見出し画像

初めて買ったCD 初めて買ってもらったエイトラ


#はじめて買ったCD   というお題をnote から頂いた

初めて音楽を聴くためにお自分で小遣いで購入したのはレコードだ。
CDが未来に出来るとは夢にも思わなかった。

さかのぼると
最初に音楽を認識したのは ラジオで クロネコのタンゴ という曲だった。
大家さんの家のラジオから流れてくるたんびにダッシュで聴きに行き 
クロネコが踊ってる白昼夢を見た。
みかねた親が黒いドーナッツ盤とソノシートという赤くて透明なレコードを私に与えた。
小さなスピーカーと一体型のプレーヤーは電気で動く蓄音機的なものだ。

車の中で聞かされてたのは エイトラ と言われる大きなカセットテープ的なものだ。大工さん達と家族のように一緒に生活していた。
遠出の時はトラックや車が多かった。
ついて回るのは 音楽 だ。
小さな子供に当時の演歌はキツイ
女の人が泣いたり苦労したりしてる歌が延々と続く
聴きながら隠れて泣いていた 涙が止まらなくて困った
ドライブインでフィンガーファイブのエイトラを買ってもらった時
白黒の世界から カラーの世界に行けた私のハート
嬉しかったのを覚えている

その後 車ではカセットテープ
     家ではレコード の時代に。
演歌じゃ無いのが欲しかった
よくわからないけど井上陽水とクラッシック音楽を買ってもらった
大工さんは演歌以外も聴くようになり
日曜日にレコードで カーペンターズやスライandファミリー ビートルズ
シカゴ なんだかボサノバとかを聞いていた。子供ながらスライは好きだった。

さて小学校の高学年になると興味のあるものが増えていって
お小遣いを貯めては レコードを買った。
思春期にはLPを一生懸命購入していた。

10代青春真っ只中 CDはまだ出てこない。。。
ウォークマンはカセットテープだし
家ではレコード
オーディオにCDプレーヤーが付いていた記憶がない。

20歳の時 1年間東京を離れ1人で神戸に住んだ。
冷蔵庫無しの生活だったが
中古のCDラジカセを買った。
やっとCDというものを認識した。
なんで音が出るのか?不思議だった
友人がデーターだよ と教えてくれたが
もっと不思議だった

CDラジカセは普段聴いていたレコードとは違う音だった
最初に聴いた頃は耳にささる と感じたのを覚えている。

良いと思った点は
高価な針も変えなくて良い 
レコードのホコリを取るための努力をしなくて良い
聴きすぎても擦り切れない
便利で画期的だった

慣れない神戸の生活
ホステスのバイト代が出た時 最初に買ったCDは3枚
聴いてて明るい気持ちになる音楽
ロックが1番好きと思っていたのに 選んだのは違ってた
憂歌団とブルーハーツとトーキングヘッズだった
泣きながら歌ったり踊ったりした。

エイトラ〜CD 若い時の思い出

この記事が参加している募集

はじめて買ったCD

これからも色々な活動を続けていきたいと思います!応援よろしくお願いします!