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【超簡単図解】5分でビットコイン取引の仕組みを理解する

はじめに

noteをご覧の皆さんこんにちは!長野生まれ、吉祥寺をこよなく愛する25歳、てらしいです。前回は、ビットコインと法定通貨との違いについて説明しましたので、今回はビットコイン取引の仕組みについて図解していきます。

実体のある法定通貨』と『実体のないビットコイン』では、どのような取引の違いがあるのか。なぜ仲介管理者が不在でもビットコイン取引が成り立つのか。

簡単に図解しましたので、ぜひご覧ください!(図はご自由に使ってください。)

記事を読む前におさえておきたい用語

仮想通貨:実体に存在しない、インターネット上で取引ができる通貨、取引データの集合体。英語圏では、『暗号通貨』が一般的。
ブロックチェーン:個々の取引データをブロック化し、鎖状のように複雑化するコンピュータ上の技術。
P2Pネットワーク:メインサーバーを持たずに、個人間のつながりで成り立つネットワークのこと。

ビットコインを保管するには

ビットコイン取引の説明の前に『ウォレット』を簡単に紹介します。ビットコインや他の仮想通貨を保有するには必ずウォレットが必要です。法定通貨でいう銀行口座のようなものです。

このウォレットは大まかに2つ種類があり『ホットウォレット』と『コールドウォレット』と呼ばれるものがあります。

ホットウォレット:インターネットに接続している仮想通貨を保管するためのウォレット。取引がスムーズである反面、ハッキングやアカウント流出などの危険性もある
コールドウォレット:インターネットに接続していない仮想通貨を保管するためのウォレット。ホットウォレットより安全性が高い反面、取引に手間がかかる不便性がある。

ビットコイン取引では、ホットウォレットを使って送金したり、受け取ることができます。

ビットコイン取引の基本的な流れ

一般的なビットコイン取引を行うには、『仮想通貨取引所』に口座を開設する必要があります。口座に入金することで、ビットコインが購入できます。

また、ウォレットにはパスワードにあたる『秘密鍵』と口座番号にあたる『公開鍵』があります。取引ごとに秘密鍵から公開鍵が生成され、公開鍵からアドレスが生成される仕組みになっています。

秘密鍵:ウォレットのパスワード。絶対漏洩してはならないシークレットキー。
公開鍵:ウォレットの口座番号。この公開鍵に紐づいてアドレスが生成される。

この一連の取引は、全て『ブロックチェーン』と呼ばれる分散型台帳にデータが書き込まれ、信用が担保されます。

みんなで取引データを承認するのがビットコイン

ビットコインと法定通貨の取引の違いは、「仲介管理者の有無」です。法定通貨の場合、銀行が管理・取引していますが、ビットコインの場合、個人間で管理・取引が行えます。

それができる理由は、ビットコインの取引データは必ずブロックチェーン上のブロックに書き込まれるためです。

ブロック:取引データやハッシュ値(前のブロックの情報)などが含まれるデータの箱

このブロックにデータを書き込む作業のことをマイニング(採掘)と呼び、それを行う人のことをマイナー(採掘者)と呼びます。このマイナーの役割としては、取引内容に不正がないかどうかを検証し、承認することです。ビットコインの場合、この承認がされるまで10分ほどかかります。

例えば「AさんからBさんへ0.1BTC送金」という取引が発生すると、すぐさまブロックチェーン上に書き込まれ、アドレスとして公開されます。Aさんが送金してからBさんの手元に着金されるのは、約10分後になります。この10分の間にマイナーが「二重取引、改ざんされていないか」を検証しています。

このような仕組みのおかげで、ネットーワーク上の参加者なら誰でも取引の記録を見ることができるので、仲介管理者が不在でも取引が成り立ちます。

(※ブロックチェーンの仕組みについては次回図解します)

まとめ

・ビットコインを保管するにはウォレットが必要
・ビットコインを買うには、仮想通貨取引所に入金が必要
・ビットコイン取引では、取引毎に公開鍵(口座番号)とアドレス(ID)が生成される
・取引データをブロックチェーン上に書き込む作業ことをマイニングという
・マイニングを行う人をマイナーと呼び、取引に不正がないか検証と承認を行う

ビットコイン取引の仕組みについて図解させて頂きました。引き続きこのような形で仮装通貨、ブロックチェーンに関する図解を記事にしていく所存です。次回は分散型システム編になります。乞うご期待!

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