養所のある高松・大島「島案内」

  上京後も続ける若者の決意

  
記事の概要:

大島青松園は瀬戸内海の大島にある国立ハンセン病療養所。その歴史を語り継ぐと決めた若者がいる。三橋さん29歳。母親が療養所に勤めていたので、島の小学校に通った。その時の活動が「大島案内ひきうけ会社」。児童が来島者に園やハンセン病の歴史をガイドするという総合学習だった。

 進学で島を離れ、小学校も休校に。だが、卒業生の手で年に1回続けられていた。コロナの中断があったが、復活した。

記事より要約


社会交流会館


 記事の中に出てきた案内の場所。納骨堂、キリスト教の礼拝堂。行きました!収容されていた部屋にアート作品を作るというのもありましたが、その部屋の狭かったこと。人権なんかなかったしょう。

 三橋さんは「小学生の頃は実感がわかなかったけど、どれだけおかしい話なのかわかってきた」と言います。

「Nさんの人生・大島七十年」という作品から

  
 今後もできる限り、島案内を通して「隔離の島」の歴史を伝えると心に決めているそうです。若い人は頼もしいです。シンガー・ソング・ライターの沢知恵さんは、2001年から大島でコンサートをされています。


 あの日、入居者さんが散歩されていました。海がとてもきれいでした。海岸の松も。ここは全国で唯一、船を使わないと行けない療養所だそうです。海を眺めて、島から出られない境遇を嘆いたのでしょうね。絶望だったかも。


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