娘のプリントと家事負担

私の夫は比較的家事を手伝ってくれる方だと思う。

私が困っていれば、皿も洗ってくれるし、買い物にも行ってくれる。

お風呂も掃除してくれる。

ご飯の用意だってできる。


しかし、、、、


今日私はとても疲れていた。

20:30まで電話は鳴り止まず、対応に苦慮している問題を朝から解決に向け努力し続けていた。

私はやっとの思いで、とりあえず本日の対応が一応の終わりを迎え休んでいた。

そこへ、子供がプリントを持ってやってきた。

私は、夫に頼むよう伝えた。

その後、21時を過ぎているので、娘がなにをしているか尋ねたところ、一人で準備していると言うので寝かしつけて欲しい旨伝えた。


夫は、キレた。



自分も忙しかった。

全て降らないで欲しい。



なにも言えなかった。

夫が忙しかったのは知っていた。

けど、18:30には終わっていたのを私は知っている。



どんなに忙しくても、母親には子供の面倒を見る義務があり、自分が眠れなくても子供は寝かせなくてはならない。


夫にとっても娘は子供のはずなのに、どうして私ばかりが全ての対応をしなければいけないんだろう。


確かに今私は働けていない。

けれど働いていた時も、働いていた時こそ、彼はいまよりも家事も子育ても手伝いはしなかった。

私が病気になり入院し、始めて積極的に家事や子育てを手伝うようになった。


それまでは、私の仕事量もどれだけの量を、毎日こなしていたかも知る気もなかった。


日本の女性の家事負担が多い理由は、ここにあると私は思う。


正直、無理だ。

朝から晩まで休む暇などない。

トラブルは全て妻が解決。

学校のプリントに目を通す夫などいない。

テストの点数を気にすることもない。

子供がどのような友達と付き合いどんなスケジュールで動いているかなど知る由もない。


脱ゆとり、コンプライアンス、災害対応、防犯等々で、学校からの保護者(妻)の負担は増えている。



しかし、夫は目の前の自分の仕事に精一杯。

それ以外は、妻まかせ。

金を稼ぐことが男の役目。

それが言い訳。

でも、日本は貧しくなり、夫一人の給料では食べられなくなった。

それでもその考え方は変わらない。

それが私の夫であり、日本の男性だと思う。


そんな男性に働き方改革などできるわけない。

少子化などとまるわけない。


なぜなら日本の男性にとって、家事や子育てはあくまで妻の手伝いだから。

自分の義務として、積極性を持って行う行為ではないから。


保護者の欄には夫の名前を書くのに、実際に保護するのは常に母親である妻の役目。


そんなことを娘の学校のプリントを見ながら思う今日この頃。

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