向井潤 | 北欧でエンジニア・在デンマーク

デンマークに暮らすソフトウェア開発エンジニア。地元産のチーズが好き。海外転職や仕事のこ…

向井潤 | 北欧でエンジニア・在デンマーク

デンマークに暮らすソフトウェア開発エンジニア。地元産のチーズが好き。海外転職や仕事のこと、北欧生活で驚いたこと、語学(英語とデンマーク語)のこと、北欧ライフスタイルの理想と現実を書いていきます。

最近の記事

デンマークに家を買いました 前編

実はさかのぼること2年くらい前にコペンハーゲンの郊外に一軒家を購入しました。自分にとっては人生で一番大きな買い物でした。購入してからもずっとこまごまとリノベーションをしているわけですが(デンマークあるある)、これはまだまだ続きそうです。今回は家を購入するに至った経緯について書いていこうと思います。 アパートの家賃が高かった問題以前住んでいたアパートはコペンハーゲンの割と真ん中で、110平米くらいあるペントハウスでした。建物自体も新しく、寝室、リビング、キッチン + ダイニン

    • 就労ビザを更新しました

      こんにちは。この記事は2021年の記事です。 今日は就労ビザの更新について書いていこうと思います。 就労ビザ、デンマークではワークパーミットと言います。ワークパーミットの期限が近づいてくると、EBoksと呼ばれる個人宛のEmailにインターナショナルハウス(移民局)から連絡が来ます。「あと3か月で切れまっせ」みたいな内容です。ちなみにこのワークパーミットと日本のパスポートは連携してるので、パスポートの期限が切れるタイミングでワークパーミット更新、または4年(ワークで取れる

      • 会社でゲーム in デンマーク

        こんにちは。先日会社でゲームを企画しました。やってみたら面白かったので今日はそのことについて書きます。 そもそもなんで会社でゲームをやってるのか僕の所属する開発チームはアジャイル開発という手法を取っています。長くなるのでアジャイルとは何か、という説明はここでは省きますが、この開発手法では一定期間を一区切りとして、振り返りを行います。僕のチームでは2週間を一区切り(1スプリントと言います)として振り返りを行います。 振り返りはレトロスペクティブ(Retrospective)と

        • デンマークの年金まわりのお金の話

          こんにちは。 今日はデンマークの年金について書こうと思います(あまり需要も無さそうですが・・・)。 デンマークは何歳で定年退職?まず年金の前に定年退職する年齢ですが、デンマークでははっきりとした年齢制限というのはないようです。だいたい67歳くらいで退職する人が多いですが、これは年金がもらえる年齢が(今現在では)67歳だからです。日本の定年よりも少し遅いですね。デンマークも日本と同じ高齢化社会。しかも年金がもらえる年齢が上がってきています。きっと僕が貰う頃には70歳くらいに

          デンマークのケーキ(オフィス編)~水曜日はケーキの日

          こんにちは。 長引くコロナの影響でオフィスがクローズしてからおよそ一年。私は自宅からリモートワークをずっとしています。 コロナ前は、毎週水曜日はCake Dayと言って、社員用カフェテリアでケーキがサーブされる日でもありました。そんなケーキディが懐かしくもあり、早くオフィスがオープンされることを祈っていますが、これまでの政府の発表からすると、このロックダウンはまだまだ続きそう。 そんな厳しい状況ではありますが、今回の記事ではこれまでオフィスで食べたケーキの一部をゆるっと紹

          デンマークのケーキ(オフィス編)~水曜日はケーキの日

          ダメな自分を受け入れた話

          昔々まだ子供だった頃、大人になれば何だってできるようになるもんだと思ってた。仕事が出来て、スナック菓子なんか食べなくなって、英語もペラペラに喋れて。大人ってそういうもんだと思ってた。 でも自分が大人になって分かったことは、仕事には忙殺されるし、スナック菓子はやめられないしとまらないこと。英語はろくすっぽ喋れないどろかビートルズの知らない歌もあった。実際に大人になってみて分かったことは、大人って、自分って、その程度のもんだと。 そんな風に割り切っていた割に、20代の頃は自分

          大変だった北欧での現地就職 後編

          日本から北欧へ移住しようと思い立ち、まずは転職活動を始めました。前編はこちら。 で、どうしたかあまりにも内定を貰えないので、LinkedInのネットワークに頼りました。海外駐在で知り合った人にLinkedInで連絡を取り、CVを見てもらうようお願いし、転職活動中であることを伝えたりしました(意外と重要でした)。 あんまり関係ないかもしれませんが、この時期英語もかなりやっていました。というのも、応募したうちの1つで最終面接まで行ったのがありましたが、米国のデベロッパーとのや

          大変だった北欧での現地就職 後編

          なぜ北欧の企業に転職したのか

          (写真はMøns Klintというコペンハーゲンからかなり南にあるとても美しい島です。) ソフトウェアの開発デベロッパーというと、まずアメリカが一番人気が高いようです。次いでオーストラリア。そして第3位にデンマークがランクインしています。 この結果から見て分かる通り、デンマークはソフトウェア開発者にとって、かなり居心地の良い環境が整っていることが多いなと感じます。 私個人の場合、英語が話せるようになるにつれて、海外に行って現地で働きたいと思うようになりました。 ITで世

          なぜ北欧の企業に転職したのか

          大変だった北欧での現地就職 前編

          日本から北欧へ移住しようと思い立ち、まずは転職活動を始めました。 今思うと無謀とも思える挑戦で、日本での転職活動と比べてみても比較できないほど大変でしたので、その辺を書いていこうと思います。 結果から先に書くと、転職活動は7か月間で、応募した総数は12、うち内定は2つでした。数だけ書くとそんなに悪くない気もしますが、長くなるので前編と後編にします。 具体的な内容のその前に、海外転職で必要なものについて説明します。 海外就職で揃えたものCV - Curriculum vi

          大変だった北欧での現地就職 前編

          北欧に住み始めた話

          2017年に日本から北ヨーロッパ(デンマーク)に移ってきました。 デンマークっていうと大体「寒いんでしょ?」って言われます。 実は暖流であるメキシコ湾流の影響により、わりあい温暖なのです。同じ北緯の場所に位置する他の都市よりも暖かいようです。 私はソフトウェアのデベロッパーです。開発トータルのキャリアだとでかれこれ10年くらいになります。 このノートには、海外就職で大変だったこと、その後のワークパーミットの取得でかなりハラハラしたこと、意外と忙しいデンマーク生活のこと、