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新宮晋さんとピアノさんは同い年

前回の続きです。

民藝展見て、お昼ごはん食べて、では次へ。
さあ、次とはどこでしょう。

 この、左側です。



新宮さんの彫刻 

新宮晋(しんぐうすすむ)さんは、1937年生まれの彫刻家。 彫刻と言っても、いわゆる彫刻ではなくて、風や水で動く造形作品をたくさん創作されています。かなり大がかりのが多いです。「造形作家」「風の彫刻家」と紹介されることもあります。

Wikipediaから


アトリエはうちの近隣市にあります。
広い公園に作品がいくつもある「風のミュージアム」
いつも動いているはず。行っていないけど。

絵本もたくさん出されているので、昔からなじみのある作家さんです。

 それで、同じ美術館で展覧会をやっていると判明。
まったく、同じ期間でやらないほしいと思いました。体力ないから。

元気になり、いざ会場へ


今回はイタリアの建築家、レンゾ・ピアノさんとのコラボ。このお二人はたくさん一緒に仕事をされています。同い年。その、平行していて時々交わって、という足跡を表そうというわけです。


関西国際空港でも、いっしょに仕事をされています。ピアノさんが設計し、せっかく空港の建物内に風の通り道を作ったので、それを証明する作品が欲しい、というリクエストだったらしいです。

 新宮さんの作品は楽しいです。風や水で動くので。

よくあんなに計算されて、スムーズに動くものだと思います。カラフルだし、動きが面白く、見飽きません。
 今回はどうしても屋内の作品が中心ですが、屋外の作品はダイナミックで繊細です。



撮影OKでした。でも、良い写真がない。
撮影にあまり賛成ではないからね。でも、紹介するならもっときちんと撮ろう。


 You Tubeに紹介がありました。良いのがあるものだ。


ピアノさんと若者

 ピアノさんの建築物は、いまいちよく分からないままだったのです。でも、展示の最後の方で、お二人で対談されているビデオが流れていました。ピアノさんの言われていることに、とても感銘を受けました。

「伊勢神宮を20年ごとの建て替え。最初の20年間は習う。次の20年間はやってみる。そして次の20年は教える」
「若者の純粋さ、軽快な感じ、幸福感、期待感・・・若者から受け取るものは大きい」
「いいアイデアを思いつくには、決意する、本気になる、飛び込む、バカなことを言う勇気を出す」

対談より抜粋



 85歳。このように、若者をリスペクトし、若者から学ぼう、そして若者に伝えていきたいという姿勢が素晴らしいと思いました。

 このビデオを見たことが収穫でした。お二人とも年を取っても、まだまだやりたいプロジェクトに携わっておられます。あ、年って失礼でしたね。



クリエイティブな仕事

 何かを創り出すということ。アーティストの仕事。クリエイティブなことって、なんてエネルギーを感じさせるんだろうと思いました。こちらもそのエネルギーをもらう。だから美術館や展覧会に行きたくなるのだろうな、なんて思ったりします。
 

 そして、私は何と、こちらでも図録を買ってしまったのです。
図録が好きです。高いし、重たいけど後から見直すにはとても役にたちます。ブログ書くにも助かる。安心しないでちゃんと見ようっと。


 こうして、この日は、11時くらいから4時(5時?)くらいまでたっぷりと、アートの世界で遊んだのでした。
ああ、さすがにしんど!
身体は疲れても心は満足。


帰り道で


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