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wranglerの親ブランド「ブルーベル社」の名前の由来にはロマンがあった^^

LeeとLEVI'Sは人の名前。Wranglerは?
調べました。
「乗用馬の世話係」あるいは「カウボーイ」
という意味だそうです。
このWranglerブランド。
大元はブルーベル社のブランドです。
まずブルーベル社について少し。

ルーツを辿るとまず「ハドソンオーバーオール
カンパニー」という
労働着を作る会社に行き着きます。
この会社は1904年にハドソン兄弟が
ノースカロライナの片隅でスタートした会社。
この会社は順調に成長して1919年
「Blue Bell Overall Company」と
名前を変更します。

この「ブルーベル」という名前。なんともカッコいい
逸話が残ってるんです^_^
ハドソンの店の馴染み客だった鉄道員のグループから
ベルがお店に贈られました。このベルは鉄道員からの
信頼の証として工場に飾られていたそうです。
飾られていたベルはいつしか工場に舞っている
デニム生地(インディゴ)の粉塵で
青くなっていったそうです。
会社の名称変更の際
労働者からの信頼の証こそこの「ブルーベル」
ということから「ブルーベル社」になったそうです。
なんともよい話ですよね^_^

1936年には世界初サンフォライズド加工の
ワークウェアを生産した
「グローブスペリアーマニュファクチュア社」と合併。
Wranglerの代名詞にもなる防縮加工を
この時手に入れるのです。

1943年には「Wrangler」の商標を持っていた
「ケーシージョーンズカンパニー」を買収します。

そして終戦後1947年「Wrangler」は誕生します。


ブルーベル社は先を走るLeeやリーバイスの
間に割って入るため、
戦略として初めからカウボーイを
ターゲットとしたジーンズを
リリースするわけです。
デザイナーは「ロデオベン(ベンジャミン
リヒテンシュタイン)」ベンは
1930年代からハリウッドで活躍。
数々の映画でウエスタンスタイルのデザインを
手掛けました。スナップボタンやアローポケットの
産みの親とも言われています。
そうして誕生した11MW。
11とはプロトタイプを意味し、MはMEN。
Wはウエスタンウェアを意味しています。

1947年のモデルはボタンフライ。本革のパッチ。
このディテール翌年には大きくかわります。

1948年には11MWZとなります。
Zとはジップのこと。
世界初のジップフライジーンズが
誕生することになるんです。
この部分は諸説ありますが
11オンスという生地に対して
初めてZIPが付いたということもあるようです。
このジップなぜ採用されたかというと、
ロデオで牛の角がボタンフロントの間に
引っかかり、
カウボーイが振り回されるという事故が起きたからと
言われています。
さらに本革のパッチは馬の鞍を守るために
塩化ビニールに変更。
さらに初めてサイレントWステッチが採用されます。
同じ年にはロデオチャンピオンの
「ジムショルダー」と契約。
この年16個あったチャンピオンシップのうち、5個の
タイトルを獲得。

Wranglerをカウボーイジーンズとして
一躍有名にしたのです。

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