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ランナーへの献血のススメ

400ml献血終わり。マラソン大会を月1で入れているので、献血とのタイミングが合わず、約1年ぶりに献血できた。

採血前検査の指先穿刺(指先から少量2mLの血液を採る)でヘモグロビン濃度を測定し13.0g/dL以上(男性、400mL全血献血の場合)ないと献血できない。

今回の検査で僕の値は13.6(基準値12.7〜17.0)g/dlと下限値に近いことがわかった。なお、前回は15.6あったので2.0も下がってしまった。

食生活で鉄分が足りなかったり、ランニングで赤血球が壊れたりするのが原因と考えられる。前者は鉄欠乏性貧血、後者は溶結性貧血(別名、スポーツ貧血と呼ばれる)。鉄欠乏性貧血は、鉄摂取不足や月経などによる鉄喪失が原因で、マラソンなど大量の汗をかく場合は鉄が数mg損失されてしまう。溶結性貧血は、マラソンなどでの着地時の衝撃で足の裏を流れる血液の赤血球が破壊されることが原因である。ここ数レースは思ったような記録がでなかったのはこのためかもしれない。

では、どうやって改善や予防すれば良いのだろうか?

  • ヘモグロビンの材料となる鉄分を多くとる。鉄分は肉(レバーが多い)や魚の赤身、緑黄色野菜、大豆、ひじきなどに多く含まれている。

  • ヘモグロビンの材料となるたんぱく質を多くとる。

  • 鉄分を補給するサプリメントを飲む。

  • 鉄の吸収を高めるビタミンCを摂取する。

  • 鉄の吸収を阻害するタンニン(緑茶、紅茶、コーヒーに含まれる)を食事中にとらない。

ひどい場合は、病院へ行って鉄欠乏性貧血の治療を受ける。鉄分の1日に必要な摂取量は男性10mg、女性18mgなので食事ではこの量を摂取するのが精一杯だろう。鉄錠剤なら100mgを取ることができるので早期に症状が回復する。1、2週間で効果が出て、正常値になるには数か月かかるそうである。

献血をすると血液検査結果が通知されるので、ヘモグロビンの濃度がわかる。プロや大学、実業団のアスリートの方は定期的にメディカルチェックを受けてると思うが、市民ランナーはそれほどでもないと思う。練習をしているんだけど、伸び悩まれている方は貧血を疑ってもよいかもしれない。献血は気軽に受けられ、人助けにもなるのでお勧め。献血は人の為ならず。


献血を受けたバス:献血アプリ(ラブラッド)で予約、事前問診を済ませておくと時間を節約できる。


献血のお土産:予約するとキューピーコーワαドリンクをもらえる。


終わり



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